地上のアカデミーと合流して数ヶ月が経ったある日のこと。
一際目を引く小さな集団が教室の一角に出来上がっていた。
ラスク「ジャーン!」
ユウ「なあに、これ?地図、に見えるけど?」
ラスク「うん、宝の地図だよ!地上のアカデミーの洞窟の近くにお宝が眠っているみたいなんだ!」
ユウ「お宝・・・本当にあるのかなぁ?」
ラスク「大丈夫!そのスジからの確かな情報だもん。ねえ、これから皆で探しに行こうよ。」
アロエ「面白そう!。ねえラスクくん、ミューちゃんも誘っていい?」
ラスク「え!?ミューちゃんを?ボクはいいけど・・・平気かなぁ?」
アロエ「平気平気。それじゃあ呼んでくるね〜♪」
ラスク「行っちゃった。」
ユウ「何か気になることでもあるの?」
ラスク「うん、実は・・・ひょっとしたらボク、ミューちゃんから嫌われているかもしれないんだ。」
女の子同士で年も近いこともあり、アロエとミューはすぐに仲良しになった。
ユウもラスク達より早く知り合ったのが幸いしてるのかミューと仲良さそうに見える。
ただラスクだけはミューとの距離感を感じていた。
一つ何かの話題を振れば一つだけ答えが返ってきて会話が続かない。
4人で歩いていてもラスクから一番遠いところを歩く。
ラスクが嫌われているのかも、と思うのはそういうことだった。
ユウ「ラスくん、それは・・・」
言おうとして留まった。
ユウ「そんなこと無いと思うよ。だから大丈夫。」
ラスク「そうかなぁ?」
そんな事言っているうちに二人が小走りで帰ってきた。
二人とも早く出発したそうな顔をしている。
アロエ「ミューちゃん予定大丈夫だって〜♪」
ミュー「はい。よろしくお願いしますです(ぺこっ)」
ラスク(まあこの機会に仲良くなれればいい、かな?)
ラスク「それじゃーしゅっぱーつ!」
三人「おー」
こうして四人は宝の洞窟に向かった。
途中までは特に問題なく進めた。
ラスクが最前線で囮になり、ミューが攻撃魔法を放つことで効率良く敵を倒し、
ユウは補助系の魔法が、アロエは回復系の魔法が得意なので消耗も少なく進めた。
しかし・・・
隠れているモンスターにミューが不意をつかれ、それに気がついたラスクがミューを庇う。
攻撃を浴びながらもモンスターは倒したが、勢い余ってラスクもミューも崖から転落してしまう。
とっさにラスクがミューを抱えて風の結界を張り、ほぼ無傷で着地できたものの、
相当な高さから落ち、周りの岸壁も崩れそうなのでとても登れそうにない。
仮にラスクは登ることができてもミューは女の子である。
これをよじ登るのは無理だろう。
アロエ「ミューちゃーん!ラスクくーん!」
ラスク「大丈夫〜!上手く結界張れたから無事だよー!悪いけど救助用の転移石を持ってきてくれる〜!?」
ユウ「待ってて!すぐ戻ってくるから!」
ラスク「頼んだよ〜!」
ミュー「あ、あの・・・?」
ミューがラスクに何か訴える。
ラスク「えっ?・・・ってええっ!?」
先ほどの落下の衝撃からミューを守るためにミューを抱きかかえたままだった。
ちなみにラスクが下でちょうど自分の胸にミューの頭を押し付けている形である。
ラスク「ご、ごごごごごごごごめん!あのっ!そのっ!これは・・・っ!」
ミュー「い、いえ、それより、ありがとうございます。おかげで助かったのです。」
俯いたまま、聞こえるか聞こえないかギリギリの大きさの声でお礼を言う。
ラスクもそうだがミューも相当慌てているようである。
ラスク「ととっ!とりあえず明かりつけようか!」
ラスクがマジックトーチの魔法を唱え、辺りを照らす。
ふとミューの方を見ると膝から血を流している。
ラスク「ミューちゃん怪我してるじゃない!早く治療しないと!」
ミュー「こ、このくらい大丈夫なのです。」
ラスク「ダメだよ!化膿しちゃったらどうするの!」
鞄から水筒を取り出し、傷口を丁寧に洗う。
大きめの絆創膏を貼り付けて回復の魔法をかける。
ラスク「これでOK。アロエちゃんほど上手くないけど、どう?ミューちゃん」
