僕は腸が煮えくり返りそうだよ。
ここ最近、シャロンに近付く輩が増えた。
そのせいで、僕は僕でいられなくなる。
必死に抑えようとするが、神経を逆撫でする輩が後を絶えない。
君等は、シャロンは誰のものか知らないのか?
だから、僕はこのゴールデンウィークを変えてみようと思う。
幸い、アカデミー残留組は少なく、補習組は先生達主催による補習合宿に連合されるため、アカデミー残留組はぐっと少ない。
シャロン、覚悟していてほしい。
僕は本気だ。
「……なぁ。セリオスの奴、さっきからニヤニヤしてて、キモ…げふっ!」
「しーっ!お馬鹿、言っちゃダメ!」
「えーい!そこのカップルに、おーっ仕置きだぁ!」