えーっと。  
何でこんな事になってるのかというと―――。  
 
まず、私ことユリは、クララちゃんのことが大好きなわけ。  
だってクララちゃんって、おしとやかで落ち着いていて、すっごく女の子って感じなんだもん。  
そりゃ私だって女だし、女の子っぽいのには憧れるけど、自分がああなるのは絶対無理。想像できない。  
好きな男子でもできたら変わるのかな?  
そうかもしれない。  
でも、今のところそんなの考えられない。  
 
だって、大好きなクララちゃんを、今こうやって抱きしめてるんだもの。  
 
人は自分にないものを持ってる他人に憧れるものだって、先生も言ってたけど、そのせいか私はクララちゃんに憧れてたし、―――クララちゃんも私に憧れてたんだって。  
超ビックリ。だったら早く言ってよ、って感じ。  
てっきり、図書館での一件のまま、あの冷血アンドロイドと付き合ってるかと思ってたのに。  
 
私はいつもみたいに宿題のわかんないところを教えてもらおうと思って、クララちゃんの部屋に来て―――クララちゃんの気持ちがわかった瞬間、思いっきり抱きしめてたわけ。  
クララちゃんは一瞬びっくりしたみたいだったけど、おずおずと私の背中に腕を回して。ふたりで、ぎゅっと体を密着させて。  
自分の胸が圧迫されて、クララちゃんの胸の感触が伝わってくる。  
 
「ユリちゃん……」  
私の耳元でクララちゃんが囁いた。  
「あったかい……」  
私は言葉じゃなくて、クララちゃんを抱く腕の力を強くして答えた。  
うーん、ずっとこのままだったら幸せだなあ。  
でも、ふと目を開けると、目の前にはクララちゃんのやわらかそうな耳たぶ。  
えーい、ちょっといたずらしちゃえっ。  
私はクララちゃんの耳たぶにかぶりついて、舌先でなぞってみた。  
ひくっ、と体を震わせるクララちゃん。  
「だめぇ、ユリちゃん……くすぐったいよぉ」  
ううっ、カワイイよぉ。  
私はクララちゃんの耳たぶを吸ったり、舌で舐め回したりする。  
その度にクララちゃんがもぞもぞと反応するのが楽しくて、やめられないとまらない。  
「だめだめぇ……ユリちゃんだめぇ……」  
そんなコトを耳元で言われたら、やめられないもんね。  
ぺろぺろぺろり。ぺろぺろり。  
 
「だめ、もう、や……ああぁん?」  
 
う、なんか今、すごいエロい声が聞こえたけど。  
今のってクララちゃんの声? ですか?  
 
ってことは、私がクララちゃんにエッチな声を出させたってことでございましょうか?  
 
う、どうしよう。  
ほんのちょっとのイタズラのつもりだったけど、こんな声を聞いちゃったらもう止められないよ。  
私はクララちゃんの背中に回してた腕をゆるめて、唇もクララちゃんの耳たぶから離して、まぶたを閉じているクララちゃんの唇に、自分の唇を近づける。  
 
私の唇に、やわらかいものが触れた。  
 
 
 
――しちゃった!!  
キス! キス! クララちゃんとキス!!  
普通だったら「私ユリが、乙女の唇を捧げちゃいました」っていうのかもしれないけど、むしろ私がクララちゃんの唇を奪った、って感じ?  
 
なんか、やわらかい感じ……。  
 
しばらく、といってもほんの数秒だけど、二人ともそのままじっとしてた。  
私はクララちゃんの唇の感触を味わってたし、クララちゃんもそうなんだと思う。  
 
でも―――もっとクララちゃんとくっつきたい!  
 
私はクララちゃんから唇を離して―――さっきのは唇が触れただけみたいな感じだけど、今度はクララちゃんの唇をついばむみたいに、何度もキスを繰り返す。  
で、クララちゃんが油断してる間に、手のひらでクララちゃんの胸をなぞってみた。  
むにっ。  
むにむにっ……ん?  
むむっ、これは―――!?  
見かけよりもずいぶん大きいじゃないの。  
むにむにむにむにむにむにむにむに。  
私はクララに口付けをしたまま、クララちゃんのおっぱいをなぞり続けた。  
「やっ、ちょっ……」  
クララちゃんが抗議の声を挙げるけど、私はクララちゃんの口を自分の舌で塞いで、何も言わせない。  
口の中で、クララちゃんの舌を絡め取って、唇で吸い付く。  
柔らかくて、気持ちいい……。  
二人の舌が絡まるぴちゃぴちゃした音や、私がクララちゃんに吸い付くじゅるじゅるした音が耳から入ってくる。  
舌の感触だけだと、クララちゃんとこんなことをしてるなんて夢みたいなんだけど、その生々しい音を耳でも感じ取れるから、ああ、嘘じゃないんだ、って思う。  
 
っと、おっぱいを揉むのがおそろかになっちゃった。  
どうしても二つのことを一緒にするのは難しいよね。  
「……っ、ぷはぁ」  
私はクララちゃんの唇から離れ、それを解放する。  
クララちゃんの唾液が口元から垂れちゃってるけど、気にしない!  
 