ミュー「はい・・・大丈・・・ぶ・・・です。」
ミューは泣き声交じりで答える。
ラスク「え?どう・・・どうしたの?」
ミュー「私の・・・せいで、ラスクくん・・・まで・・・」
ラスク「いやいや!それなら気にしないで!怪我も無いし、転移石さえ届けば脱出は簡単だし。」
ラスク「それに隠れているモンスターを見つけられなかったのは前を歩く探知魔法係のボクの責任だし。むしろ謝るのはボクの方だよ。」
ミュー「でも・・・でも・・・!」
ミューは泣き止まない。
ラスクはミューの隣に座り、背中をさすりながら「大丈夫、大丈夫だから」と繰り返す。
ラスク「落ち着いた?」
ミュー「・・・はい、本当に何から何までありがとうなのです。」
ラスク「うん。それなら良かった。」
ミュー「・・・ラスクくん。」
ミューがラスクに寄りかかる。
ラスクは少しドキっとした。
ラスク「な・・・何?」
ミュー「少し、寒い・・・です。」
ラスク「そ・・・そうだね!ここ、少し冷えるね。そうだ、シートがあるけど敷く?折り返して包れば暖かいよ。」
慌てて鞄から大きめのシートを取り出す。
クッションが入ってるので結構暖かい。
ミュー「はい。・・・あの、それなら・・・一緒に、いいですか・・・?」
ラスク「えっ!?」
ミュー「少し、怖いんです。ダメ・・・でしょうか・・・?」
ラスク「そんなことないよ!・・・もちろん・・・いいよ。」
二人でシートに包まるが、
ラスク「少し・・・足りないね。」
ミュー「じゃあ・・・」
不意にミューがラスクを押し倒し、そのままシートを被る。
ラスク「!!」
ミュー「・・・」
ラスク「あの・・・?ミューちゃん?」
ミュー「お願いです。少し、このままでいさせてください。」
先ほどと同じく、ラスクの胸に頭を沈めたまま訴える。
ラスク「・・・うん。」
ラスクもミューの背中に手を回す。
ラスク「ボクも、こうしてていい?」
ミュー「はい・・・」
顔を上げ、少しだけ笑ってミューが答える
ラスク(かわいい・・・)
思わず抱き寄せその額にキスをする。
ミュー「!?」
ラスク「ご、ごめん!ついっ!」
ミュー「いえ、いいんです。でも・・・できれば・・・口に、お願いします・・・」
トロンとした瞳でミューが答え、
そして眼を閉じた。
ラスク(ダメだよ、もう・・・我慢できない!)
上に乗っているミューと体を入れ替え、
力づくでミューの上に乗り、
右手で後頭部を押さえつけ、
強引にキスをする。
ミュー「んっ・・・」
左手で体を抱き寄せ自分の体と密着させる。
唇を離し、ミューの顔を見る。
ミュー「あ・・・」
少し名残惜しそうな顔をしてラスクの顔を見ている。
ラスクは笑ってもう一度キスをする。
お互いの舌を味わうように舌を絡めあう。
ラスク「ちょっと、いいかな。」
ミューの体を少し回し、後ろに回りこむ。
わずかに膨らんだ胸に手をかぶせ、揉みしだく。
同時にミューの秘所を弄る。
ミュー「くっ・・・ん、ああっ・・・」
甘い声がミューから漏れる。
ラスク「あ、ひょっとして感じてる?どの辺がいいのかな〜、この辺かな〜♪」
ミュー「ふあああっ・・・あんっ・・・あああぁぁ・・・」
ラスク「感じやすいのかなぁ?それとも自分で結構こういうことやってるのかなぁ?」
ミューの耳元で囁く
ミュー「・・・やってますよ。んっ・・・ラスクくんのことを・・・考えながら・・・」
ラスク「・・・っ!!」
ミューから思わぬ反撃を受け、ラスクの心臓が跳ね上がる。
ミューに体を密着させ、さらに行為を激しくする
ミュー「やあっ!・・・あんっ!ラスク・・くんのが・・・当たっているの・・・です」
ラスク「当ててるんだよ。うん、結構濡れてきたね。・・・ボクも、もう・・・挿れたいな・・・?」
再びミューの耳元で囁く。
ミュー「・・・いいですよ」
ミュー「でも・・・でも、さっきの体勢がいいです。私も・・・ラスクくんの顔がみたい・・・です。」
ラスク「うん!」
恥じらいながら求めるミューに元気に答えるラスク。
ミューをシートの上に横たえる。
ラスク「脱がすよ。」
