むかしむかしあるところに、シンデレラという、やたら巨乳な娘がおりました。  
シンデレラはその胸のせいか何なのかは知りませんが、三人の姉達にいじめられておりました。  
シャロン「こらシンデレラ!床が汚れていますわよ!しっかり掃除をなさい!」  
マロン「こののろま!そんな物が胸に付いてるからのろまなのだ!」  
アロエ「え、えっと・・・」  
シ「さあ、この牛乳を拭いた後の雑巾を使い、キレイにしなさい」  
シンデレラ(以下ルキアのル)「そ、そんなことしたら、床が臭くなるだけじゃ」  
マ「口答えはいいのだ!さっさとやるのだ!」  
ル「うぅ・・・」  
こんなの日常茶飯事です。ルキアは恨みました。自分の運命を。そして、この胸を  
ル「・・・胸が小さいだけでなく、心まで小さいだなんて・・・」  
シ「あーーーっ!?!?何か言ったかー!?あーーーっ!?」  
ル「な、なんにも言ってません・・・」  
ア(ルキアちゃん、ごめんね・・・)  
こんな毎日がただただ過ぎていくだけでした。そんなある日のこと・・・  
 
シ「マロン姉様!見て下さいまし!今度お城で舞踏会が行われるらしいですわよ!  
これで、王子様にでも気に入られたら・・・」  
マ「これは行くしかないかもわからんね」  
ア「わーい、お祭り大好きー!」  
シ「あぁ、シンデレラ。貴女はお留守番よ」  
ル「はい・・・」  
そんなこんなで、舞踏会当日になりました  
 
〜舞踏会当日〜  
マ「じゃあ、お留守番よろしくね〜♪」  
ア「お、お土産買ってくるからね!」  
ル「ありがとう、アロエ姉さん・・・いってらっしゃいませ」  
こうして、シンデレラを除いた三人が馬車に乗り、お城へ出掛けていきました。  
ル「はぁ・・・久々に一人になれたから、気楽と言っちゃ気楽なんだけど・・・  
 舞踏会かぁ・・・いいなぁ・・・ま、私には縁の無いところね」  
ル「・・・さて、姉様達が帰ってくる前に掃除でも終わらせときますか」  
 
?「・・・・・・そんなに舞踏会に行きたいの?」  
ル「!だ、誰!?誰かいるの!?」  
?「失礼・・・」  
その時、ドロン!という音と共に、奇抜な格好の人が現われました。  
ル「・・・ど、どなたですか?」  
マラリヤ(マロンとかぶるが以下マ)「魔女」  
ル「ま、魔女!?まままま魔女が、ななななんでウウウウチに!?」  
マ「そんなに怯えなくていいわよ・・・私はただ、貴女の願いを叶えてあげようと思っただけよ」  
ル「・・・・・・へ?」  
マ「行きたいんでしょ?舞踏会」  
ル「な、なんでそんなこと」  
マ「あんな独り言、丸聞こえよ」  
ル「・・・そ、そりゃあ、私だって女の子だし、少しはそういうの興味あるわよ」  
マ「じゃあ、決まりね。まずは服装よ。ちょっと待ってなさい」  
そう言うと魔女は、持っていた杖をシンデレラに振りかざし、何やら呪文を唱えました。  
マ「カレーはやっぱりチキンカレーカレーはやっぱり(ry」  
ル「(なんか小声で言ってるー!?)っ!きゃああああ!!」  
すると、シンデレラの体を光が纏い始めました。  
 
ル「一体なんだったの・・・っあ!何コレ!?」  
そこには、美しい純白のドレスを身に纏ったシンデレラがいました。  
マ「上手くいったようね。鏡で自分の姿を見てみなさい」  
ル「すご〜い、キレ〜イ・・・私じゃ無いみたい」  
マ「・・・ドレスもそうだけど、元の素材が良いからよ」  
ル「え?あ、本当だ!シルクでスベスベ〜」  
マ「・・・そういう意味で言ったんじゃないんだけど、天然かしら」  
ル「?」  
マ「フフッ、まぁいいわ。次は馬車よ」  
ル「あ!馬車はお姉様達が乗っていってしまって、もう無いわよ」  
マ「任せなさい。そうねぇ・・・カボチャはあるかしら?」  
ル「カボチャ?カボチャなら・・・あったあった。はい」  
マ「このカボチャを馬車にするわ」  
そう言うと、魔女はまた杖を振りかざし、呪文を唱えました。  
マ「チチンプイプイ」  
ル(短縮?)  
すると、カボチャがどんどん大きくなり、あっという間に馬車になりました。  
マ「ふふ、ざっとこんなものよ」  
ル「わぁ〜!すごいすごい!」  
マ「フフッ♪」  
ル「でも、肝心の馬は?」  
マ「え?」  
ル「え?」  
マ「・・・・・・・・・」  
ル「・・・・・・・・・」  
マ「・・・あぁ、馬ね。何?馬もいないの?」  
ル「う、うん」  
マ「仕方ないわね・・・じゃあ、あそこの二人組に頼みましょう」  
 
