「あーあ、しかし随分と汚しちまったな。 こりゃすぐに洗濯しないとまずいな」
レオンは、シャロンの状態に気づいていない風を装い、自分の上着を脱ぎながら、
「靴下も汚しちまってすまなかったな。 まとめて洗ってくるから脱いでくれよ」
シャロンに対してそう提案した。
「べ、別に結構ですわ。 自分で洗いますもの」
焦りながら返答するシャロンに、レオンは内心でニヤリと笑う。
「じゃあ、椅子に座ってないでさっさと行こうぜ。 はやく洗わないと染みになるぞ」
「そ、その……えっと………わ、わたくしは……、あ、足が疲れたから、しばらく座っていますわ」
シャロンは、焦りながら苦しい言い訳を口にする。
ばれない様に足を閉じてモジモジしているシャロンを見て、レオンの中にますます嗜虐心が沸いてくる。
「そうなのか? …………あ、そうだ! だったら俺がシャロンを抱えていってやるよ」
「えっ? ちょ、ちょっと何を言って――」
「ほらっ、遠慮するなって……よっ!」
「きゃあ!?」
レオンは、シャロンの制止をあえて無視して、シャロンをお姫様抱っこする。
抱えられたシャロンの足の付け根からは、椅子につながる様に粘着質の糸が引いていた。
「や、やめてっ!?」
「ん、何だこれ? ネトネトしてる……」
レオンはシャロンの抗議の声を無視しながら、いかにも今気づいた風に、
垂れている液を指で掬い、シャロンに見えるように顔の前に持ってくる。
「何だこりゃ。 お漏らしでもしたのか?」
「そ、そんなわけありませんわ!」
「そうだよな、人のことを散々変態だとか罵っておいて、
責めてる本人がお漏らししていたら、すごい変態だもんな」
「うぅっ……」
「じゃあ、本当かどうかちょっと拝見……っと」
「えっ? きゃあっ!?」
シャロンを抱えたまま器用に黒のニーソを脱がすと、
精液と一緒に白い愛液が一際目立って付着していた。
「なるほど、じゃあこれは汗ってわけか?」
「っ!? いやぁ、放して!!」
「っとと!? 危ないから暴れるなって」
腕の中でじたばたともがくシャロンを、そのまま部屋の隅にあるベッドに押し倒す。
押し倒されたシャロンは、しばらくの間ベッドの上で暴れていたが、
レオンが愛液で濡れている白色のショーツの上からシャロンの割れ目をなぞると、
ピクンと軽く痙攣した後、体に力が入らないのか急におとなしくなった。
「しかし、俺を責めただけでこんなに濡れるもんなんだな」
「ち、違いますわっ!」
「人のを足で踏みながらこんなに濡らすなんて、シャロン様ったらはしたないですわね」
「っ、う、うるさ……はぁっ!」
ショーツの下でプックリと盛り上がっている突起を刺激すると、
シャロンは全身を震えさせ抗議を続けられなくなる。
そのまま上下に動かし続けると、
クチュ、ニチュと割れ目を擦る湿った音に混じって、シャロンの喘ぎ声が響いた。
しばらくしてレオンが責める手を止めると、シャロンは全身を痙攣させながらぐったりしていた。
口元から涎をこぼしたまま、ぼうっとした視線をレオンに向ける。
「それじゃ、気持ち良くなってきたところで、シャロン様にはさっきのお返しをさせてもらおうかな」
レオンは、シャロンの片足を顔の前に持ってくる。
「……えっ、何を? …………ひゃん!」
そして、そのまま舐め始めた。
「んちゅ……んー、少し汗の味がするかな」
「ひゃあ!? や、やめ……てぇ」
足を舐められていることによる羞恥と、くすぐったさ、背筋にゾクッとくる快感、
様々な感覚が一度に流れ込んできて、シャロンの思考を白くしていく。
それでも、快楽に流されないようにギュッとシーツを掴み、
体をビクン、ビクンと痙攣させながらもなんとか耐えていた。
「どうですシャロン様、気持ち良いでしょうか?」
「はぁ、はぁ、全っ然…そんな事……ありませんわ!」
それがシャロンの精一杯の強がりであることは明らかだったが、
レオンは、特に気にせずに目の前で悶えるシャロンを見て楽しむ。
「そうですか? では、気持ちよくなってもらえる様に……」
レオンは、シャロンの足の裏を舐めながら優しく太股をさする。
「だ、だめぇ、そこ!」
「えっ、もっとですか?」
「や、やめて……あぁっ! ああぁああぁぁ!!!」