私は、今度はクララちゃんのおっぱいに集中することにした。  
制服の上からでも、クララちゃんの柔らかい感触が伝わってくる。  
そして、クララちゃんの呼吸がだんだん激しくなってくる。  
吐息にエッチな声が混ざってるような気がする。  
 
「はぁはぁ……ユリちゃん、揉んじゃやだぁ……っ」  
 
そんなやらしい声で頼まれたら、なぞるどころじゃないよね。  
クララちゃんのおっぱいを揉んだり、なぞったりに加えて、時には乳首があるあたりを指先でいじったりしてみる。  
 
「あぁぁぁぁ……ユリちゃん……っはぁ、そこダメだよぉ」  
「えーっ、もっとクララちゃんのエッチな声が聞きたいよ」  
いけないっ、本心がそのまま口から出ちゃった。  
「そんな、意地悪言わないでぇっ」  
「意地悪なんかじゃないもん」  
私はクララちゃんの耳元でささやく。  
「クララちゃんのことが、好きだから……」  
そのまま、クララちゃんの耳たぶに舌を這わせる。  
クララちゃんがもう何度目かわからない、悩ましい声を上げた。  
色っぽい声を聞き続けてると、なんかこっちまで体が熱くなってくる。  
でも、今はガマン。  
自分が気持ちよくなるよりも、クララちゃんに気持ちよくなって欲しいもんね。  
 
だから、息を荒げ始めたクララちゃんのスカートの中に、手を入れてみた。  
そのまま内腿に触ると、ぴくっ、とクララちゃんの体が反応する。  
ってか、なんか、スカートの中がすごく熱い。  
触った太腿も、なんだかじめじめするような感じ。  
私は、クララちゃんのスカートをひょいっとめくってみた。  
「きゃっ」  
男子にめくられた時みたいに、あわててスカートを押さえるクララちゃん。  
でも、その一瞬の光景は私の目に焼きついた。  
水分で、てらてらと光るクララちゃんの太腿。  
それが汗とかじゃないのは、私の掌に付いた、その水分でわかる。  
それに―――スカートをめくった瞬間、あの匂いがした。  
「クララちゃん……」私はクララちゃんの耳元で言った。  
「女の子の匂いがする」  
「いやあぁぁぁっ……」  
クララちゃんはどうしようもないくらい顔を赤らめて、その場にへたり込む。  
そんなクララちゃんを、私は抱きしめて。  
「かわいい……」  
そう言いながら、私はまたクララちゃんのスカートの中に手を入れて、下着の上からクララちゃんの大事なところをなぞる。  
下着越しなのに、ソコはすっごくビショビショで……指先が触れるだけで垂れてきそうなくらい。  
熱くてびしょびしょのソコをなぞる度に、クララちゃんが甘い鳴き声を上げる。  
「すっごい濡れてる」  
「だ、だってぇ……ユリちゃんがエッチなことするんだもん……」  
そう言ってクララちゃんは、私のスカートの中に手を伸ばしてくる。  
私も、クララちゃんほどじゃないと思うけど、たぶん湿ってきてると思う。  
でも、クララちゃんは私のアソコはさわれなかった。  
私がそれどころじゃなくしてあげたから。  
そう、クララちゃんの下着の、股間の部分をずらして、秘密のくちびるをむき出しにする。  
 
そして、よくイライラした時に机を指先でトントンするみたいに、人差し指でクララちゃんのびちょびちょのくちびるをトントンする。  
トントンっていうか、指先がクララちゃんの熱くて柔らかいところに当たるたびに、ぴちゃぴちゃって水音がする。  
そして、耳元からクララちゃんの甘くていやらしい声がする。  
「あぁぁぁぁぁぁ……ユリちゃあああん……」  
私はその声を聞き続けたくて、指先がクララちゃんの液でびちょびちょになるのも構わずに、ずっとそれを続けた。  
「ユリちゃ……も、ちょっとやめ……あ?あぁぁぁぁ……?」  
クララちゃんの全身が、びくびくと震えはじめた。  
私は構わずにクララちゃんを刺激し続ける。  
そんな私の腕を、クララちゃんは両手で掴んで、止めさせる。  
「……っ、はぁ、はぁ、はぁ……」  
快感の余韻に浸ってるクララちゃんのソコを、私はまた指先でちゅぷちゅぷしはじめる。  
「ユリちゃんお願い、もうやめて……痛い……」  
「えっ」  
「爪が……」  
「え、あ、ごめん!」  
クララちゃんに気持ちよくなってもらおうと思ってるうちに、クララちゃんの柔らかいところを爪で引っかき続ける形になっちゃってたんだ。  
「ユリちゃんごめんね……私ばっかり気持ちよくなって……」  
謝る私を、すかさずフォローするクララちゃん。  
そんなことで謝られたって……ねぇ。  
困った顔をする私に、クララちゃんが手を伸ばしてきた。  
そのまま私の太腿に触ろうとするけど、力が入らないみたい。  
「ごめんなさい、もうちょっと休んだら、私もユリちゃんに触りたい……」  
「うーんどうしよ」  
私はどっちかって言うと、今のままクララちゃんにエッチなことをし続けたかった。  
 