ミュー「・・・はい」
ラスク「脱がすよ。」
ミュー「・・・はい」
スカートをたくし上げパンツを脱がす。
ラスク「あ、結構かわいいの履いてるんだ。」
ミュー「いえ、そんな、普通・・・です。」
ラスク「ん〜そういうことにしといてあげる。それじゃ足開いて。」
ミュー「ううう・・・」
ラスク「わあ、きれいな色してるね♪」
ミュー「あまり、見ないで下さい・・・恥ずかしいのです。」
ミューは両手で顔を覆う。
その手の甲も真っ赤である。余程恥ずかしいのであろう。
ラスク「ほら、ボクのも見てよ。もうドロドロだよ。」
ミューが指の間からラスクのモノを見る。
ミュー「お・・・おっきいです。」
ラスク「これがね、ここに入るんだよ♪」
先端をミューの入り口に擦り付ける。
ミュー「やあっ・・・焦らさないで下さい。ラスクくん、さっきからイジワルです。」
ラスク「ミューちゃんがかわいいのがいけないんだよ。もうちょっとこうしてようか?」
ミュー「むー・・・」
頬を膨らませ、じとーっとした目で抗議をする。
これはこれでかわいいのだが、
ミュー「いじわるなラスクくんは嫌いです(プイッ)」
ラスク「ごめんごめん、それじゃ・・・」
ズッと先端をミューの中に沈める。
ミュー「・・・んっ!」
ミューはシートを握りしめる。
ラスク「ごめんね、もうちょっとだけ我慢してね。」
ラスクのモノが少しずつ奥に侵入し、そして、
ミュー「あああああっ!」
処女膜を貫いた。
結合部から血が滴る。
眼には大粒の涙が浮かんでいる。
ラスク「大丈夫!?やっぱ痛い?」
ミュー「ち、違・・ヒック・・嬉し・・・ヒック・・んです。ラスクくんと・・ヒック・・・繋がれて・・・」
涙とよだれで顔をクシャクシャにしながらラスクに訴える。
ラスクの理性を飛ばすには十分すぎるほどの破壊力であった。
ラスク「・・・ミューちゃん!」
再びミューに強引にキスをする。
そのまま自分のペニスを突き入れ激しくピストン運動を繰り返す。
唇を離し、頬も額も耳も首筋も、いたるところを舐め、啄んでいく。
ミューもラスクの背中に手を回し、足も絡める。
ミュー「あんっあっやあぁ、あっ・・・っ!ううっ!」
ラスク「ミューちゃん・・・ミューちゃん!」
ミューは痛いとは言わないものの、時折歯を食いしばっている。
初めてここまで激しくされて痛くないはずはない。
それはラスクもわかっている。
だがラスクに理性なんて残っていなかった。
そのまま容赦無くピストン運動を続ける。
ラスク「ボク、ボクもう出そうだよ!」
ミュー「んんっ!あっ、ああっ、ラスクくん!」
ラスク「ミューちゃん・・・ミューちゃん・・・ミューちゃあああぁぁん!」
ミューの奥まで一気に突き入れる。
ミューの体がビクンと仰け反る。
そのままミューの中に射精した。
ラスク「はあ・・・はあ・・・」
ミュー「あ・・・あ・・・」
ミューは半ば放心状態になっている。
ラスクはミューにキスをして自分のペニスを引き抜く。
ミューの隠部からラスクの精液とミューの血が混ざって零れ落ちる。
ラスク「ミューちゃん・・・ボクのを出さないと」
ミューはボーっとしたまま返事をしない。
眼は宙を泳ぎ、下半身は丸出しのままである。
ラスクはミューの上体を起こし、自分に寄りかからせる。
手に魔力を集中させ、ミューの下腹部を触り、
魔力をミューの中に移動させる。
ミュー「っ!!!!」
ラスクの精液がミューの中で一つの玉になり、激しく回転しながら外に吐き出される。
ミュー「う・・・あああああああああああ!!!!」
膣壁を伝わるその感覚に絶頂し、目を見開き、大きく仰け反り、
隠部からラスクの精液と共に大量の潮を噴き出す。
ミュー「あっ・・・」
カクン、っと力が抜け、ラスクにもたれかかる。
ラスクはそのまま抱きとめた。
数分後
ミュー「むー・・・」
ラスク「どうしたの?」
ミュー「魔法使うなら言ってほしいのです。びっくりしたのです。」
ラスク「いやぁ・・・ボクもいっぱいいっぱいだったし、それに気持ちよかったでしょ?」
