魔方陣から人の声が発せられた
「失礼します」
「どうぞ」
シュンッとユウはそこに現れた
「お邪魔しまーす。エヘッ♪」
「待ってたわよ、さあどうぞ」
「はいっ!」
そこは社会担当のエリーザの自室。
ここでユウはエリ−ザの指導の元、勉強を行った。
「日々の積み重ねがしっかりと身についてるわね、ユウ」
「ありがとうございます!」
「じゃあ食事にしましょう。それから続きを」
「はぁい…」
「ふふふ」
エリーザ手製の夕食を堪能したユウは賢者になるため、さらなる修行にいそしんだ。
「はいっ!今日はここまで」
「はぁ…疲れました〜」
「よくがんばってるわね、先生も誇らしいわ。夜も遅いのでシャワーを浴びて寝ましょう」
ユウは浴室に入り、一日の汚れを落とした。風呂上りにすれ違ったエリーザから
「見たい?」
「ええっ!?」
「うふふっ、冗談よ」
顔が赤くなったユウはそのままベッドに向かった
「あら?まだ起きてたの」
風呂上りの姿でエリーザは語りかけた。バスローブを纏い胸の谷間を見せ誘惑する。
「我慢しなくて…いいのよ…」
「先生…」
ぬちゃ…ぬちゃ…
淫靡な水の音が寝室に響く
「んん…」
「はぁむ…ちゅ…んん」
交わる甘い唾液と吐息が媚薬となり二人を興奮させる。
ベッドの傍に脱ぎ捨てられたバスローブとパジャマ。
エリーザはユウに覆いかぶさり首筋から乳首を唇と舌で弄ぶ。
その快楽にユウは達してしまった。
「せっ…せんせ…ああんっ!」
「うふふ♪まるで女の子みたいね」
「はぃ…せんせいが…すごくて…はあ…はあ…」
エリーザはベッドに仰向けになり、ユウを求める。
「ユウ、次は貴方の番です。私を犯してみなさい」
「は…はいっ!」
ユウは未熟な性の知識でエリーザの肢体を愛撫する。
先ほど自分がされたように、首筋にキスをする
「ああ…いいわ…その調子よ」
余った両手で彼女の乳房を揉み、指で乳頭をいじりまわす。
「はあ…ああ…ああん!いいわ、いい!…んっ!」
「先生…あぁ…」
「もう…そろそろね…来て…」
「はい…先生」
エリーザはユウの雄を膣壷に導く…繋がった
互いの体温がダイレクトに伝わる、それだけでも十分な過ぎる快感だった
「ん…んっ…」
「うんんっ!…そう…その調子よ…あぁ…」
お互いの吐く息が激しくなる。
身体から流れる汗が交じり合い下腹部の動きを加速させる。
痺れる様な快楽が2人から理性を奪っていく
「くぅ…っ!…は、あぁ…あ、あ、あはぁっ!!…あ…あぁ…あっ!…」
喜悦が部屋に響きわたる。
そこには最早、雄と雌の営みがまた一つ行われているだけである。
「ぼく…ぼく…!もう!」
「いいわ…そのまま…そのまま…なかにっ!」
「エリーザ…!はうぅぅっ!」
「んっ…あぁ!…ユウ!あああっ!ュウ!あっ!はぁぁぁっ!!………は…はぁ…あっ…あぁ…」
ユウの根はエリーザの胎内に精を放った。凄まじい痙攣が2人の身体を駆け抜ける。
脱力したユウの身体をエリーザはそっと受け止めてくれた。
「ユウ…ユウ…朝よ…起きなさい」
「んんん…あと5分…」
「仕方ないわね…はい!」
「うう…」
「うふふ、先生の朝は早いのよ。さ、食べましょう」
「はぁ〜い。もぐもぐ…うん、おいしい♪…でも先生」
「なにかしら?」
「先生は本当に大丈夫なの?何も準備していないのに…いくら安全日でも…赤ちゃんが出来たりしたら」
2人が身体を重ねる時はいつもエリーザの安全日となっている。
彼女曰く「セックスにおいて膣内に注がれる時の快楽に勝るものはないから」である。
それでもユウは心配であった。何の準備も無く、偶然にも宿したりしたら…
「私の身体のことは一番私が知ってるわ。それに…」
「それに…?」
「あなたが立派な賢者になった時…その時…妻として貴方の子を宿したいのよ」
「先生…僕、絶対立派な賢者になるよ!」
「期待してるわ。将来の旦那様♪」
「ご馳走様」
「ごちそうさま」
「さあ、早く部屋に戻りなさい」
「うん、じゃあまたね」
「ええ、また」
魔方陣から自室に帰るユウを見送る。
自室で、登校の用意をするユウは考えた
「付き合ってる事知ったら、お姉ちゃんどう思うんだろう…」
これからの賢者への道、エリーザとの関係、そして愛する姉の事を…。
END