「……おおそうだ! いいこと思いついたっと」  
アレをやってみよう。そうしよう。  
私は自分のスカートの中に手を入れて、ぱんつをずり降ろした。  
そのまま足を抜き、完全に脱ぐ。  
うっ、やっぱり濡れてる。  
自分で自分の下着が濡れてるのを見るのは、ちょっと恥ずい。  
とりあえず気にしない事にして、スカートも脱ぎ捨てる。  
クララちゃんの視線がちょっとだけ私の股間に注がれて、でもすぐに目を逸らす。  
「ユリちゃん……何するの……?」  
照れ隠しなのか、クララちゃんが質問する。  
「んふふっ、いいコト! ささっ、クララちゃんも脱いで脱いで!」  
「え……?」  
きょとんとするクララちゃんのスカートの中に手を突っ込む。  
「きゃっ」  
私はクララちゃんのぱんつを脱がせた。  
そのぱんつは、もう完全にびちょびちょ。  
絞ったら、クララちゃんのエッチな液100%が垂れてきそうなくらい。  
 
そして、私はクララちゃんのスカートをめくり上げた。  
クララちゃんは、まだうっすらと毛が生え始めたばかりだった。  
でもびちょびちょ。  
うふふ、なんかちっちゃな子がおしっこを我慢して漏らしちゃったのを見てるみたい。  
私はクララちゃんの片脚を、肩まで抱え上げた。  
そして二人の一番熱いところを重ね合わせて。  
 
あとはもう、無我夢中だった。  
 
部屋に響く水音と、二人の吐息と、クララちゃんの声。  
 
クララちゃんは激しい吐息とすごいエッチな声に紛れて、必死に私の名前を呼んでた。  
私もクララちゃんを何度も呼んでたと思う。  
「あぁぁっ、ユリちゃん……ユリちゃああんっ……!」  
「クララちゃん……クララちゃんっ……好きぃっ!」  
「ユリちゃあん……うれしい……私もぉ……っ!」  
クララちゃんの全身が、びくびくと震える。  
「ユリちゃん好きぃぃぃっ……あああああぁぁぁぁ……っ!」  
 
私はまだそこまで達してなかったけど、クララちゃんのイク声を聞いて、なんだかもう満足しちゃった。  
だから、おへその辺りまで液でヌルヌルしてるクララちゃんの横に添い寝して、なんか手持ち無沙汰だったから、クララちゃんの胸のふくらみに手を置いた。  
 
「クララちゃん、ごめんね……」  
私は、クララちゃんの胸をなでながら言った。  
胸をなでてるのは、まだクララちゃんにエッチなことがしたかったから、っていうのじゃなくて、頭を撫でてあげたかったりとか、それと同じ感じでだったと思う。  
「ユリちゃん……どうして謝るの……?」  
「うん」私は手の動きを止めないままで応えた。  
「私が男だったら、たぶんクララちゃんをもっと気持ちよくしてあげれるのかな、と思って」  
「……」  
「私、男に生まれたらよかったな……」  
そんな事を普段でもたまに考えることがあるんだけど、クララちゃんに言ったのは、これがはじめてだったかもしれない。  
 
「えーっ」  
ちょっと間を置いてから、クララちゃんは否定の声を上げた。  
「ユリちゃんが男子だなんて嫌……ユリちゃんが男子だったら、たぶんすごいかっこいいと思うけど、でもユリちゃんは女の子がいい」  
ありゃ。我ながらいいアイデアだと思うんだけどなあ。  
私は思ったことをそのままクララちゃんにぶつけてみた。  
「だって女の子同士だったら、付き合ってるって誰にも言えないし、人前でイチャイチャしてたら変な目で見られるよ?」  
「いいもん、別に」  
クララちゃんの答えは明快だった。  
「ユリちゃんが私と付き合ってくれて、イチャイチャしてくれるんだったら、付き合ってるってこと誰にも言わなくていいし、人前でイチャイチャできなくてもいいもん」  
「そっかー……」  
私は何を考えてたんだろ。  
「クララちゃんがそうだったら、やっぱり女でいいや」  
私は女の子としてクララちゃんのことが好き。それでいいんだよね。  
ありがとう、クララちゃん。  
 
「……じゃあ、これからも、人前でできないことをしてもいい?」  
「? たとえば?」  
「こ〜んな、コトぉ〜」  
クララちゃんの胸を撫で続けていた手で、そのふくらみを、わざとらしい位のやらしい手つきでもみもみさわさわした。  
「もうっ、ユリちゃんのエッチ!」  
 
とりあえず、調子いいのでもう一回!  
 

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