シャロンは、短く断続的な喘ぎ声を発しながら体を仰け反らせ、そのままぐったりと体を弛緩させた。
「ふあぁ…………」
「アレ? もしかしてシャロン様……おイキになった?」
レオンはぐったりとしているシャロンの耳元に口を寄せると、先程のお返しとばかりにささやく。
「まったく、足を舐められてイクなんて、シャロン様ったらどうしようもない変態ですねぇ」
レオンの言葉を聞くと、シャロンは顔に手を当てて小刻みに震え始めた。
「うっ……うぅっ、ふぇ……」
突然、シャロンの眼から堰を切ったように涙が溢れ出し、レオンを動揺させる。
常に気丈なシャロンの泣き顔を見るのは、レオンにとって初めての事だった。
「ふぇっ……ひどいですわ……ひっく……レオンの馬鹿…」
「ま、待て!? 悪かった悪かった、俺が悪かったから。 少し意地悪しただけで、何も泣かなくても」
レオンは、何とかシャロンをなだめようとして、そっと頭を撫でる。
「うぅっ、わたくし、変態だから感じるんじゃない!」
「……ごめん。 調子に乗りすぎたよ」
「ぐすっ……、わたくしがこんなに感じるのは、ひっく……レオンがしてるせいなんだから」
シャロンは、レオンの胸に顔を埋めながら途切れがちに言葉を続ける。
普段のシャロンからは、およそ考えられない光景だった。
「わたくしが嫉妬するせいで、レオンが迷惑してるのはわかってますわよ。
……でも、しょうがないじゃない、……好きなんだから。
レオンのこと、どうしようもないくらい好きなんだから!!」
シャロンは、そこで一度言葉を切ってレオンをみつめる。
「……好きなんだから、ずっと好きなままなんだから……もっと優しくしてよぅ……」
「シャロン……」
レオンは、自然とシャロンの濡れた頬を優しくなでていた。
無意識な行動だったが、不思議と驚きはなくむしろ当然のこととして納得する。
そのまま、レオンがそっと顔を近づけると、シャロンはうっすらと頬を染めながら静かに眼を閉じた。
「レオン……」
そのまま互いに唇を合わせる。 ただ触れるだけの軽いキス。
しばらく経ってレオンが唇を離すと、シャロンはぽうっとした赤い顔でレオンを見つめていた。
「俺も、ずっと好きだ」
レオンは短く、しかしはっきりとシャロンに聞こえるようにそう告げる。
そのまま再びキスをすると、シャロンもレオンに応えるように肩に両腕をまわしてきた。
口内でお互いに舌と舌を絡ませ合って、唾液を交換し合う。
沈む夕日が窓から赤く差し込む部屋の中、クチュクチュと二人が舌を絡めあう音が響いていた。
「ぷはぁっ……」
名残惜しそうにキスを止めて唇を離すと、二人の間に唾液の糸ができる。
お互いに頷くと服を脱がしあって下着姿になる。
そのままシャロンはトサッ、とベッドに横たわった。
「胸、さわるからな」
レオンは、白色の可愛いブラジャーを上にずらす。
綺麗で平べったい乳房の中心で、ピンク色をした乳首がツンと上を向いていた。
そのままシャロンの平らな乳房を優しく揉み始める。
……どちらかというと、揉むというよりはつまむという感じだった。
「その……ごめんなさい」
「ん、何が?」
「だ、だって、わたくし胸が小さ、んっ!?」
レオンはシャロンの言葉を中断するように乳首をコリコリとはさむ。
「そんなこと言うなって。 シャロンの胸すごく綺麗だし、俺はこの胸が好きなんだから」
「で、でも、だって、あっ、レオンは大きい胸の方が、いいんでしょう? はぁっ、授業中だって……」
「だからアレは違うって……」
あんまり話したくなかったけどしょうがないか、と前置きをおいてからレオンが言葉を続ける。
「あの時は、その…………シャロンのこと考えてたんだよ……」
「…………えっ?」
不思議そうにレオンを見るシャロンに対して、レオンは少し照れたように視線を逸らす。
「だから、その、前にHした時可愛かったなぁ……とか、
今度はどんなことしようかな…とか、ははっ、さすがに、本人には言えないだろ」
無理に笑おうとしたものの、シャロンからの反応が無いので気まずくなって黙ってしまう。
チラッとシャロンの方を見ると、小刻みに肩をプルプルと震わせていた。
「じゅ、授業中に何を考えているの!!
