外はすっかり真っ暗で、時計はもう12時を回っていた。  
昼間武器を売っていたドワ−フ達や、ラジア−タに攻め込む為の作戦や訓練に勤しんでいた  
エルフたちも寝静まっており、ヘレンシア砦は静寂に包まれていた。  
ジャックは荷物置きのような自室に簡単の作られたベッドの上に寝転んでいた。  
 
いつもならすぐにでも眠るに入れるのに何故か今日だけはなかなか寝付けなかった。  
明日もきっと忙しいのだから、早く眠らないといけない。  
なのにそう思えば思うほど、天井にぶら下がっている鳥かごに入れられている光るブタの  
キィキィという鳴声が耳について離れなかった。  
(あ〜〜、イライラする・・・)  
何度も寝返りを打つが眠気は一向に訪れてくれない。  
・・・・そんな時だった。  
コンコン。  
扉をノックする音。誰だ、こんな時間に。  
「ど−ぞ?」  
そう答えると、カチャリ・・・と静かに扉が開いた。  
「夜遅くにすまないな」  
入ってきたのはこの砦で唯一ジャックと同じ種族の人間、リドリ−だった。  
トレ−ドマ−クのツインテ−ルは解いていて、肩の飾りや重苦しいガントレッドも外しているという  
普段からを考えるととても楽な格好だった。  
「ん、どうしたんだよ。こんな時間に」  
そう言いながら身体を起こし、靴を履いた。  
リドリ−を見やると、なんとなく悩んでいるような・・・顔をしていた。  
「ジャック、お、お願いがあるんだが・・・」  
 
「なんだよ、どうしたんだ?」  
リドリ−らしくない。少し俯く彼女の顔を覗き込む。  
「少し、ついて来てもらいたいところがあるのだが・・・」  
(ついて来て欲しい所?・・・こんなに悩んでるってコトは・・・)  
「・・・トイレか?」  
「アホ!違うわ!!」  
真っ赤になって顔をあげる。その顔は否定でいっぱいだった。  
「え〜、じゃぁなんなんだよ」  
コホン、と咳払いをしジャックの顔を見た。  
「緑内京の奥に大きな泉があるだろう。そこまでついて来てくれないか?」  
泉?こんな時間に?釣りでもするつもりなのかと思ったが、即座に「釣りではないからな」  
と言われた。  
「いいけど。じゃあ何しにいくんだよ」  
「水浴びがしたくてな。他のエルフにも頼みずらくて・・・それでお前に頼みにきたんだ。」  
(水浴びってコトは風呂入るってコトだよな。・・・て、オイ。ちょっと待て。)  
「お前さぁ・・・恥じらいと言うか、ちょっとは俺に警戒するとかねぇの?」  
覗かれる〜とかさぁ、と、少し呆れてジャックは言った。しかし、  
「そんなもの、お前がしっかり覗かないように気を張っていればいいだけの事じゃないか。」  
と、言い捨てられた。ハァ〜と溜息をつく。  
「お前さぁ・・・俺のこと男だと思ってねぇだろ」  
普通なら異性に言われるとドキリとする質問だがリドリ−は考える事無く「何言ってるんだ、お前は  
男だろう。」と答え、部屋から出て行った。  
(アイツ、意味解ってねぇ〜)  
声に出して言いたかったが、リドリ−に聞こえると何かと面倒なことになりそうだったので  
心の中に終い込み、念のため剣だけ持ってリドリ−の後を追った。  
 
外はとても静かだった。  
多だ虫たちがコロコロと鳴いているだけで。  
エネミ−もあまりいなかったので二人はすぐに目的地につくことが出来た。  
森を抜けるとすぐに泉が視界に広がった。  
風がサアアと翔けると森の木々は揺れ、水面に浮かぶ月の影もゆれた。  
腰掛けるのにちょうどいい場所を見つけた。  
「俺はココで待ってるから早く入って来いよ。」  
「う、うん・・・」  
リドリ−は脱衣できるような場所を探した。すると泉のすぐそばに大きな岩を見つけた。  
「覗くなよ」  
「わ、わかってるって」  
岩にリドリ−が隠れたのを見て、ジャックは少し安心した。こんな真夜中に二人きりで理性が持つハズがない。  
しかもジャックにとってリドリ−は想い人。こんなにオイシく、辛いシチュエ−ションはまず無い。  
心臓が出てきそうな位にどきどきしている。ついて来たことに少し後悔していた。  
 
しかし、安心したのも束の間、新たな試練がジャックを襲った。  
今リドリ−がいる場所は、そうジャックからは離れていなかった。  
それにここは静か過ぎる。聞こえる音といったら風に揺れる木々の音。  
次に聞こえてくるのは・・・。  
パシャリ・・・チャポン・・・  
リドリ−が泉の中に入る音。  
 
「ふぅ・・・」  
リドリ−が泉の中を移動する度、長い髪が水面を突き、雫が垂れる。  
ひんやりとした感覚が全身に染み渡る。  
それがとても心地よい。  
リドリ−はちょうど岩のおかげでジャックからは見えない位置にいた。  
やはり少しは気にかかるが彼の姿は見えない、勿論相手からも見えないはずなので安心していた。  
・・・・それが迂闊だったのかもしれない。  
 