ミュー「・・・(赤面)。そ、それはそうと!」
ラスク「な、何?」
ミュー「最後のアレといい、随分手慣れた感じがするのです。」
ラスク「(ギクッ)き、気のせいじゃないかなぁ・・・?(汗)」
ミュー「まさか・・・ユウくん相手に経験済みなんですか!?」
ラスク「何で!?いくらユウが女の子っぽくても流石にそっちの趣味はないよ!ちゃんと女の子・・・・・・・・あ。」
ミュー「・・・アロエちゃんですね?」
ラスク「・・・はい。」
ミュー「(じとーっ)・・・浮気者(ボソッ)」
ラスク「ちょ、いやっ、別に、そんなんじゃ・・・するときはユウも一緒だし。」
ミュー「へぇ?それじゃあ・・・」
ラスクの胸にもたれ掛かりながら、
ミュー「私がラスクくんのここにいても、いいんですね?」
ラスク「・・・うん。」
ラスクはミューの肩を抱き寄せながら答える。
ミュー「あとまた皆でするときは、私も呼んで下さい。」
ラスク「え?」
ミュー「その・・・あのアロエちゃんやユウくんがどんな感じになるのかちょっと興味が・・・」
ラスク「でもいくらユウでもミューちゃんをユウに抱かれるのは嫌だなあ。」
ラスク「ミューちゃんは、その・・・ボクだけのものに・・・したい・・な。」
ミュー「ありがとうです。でもそしたらラスクくんも私だけのものにしたいのです。」
ラスク「そっか」
ミュー「はい」
ミューがラスクに抱きつく。
結局ユウ達が戻ってくるまでそのままの姿勢で待っていた。
次の日
アロエ「ねぇねぇラスク君。あの時何があったの?」
ラスク「べ、べっつにぃ、何も無いよ?」
アロエ「ふうん?あんな事故があった後なのにミューちゃんずっと幸せそうな顔してたよ〜?」
ユウ「帰りは二人とも手を繋いで一緒に帰ってたくらいだし、絶対何かあったよね〜?」
ラスク「な、何も無いったら!」
アロエ「でも不幸中の幸いだったかもね〜。ミューちゃんずっとラスク君と仲良くなりたがってたもん」
ラスク「・・・え?」
アロエ「ミューちゃんね、私とお話するといつもラスク君の話題なんだよ?」
ユウ「僕と話しててもそうだよ。綺麗なコイン貰った〜、とかラスくんがサッカーでゴール決めてた〜、とか。」
アロエ「アカデミー案内してもらった〜、とか実習で一緒の班になれた〜、とか。」
ユウ「これがまた嬉しそうに話をするんだよね。」
アロエ「ただ照れてただけなのに『嫌われているかも』って勘違いされるなんてミューちゃんかわいそう。」
ラスク「・・・?」
ラスクは洞窟探索前の二人の行動を思い出す。
ラスク「ふ、二人とも全部知ってたな〜!!!」
アロエ「ラスク君が鈍いんだよぅ」
ラスク「あうぅ〜・・・」
アロエ「だからあの洞窟で二人のあのラブラブっぷりを見てすごく安心したんだよ?」
ユウ「幸せそうだったねー、ミューちゃん。」
ラスク「ってしかも見てたの!?」
ユウ「『すぐ戻る』って言ったじゃない。」
アロエ「あまりにラブラブだったから止めちゃうのも悪いかな、って。」
ラスク「・・・・・あ・・・あ・・・(パクパク)」
アロエ「それじゃあもう一つ問題。私達少し前から付き合ってたんだけど気がついてた?」
ラスク「え?え?・・・えええええええええええええええ!?」
ユウ「だよね。」
アロエ「もうちょっと女の子の気持ちや態度に敏感にならないとねっ。ミューちゃんに嫌われちゃうかもしれないよ?」
ラスク「・・・・(真っ白)」
ミュー「ラスクくーん!」
アロエ「あ、ミューちゃんだ。それじゃあお邪魔虫はこの辺で〜♪」
ユウ「お幸せに〜」
ミュー「・・・どうしたのですか?」
ラスク「うん、軽く自己嫌悪中(溜息)」
ミュー「元気出すのです。ほら、私も宝の地図を見つけたのです。」
ラスク「え!?本当!?」
ミュー「はい、地上のアカデミーの歴史書です。ラスクくんの地図と合わせれば・・・この通りです。」
ラスク「本当だ!ミューちゃんすごい!」
ミュー「というわけでこれから行きませんか?」
ラスク「行く行く!よぉし!今度こそお宝見つけるぞぉ!」