そんなことだから、いつまで経っても恥ずかしい間違いをするのよ!」
「ううっ、い、いやそんなに怒らないでくれよ」
剣幕に押されたレオンは、なだめる様にシャロンを撫でる。 瞬間、シャロンの体がビクッと震えた。
「んっ! あっ、ん、んんっ!」
「シャロン? …………ひょっとして、イッたのか?」
「はぁ、レオンが変なことを言うからですわ。 ……レオンが嬉しいこと言うから」
「シャロン……、やっぱりお前ってすごく可愛いよ」
「ま、また……それに、そんな当たり前のことに気付くのが遅すぎですわ」
「ははっ、いや、シャロンとこういう関係になる前からずっと思ってたさ」
「そ、そう、それならいいのよ。 ……ほら、さっさと続きをしましょう」
「了解っと」
ツンと上を向いた乳首の片方を舌先で転がし、もう片方の乳首を指先でキュッとつまむと、
シャロンは短く喘ぎ声を上げ、頭を仰け反らせる。
そのままお腹の部分に舌を這わせると、プルプルと小刻みに震える。
そうして、指と舌で愛撫する場所をだんだんと下げていき下腹部に辿り着く頃には、
シャロンはすっかり息も絶え絶えになっていた。
「シャロン……」
「ん……」
レオンは、濡れて透明になったショーツを脱がす事を視線で伝えると、シャロンは静かにコクンと頷く。
ゆっくりとショーツが脱がされていく。
「うわっ…すごいことになってるな…」
ショーツの中の光景に、レオンは思わず驚きとも歓喜ともとれる声を上げる。
綺麗なピンク色の割れ目から粘ついて白濁した愛液が溢れ出て、
それがショーツへと伸びて数本の糸が出来ていた。
クリトリスは赤く充血し、薄く生えそろった金色の恥毛も愛液で濡れている。
レオンが生唾を飲み込んで食い入るように眺めていると、
「あんまり見ないでちょうだい……」
恥ずかしそうに顔を真っ赤にしたシャロンに止められた。
レオンとしてはシャロンの痴態をもう少し観察していたかったが、
シャロンがどうにも恥ずかしそうなので、しょうがなく後ろにまわった。
「……これでいいのか?」
「うん、ありがとう。 ……あと」
「ん?」
「ギュッとして欲しいの。 ……その、安心できるから」
「…………あ〜、もう! 可愛いな、今畜生め!!」
辛抱堪らなくなったレオンがガバッと後ろから抱きしめる。
「んっ、ちょっと!? 苦しいですわ」
「シャロンが悪いんだからな。 そのくらい我慢しろって」
「もう、何よそれ。 ……でも、すごく暖かい……」
シャロンは安心したように眼を閉じると、そのままレオンに体をあずける。
そのやり取りに、レオンはまた思い切り抱きしめたくなったが、ぐっと堪えて愛撫に集中することにする。
抱きしめていた手をシャロンの太股の間に入れると、ピンク色の割れ目を指で軽くなぞった。
そのまま、トン、トンとリズムを取るように中指と薬指を割れ目の上で動かすと、
白く粘ついた愛液が指に絡み付いてニチッ、ニチッ、と卑猥な音をたてる。
シャロンは恥ずかしい音に身悶えしながらも、はにかむ様な表情でレオンに身を任せていた。
レオンは指が十分に濡れたことを確認すると、ゆっくりと二本の指をシャロンの膣内に埋没させていく。
ツプッ、ツププッ……
「んっ、レオンの指が入って来る……」
レオンがゆっくりと指を出し入れすると、それに合わせてシャロンの口から喘ぎ声が漏れる。
「んっ、あっ、いい…ですわ……」
本当に気持ち良いらしく、レオンの指が出入りする度に小刻みに震えていた。
「気持ち良いみたいだし、もう少し激しくするな」
出し入れしている二本の指を鉤状に曲げると、レオンは膣の浅い部分を重点的に擦る。