ヤンヤン「北京オリンピックのせいって・・・マジアルか・・・」  
マ「そこの人、ちょっと待ちなさい」  
ヤ「ん?なんの用アルね、今バイト探しで忙しいアル」  
マ「日雇いのバイトをやらしてあげるわ。日給5000マジカよ」  
ヤ「ほ、本当アルか!? 即 決 」  
ル「あ、ありがとうございます・・・それで、そちらの方は?」  
どらえもん「え?俺?いやぁ、実はオレら地元のテーマパークでバイトしてたんだけど、  
 オリンピックのせいで、『パクリはダメだろ常考』ってわけで閉園しちゃったワケよ  
 んで、今はニートだよ」  
ル「はぁ・・・そうなんですか」  
マ「じゃあ、あなた達は馬になってこの馬車を城まで引いていくのよ」  
ヤ「う、馬って」  
マ「いくわよ」  
そう言うと、魔女は三度杖を(ry  
マ「さあ、これで準備万端よ」  
ル「何から何まで本当にありがとう!でも、なんでこんなにしてくれるの?」  
マ「・・・・・・ただ、暇だっただけよ」  
ル「そっか・・・・それじゃあ、そろそろ行くね」  
マ「あ、言い忘れてたけど、魔法は12時の鐘で解ける仕組みよ。  
 だから、その前に帰ってこなくちゃ駄目よ」  
ル「わかったわ。じゃあ、行ってきま〜す!バイバ〜イ!」  
 
こうして、シンデレラは馬車に乗り、舞踏会へと出掛けていきました。  
 
馬車に揺られて、シンデレラはお城へと着きました。  
ル「やっと着いた・・・ここがお城か。やっぱり間近で見ると大きいわね」  
 
ところ変わって城内の舞踏会場では、飲めや歌えやと、宴が始まっていました。  
 
「きゃあああああああ!!!王子様ーーーー!!!!」  
「こっちを向いてくださいませーーー!!!!」  
「今目が合ったわーーー!!!」  
「私、妊娠するかも・・・・・・・」  
 
王子ユリ「ははは・・・なんかすごい人気ね・・・」  
執事クララ「当たり前です。将来この国のトップとなられる人なんですから」  
ユ「んん〜〜〜・・・そんなもんかねぇ・・・」  
ク「王子のその女性のような顔つきから、男性からの人気もあるんですよ」  
ユ「・・・なんか違和感無かった?」  
ク「別に? それに、この中から将来、結婚相手となるかも知れない人がいるかもですよ」  
ユ「まだそんなの先の話でしょ〜・・・ハア・・・」  
ク「下に降りて、誰かと踊ってきたらどうです?」  
ユ「後でね、あ・と・で!・・・ん?」  
 
 
ギィィ・・・  
ユ「・・・・・・・」  
ル「(うわっ、もう始まってるよ・・・)」  
 
 
ズキュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンンンン!!!!!!!  
 
 
ザワ・・・・ザワ・・・・・・・  
ヒソヒソ・・・「誰だあれは」「見たこと無いな」「どこの子だ?」「というか・・・」  
「かなり可愛くね?」「ああ、声掛けようかな」「俺も」「おっぱいおっぱい!」  
 
ル「(うわ〜〜、なんか男の人皆、私のこと見て何か言ってる〜・・・  
 やっぱり、私なんて場違いだったんじゃ・・・)」  
 
ク「はて・・・あまり見かけない顔ですね。ねぇ王子・・・ってアレ!? 居ない!?あ!いつの間に下に!?」  
 
「キャアアア!!王子が降りてきましたわ〜〜〜!!」  
「こっちを向いてくださ〜い!」  
「王子様!ぜひとも私と一緒に踊りを!」  
 
しかし、王子はそんなの目もくれず、人波掻き分け一直線。  
 
ル「へぇ〜、アレが王子様・・・って、なんかどんどんこっち来る!!?」  
 
 

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