すると、膣内からチュプチュプと水気のある音が漏れ始める。
「あ、あっ、それ、すごっ、いい……わ」
「みたいだな、分かるか? シャロンの膣内が喜んで、すごく締め付けてる」
「そ、そんなこと、言わないで!? だ、だって、気持ち、いっ、いいんだもん」
「じゃあ、これも」
そう言ってレオンは、膣内を責めるのと同時に親指でクリトリスを擦る。
「そ、そこ弱いっ! からぁ……」
気持ちよさそうに表情を緩めているシャロンの口元から、一筋の涎が流れる。
レオンはさらに、空いている方の手でツンと尖った乳首をつまみ、首筋に吸い付くと、」
敏感に反応するシャロンの体が、レオンの腕に押さえられながら、ビクン、ビクンと反り返る。
レオンが責めを早くすると、シャロンの周期的な喘ぎも早くなっていく。
「んっ、あっ、あっ、もう、わたくし」
同時に敏感な部分を責められたシャロンは、あっという間に昇りつめていった。
「んっ、シャロンがイク時の可愛い顔、見たいな」
シャロンをいかせようと、レオンが両手で乳首とクリトリスをキュッとつまむ。
「あぁっ! イ、イク、イク、イク……イクゥ!!」
シャロンは一際大きい声をあげて反り返ると、ビクッ、ビクッ、と体を痙攣させながら昇天した。
体の痙攣に合わせて、股間からプシュッ、プシュッ、と透明な潮が噴き出す。
「すごっ、潮噴いてる……」
「ふあぁぁぁ…………」
レオンが膣内から指を引き抜くと、白く粘ついた愛液がコポッと垂れてシーツに溜まる。
シャロンが落ち着いた頃には、シーツは潮と愛液とでグショグショになっていた。
「嘘、わたくし、こんなに……、恥ずかしいですわ」
「イッてる時のシャロン、すごく可愛かったぜ」
「やだっ、レオンったら……んっ」
レオンは、シャロンの口元から垂れている涎を舌で舐めるとそのままシャロンの口内に流し込む。
そうしてまたしばらくの間、二人で深いキスを交わしていた。
キスが終わると、照れくさそうにシャロンの方から話を切り出す。
「わたくし、その、そろそろレオンと一つになりたいですわ」
「いいのか? さっきイッたばかりで辛いんじゃ……」
「大丈夫よ。 それに、その、さっきから……お尻に…か、固いのが……」
「えっ、あっ……いや、これは……あはは……」
「……わたくしだって、レオンのことを気持ち良くしてあげるんだから」
「今日はわたくしが上になりますわね」
シャロンは、レオンに跨って馬乗りになると、
肉棒の先端を自分の膣口にあてがい、ゆっくりと腰を落としていく。
ズブッ、ズブブブッ、
レオンの肉棒がゆっくりとシャロンの中へと埋没していく。
「んっ、あぁぁ、レオンのが、入ってきますわ……」
「っ、あぁ、シャロン……」
そのままシャロンが腰を落としていくと、レオンの肉棒を根元までピッタリと包み込む。
「レオンのが、奥まで……届いてる」
シャロンは根元まで完全に入ったことを確認すると、
愛しい物の形を確かめるかのようにレオンの肉棒をキュッと締め付ける。
「くっ、うぁっ!? シャロン、そんなに締め付けられると……」
「んっ、締め付けられると、どうなるのかしら?」
自分の下で喘ぐレオンを見ながら、シャロンは嬉しそうにキュッ、キュッとリズム良く締め付ける。
その度に、膣内の無数の肉ヒダがねっとりと絡みつき、不規則な動きでレオンの肉棒を刺激する。
気持ち良いとしか表現できないその動きが、レオンにとっては致命的だった。
入れたばかりにもかかわらず、一気に射精感がこみ上げてくる。
シャロンを止めようとして腰に手をまわした所で限界だった。
「くっ……もう無理、……出る!」
「えっ? レオン?」
ビュクッ! ビュクッ!
突き抜けるような快感とともに、2回目の射精が始まる。
「あっ……嘘、熱…い」
「うっ…シャロン……」
レオンは、無意識の内にシャロンの腰を引き寄せると、さらに奥の方に精液を吐き出す。
ドプッ、ドプッ
射精の度に膣内がまるで精液を搾り取るように蠢き、さらに射精を促す。
そのせいか、一度射精したにもかかわらず大量の精液がシャロンの膣内に吐き出される。
「あぁ…レオンの…が…いっぱい……出てる…」
「あっ……あぁっ…」
長い射精が終わるまでの間、シャロンは熱い迸りを受ける度に快感に身を震わせていた。
「はぁっ、はぁっ……ぐぇっ!?」
射精し終えたレオンが荒い息を吐きながら呼吸を整えていると、急に下腹部に重さがかかる。
恐る恐る上の方に眼を向けると、半眼でシャロンが睨みつけていた。
「いや、その…ごめ――」
「早過ぎですわ」
「うっ…」
「しかも勝手に中に出すし」
「うぅっ…」
「まだわたくしは全然満足してないのに」
「……ごめん」
「もう終わりなの?」
「本当にごめん!」
「もういい、どうせわたくしなんて……」
「ま、待ってくれよ。 埋め合わせは何でもするからさ、だから――」
シャロンが拗ねる様にそっぽを向くと、レオンは慌てて縋るようにシャロンの腕を掴む。
「ぷっ、レオンったらそんなに慌てて。 ……冗談ですわよ」
掴まれたシャロンの方は、レオンの狼狽振りに思わず吹き出していた。
「えっ?」
「別にわたくしは怒ってなんかいませんわ」
「……ほんとに?」
「えぇ、一緒に気持ち良くなれなかったのは残念ですけど、
……その、レオンはわたくしで感じてくれたんでしょう、それなら怒れませんわ」
「でも、勝手に中に出しちまったし…」
「今日は危険な日じゃないから別に大丈夫よ」
シャロンは、未だに申し訳なさそうなレオンの頬に嬉しそうにキスをすると、耳元で囁く。
「それに、レオンに出されてる時って、暖かくてすごく幸せな気分になるの」
そう言って、少し悪戯っぽく笑いながらレオンのものが入ったままになっている下腹部をさする。
その仕草は、本当に幸福感に満ち溢れている様だった。
「……それに、そろそろ洗濯しに行かないといけなかったし、丁度良かったのよ…」
シャロンは少しだけ寂しそうな表情をした後、レオンの上から降りる。
ガシッ!
「…レオン?」
降りようとしたシャロンの腕を、レオンはしっかりと掴んでいた。
「まだ、終わりじゃないさ」
「でも、レオ、んっ!?」
ズンッ!
突然の突き上げに、困惑していたシャロンの表情が快楽に歪む。
「えっ、あっ?…レオンの、硬い、どう…して?」
「どうしてって、シャロンに…好きな娘にあんな寂しそうな表情させて、そのままにしたら男じゃねぇ。
というわけで、覚悟しろよ。 シャロンが満足するまで放さないからな」
「そんな、いきなり……ああっ!」
レオンはシャロンの指に自分の指を絡めて、両手を合わせる格好にするとそのまま下からシャロンを突き上げる。
「あっ、ああっ、すごい、レオンのが、奥まできてるぅ」
シャロンを突き上げると、パンパンという小気味の良い音が部屋に響いた。
「わ、わたくしだって、負けないんだから……」
シャロンも負けじと両手を支えにして上下に腰を降り始める。
ドロドロになった膣内でレオンの肉棒をリズムよく締めつけると、膣肉が奥へと誘うように蟲惑的に蠢く。
「うっ、シャロンの膣内、すげー気持ちいい。 吸い取られるみたいだ……」
「あっ、レオンのも、すごく深くて、はぁ、気持ちいいっ!」
お互いに時を忘れたように、ただひたすら互いの性器を擦り合わせる動作を繰り返す。
二人の結合部からは、愛液と精液が混じり合い白く泡立った液が溢れ出し、二人の陰部を白く染めていた。
「はぁっ! わたくし、おかしくなりそうですわ」
「あぁ、おかしくなっても大丈夫だから、我慢するなよ」
レオンは、突き上げる角度を微妙に変えると、膣の浅い部分に何度も肉棒を擦りつける。
「ひぁっ!? そ、そこ、弱いから、突いちゃだめぇ!!」
感じる部分を刺激されてシャロンが歓喜の悲鳴を上げる。
さらに挿入を続けると、シャロンの膣からプシュッ、プシュッ、と体液が飛び出した。
「らめぇ、わたくしっ、イク、イク、イッちゃう!!」
同時に、膣内が小刻みに痙攣してレオンの肉棒に絶妙な刺激を与える。
「くっ、俺もまた、出るっ!!」
「うんっ、このまま! このまま中で一緒にぃ……ああぁああ!!」
ドクンッ! ドクンッ!
絶頂の瞬間、お互いに性器を押しつけ合うようにして深くつながる。
それと同時に、レオンの肉棒から熱い精液の塊が飛び出し、シャロンの子宮内を叩く。
「あっ、あぁ…レオンのが、また、いっぱい……」
精液がシャロンの子宮に注ぎ込まれる度に、二人とも快感に身を震わせていた。
「はぁ……、これで満足したか?」
本日数回目とは思えない長い射精を終えると、息を整えたレオンがシャロンに尋ねる。
「え、ええ……、十分ですわ」
十分とは言ったものの、しばらく経っても何故かシャロンはレオンから降りようとはしなかった。
レオンが訝しげにシャロンの顔を覗き込むと、何やら口をもごもごさせながら眼をそらす。
「シャロン? ……もしかして、まだ足りない……とか?」
「そ、そんなこと無いわよ!? …………べ、別にやめたっていいんだから」
シャロンは微妙におかしな返答をすると、うー、と唸り声を上げながらチラッとレオンを見る。
……シャロンが素直に言えない時の癖だった。
やれやれ、とレオンは心の中で苦笑する。
(まぁ、こういう所が可愛いんだけどな……)
言うとシャロンはムキになって否定しそうなので口には出さない。
しかしこのままじっとしていても埒があかないので、レオンの方から話を振ることにした。
「あぁ〜、俺はまだちょっと足りないかな」
「し、仕方ないわねぇ。 レオンがどうしてもって言うなら……」
「ははっ、付き合ってくれてありがと、シャロン……」
レオンは、上体を起こすと対面座位の格好になる。
そのまま間近でシャロンを見つめると、シャロンの方からキスをせがんできた。
お互いに唇を合わせると、どちらからともなく舌を絡ませ合う。
「んっ、ちゅ、んぅっ……あんっ」
硬くしこった乳首を指で弾くと、キスを続けたままシャロンが身じろぎする。
「ふっ、んっ、んん〜、ちゅぷ、ん…ちゅっ」
胸への責めを激しくすると、それに比例するようにシャロンも激しく舌を絡ませてきた。
「ぷはっ、あ……んんっ、レオン……もう、大丈夫だから、ぁっ」
胸ばかりを責められたシャロンが、切なそうにレオンにしなだれかかる。
つながったままの下腹部も、レオンを急かす様に淫らに動いていた。
「んっ、分かった、俺も回復したし。 ……今度はゆっくりしような」
形の良いシャロンのお尻を両手でがっしりと掴むと、
レオンは、ゆっくりと円を描くように挿入を開始する。
「あっ、ああっ、すごいっ、膣内が、掻き混ぜられてる…」
グチュ、グチュ、グチュ、グチュ
二度の射精ですでにドロドロになっている膣内を掻き回すと、
粘度の高い湿った音が二人の結合部から漏れる。
奥の方まで掻き回すと、先端がコツンと硬い部分にぶつかった。
そのまま、グリグリと先端で刺激するとシャロンが身悶えする。
「あぁ! んっ! レオンの、大きいのが……奥に、奥に当たってますわ!」
子宮口を刺激されて切ないのか、シャロンはレオンの動きに合わせて腰をくねくねと動かす。
顔は完全に緩みきって、目はとろんとして、口元からはだらしなく涎をこぼしていた。
「シャロンって、随分といやらしくなったよな。 ……すごくエッチな顔してる」
「わたくしを、んっ…こんな風にしたのは、レオンじゃない! ……何か文句でもあるの?」
「文句なんてあるわけ無いだろ。 ……愛してるよシャロン、今も…すごく興奮してる」
「馬鹿っ! こんな時だけ、あっ、愛してるなんて、言われても、あ、あぁ!
……ぜ、全然嬉しくなんかないんだからぁ、……あ、ああぁぁあぁっ!!!」
軽く達したのか、シャロンは全身を震わせると両足をレオンの腰にまわしてギュッとしがみつく。
「じゃあ、もう言わない」
「……………………もっと、言ってよ」
「冗談だって。 止めろって言われても絶対に止めてやんない、シャロン…愛してるからな」
「んっ、レオン! レオンッ!! わたくしも、ひっく……愛してますわ!!」
感極まったのか、シャロンはぽろぽろと涙を零しながらレオンに抱きつく。
そのままレオンに口付けすると、激しく情熱的に舌を絡みつかせた。
それと同時に、腰の動きも快楽を貪る様に激しく上下に動く。
「ん、んっ…んんっ! レオン……レオン!」
「ぷはぁっ! まったく、今日のシャロンは泣き虫だな」
「だ、だって、わたくし、さっきからずっとイキッぱなしで……頭が真っ白で」
「そんなに激しく動かれると、また俺イッちまうって」
「うん…うんっ! 来て、イッていいからわたくしの膣内に来て!」
レオンは、シャロンに負けないくらいきつく抱きしめ返すと、激しく腰を叩きつける。
ジュプッ! ジュプッ! ジュプッ! ジュプッ!
お互いの接合部からは、一際大きな音が漏れる。
二人とも限界に向けて最後のスパートをかけた。
「レオンッ! レオンッ!!」
「シャロン! 俺、もう……イク!!」
射精の瞬間、レオンは腰を奥深くに突き入れると、シャロンの耳元で囁く。
「シャロン……ずっと、愛してる」
「あっ、ああっ、レオ…んっ! んんっ!!」
シャロンが何かを言おうとする前に、キスで口を塞いだ。
ドクッ、ドクッ、ドクッ、ドクッ
そのまま、シャロンの奥深くに射精を始める。
「んっ、んんっ………ふあああぁぁぁ…」
シャロンは、レオンに口を塞がれたまま恍惚とした表情で射精を受け止めていた。
精液をすべて出し終わると、レオンは塞いでいた口を解放する。
そのままお互いにドサッとベッドに倒れ込むと、シャロンが
「わたくしも……ずっと、愛してますわ」
幸せいっぱいの声で囁いているのを、うっすらとした意識の中で聞いていた。
お互いにしばらくの間抱き合った後、ゆっくりと結合を解く。
肉棒を引き抜くと、これまで出した分の精液が膣内からドロッと零れ落ちてきた。
三回も膣内に出したせいか、大量に零れ落ちてシーツに溜まる。
「…こんなにいっぱい。 もう、レオンったら……出し過ぎですわ」
シャロンは、無意識に手で掬うと面白そうに指で弄んだあと、口に運ぶ。
膝立ちで股から白い液を滴らせながらチロッと舌で精液を舐める仕草が、またひどく淫猥だった。
「なぁ、シャロン……」
「……何かしら?」
「その、そんな姿を見せられると…なんだ、その……またしたくなってきた…んだけど」
「えっ? ……あっ!?」
シャロンが驚いて、レオンの下腹部を見ると、
先程出して萎えたはずなのに、いつの間にかまたギンギンに張り詰めていた。
「……わ、わたくしは、きょ、今日はこのくらいにしておこうかしら」
「なぁ、頼むよシャロン!」
「うぅ〜、……も、もう、分かったわよ。 じゃあ、愛し――」
「愛してるシャロン!!」
「あっ、そんなにがっつかないでよ……ああんっ!」
――再び行為の場所となった部屋の中、
完全に忘れられた上着とニーソックスが、部屋の隅でカピカピに乾いていた。
―――― 終わり ――――