(うっわ〜、どうしよう俺。この状況は男としてどうよ?)  
ジャックは悩んでいた。ものすごく悩んでいた。  
(今、自分は泉に背を向けてるから具体的な位置はわからないけど  
多分リドリ−は近くに居ることは間違いないっ!しかも裸でっっ!!)  
とか、  
(でもリドリ−には「覗くな」って釘さされてるしなぁ。でも、よく考えてみたら  
男の俺に「覗くな」って言うほうが間違ってんだよ。)  
ウンウン、と一人で納得し頷くとくるりと振り向き、少し背を低くしながら  
リドリ−が居るであろう水が跳ねる音のする方へゆっくり赴いた。  
(要はバレなきゃいいんだよ。バレなきゃ。)  
リドリ−が脱衣していた岩までたどり着くと、身を隠しひっそりと泉を覗き込む。  
 
そこにはこの世のものとは思えない位美しい   女がいた。  
とてもスラリとしていて、水滴が月光を反射しとても輝いていた。  
まるで女神のよう。神秘的だった。  
 
しかし、神秘的な反面とても官能的だった。  
皇かな肌、腰のライン、普段ではわからない胸の膨らみ・・・。  
初めてでは無かったが、リドリ−の全てがジャックを刺激した。  
 
(うわ〜〜〜・・・・・)  
完全に魅入ってしまっていた。  
しかしそのせいで手にもっていた剣をうっかり落としてしまった。  
「あ」  
ゴトリ。鈍い音が鳴る。  
リドリ−は当然その音に気付いた。  
「誰だっ?!」  
音の方にリドリ−は振り向く。  
(やっべ〜〜!!!!!)  
冷や汗がたらたら垂れる。  
「まさか・・・ジャック、か?」  
水気の無い所に置いていた大き目のタオルを手に取り胸を隠す。  
少し怖かったが少しずつ近づいた。  
そこには、良く知っている栗色の頭が・・・  
「――――ジャック!!」  
リドリーの目の色が変わる。手が怒りのせいで震えている。  
(やっばい、このままじゃ確実に殺される。)  
この時ジャックの頭にあった多分、生き延びられるであろう方法は多だ一つ。  
―――――リドリ−を雰囲気で流してしまおう――――――  
「あれほど言ったのに!!お前という―――」  
「奴は」と言うとしたであろうリドリ−の口を自分の唇で塞ぐ。  
突然の行動にリドリ−は暴れるがしっかり腕を握られているため動けない。  
ただ塞ぐためだけのその行為は、だんだん深いものに変わっていった。  
 
「んんっ…」  
ジャックはリドリーの唇を割り舌を侵入させてきた。  
抵抗する彼女の舌を捕らえ絡ませてくる。  
その都度クチュリ、といやらしい音が二人の耳に届く。  
ゆっくりと唇を離すとツ…と銀色の糸が引いた。  
「ジャ…ック…!?」  
顔を赤らめはあはあと苦しそうに息をするリドリー。  
瞳を見つめながら、ジャックはリドリーが胸を隠すために握っていたタオルを取った。  
「な、何を…!」  
タオルを水気の無い陸地に敷く…というより放り投げその上に  
もう身を隠す術を失ったリドリーを寝かした。  
その上に覆いかぶさる。  
「リドリー、ごめん。俺、もう我慢出来ねぇ。」  
「あんな…綺麗なリドリー見せられたら…誰だって我慢できねーよ」  
そう言ってジャックはもう一度、今度は触れる程度にリドリーに口付けた。  
「や、だ…ジャック…ぅ」  
生まれたままの姿を、まじまじと見られられ恥ずかしさのあまり身を捩るがジャックはそんなものもお構い無しに  
リドリーの胸に顔を埋めた。  
唇を近づけチュっと吸う。そこには紅い愛の痕が残った。唇を離すと両方の手を延ばし方胸をゆっくり揉みしだいた。  
乳首を中心的に指でいじり、弾く。  
「やっ…あぁ…!!」  
ピクリとリドリーは反応する。  
熱い吐息が頬を掠める。  
目をきゅっと瞑りジャックの服をギュッと握りしめる。  
そんな反応にジャックは嬉しくなり片方の手を離し替わりに口で吸いついた。  
手と同じように乳首を中心的に攻める。  
「やっあぁ……!」  
「声、出していいんだぜ?どうせ聞いてんのは俺だけなんだし」  
そう言ってジャックはわざと胸への愛撫を激しくする。  
 
「あぁあ…!」  
愛撫に耐えきれずリドリーの目尻に涙が浮かぶ。  
ジャックは空いている方の手で下腹部をやわやわと撫でて行き、  
やがて男を受け入れる場所へとたどり着いた。  
うっすら生える茂みをかき分けながら  
ジャックの指は新たな愛撫を始める。  
チュク…  
人差し指でゆっくりと楕円を描くように撫でていく  
「いやっ、いやあ」  
その指にはリドリーの愛液が絡みついていった。  
「なんだかんだ言ったってやっぱり感じてんじゃんか。  
ほら、もうこんなん」  
月の光でテラテラといやらしく光る指をリドリーに見せつける。  
「…っ!た、タダで済むと、おもうなよ…!」  
顔を真っ赤にし涙の潤む瞳で睨みつけてもそれはまったくの逆効果で  
ジャックの興奮をただ煽るだけだった。  
「その威勢今日はどこまで持つだろうな〜?」  
にやりと意地悪く笑ってみせると胸の愛撫を止め、  
さっきまで指で愛撫していた場所に顔を持っていった。  
「…っ!まさか」  
足をM字に曲げ大きく開脚させる。  
リドリーの愛液で濡れているそこに、舌を這わした。  
「ひゃあぁあぁあ!!」  
身体中に電撃のようなものが駆け巡る。  
気の狂いそうな快楽に負けそうになりそれに  
抵抗するようにジャックの髪を掴む。  
掴まれて少し痛かったがそんなものお構いなく刺激を与えて行く。  
 
プクリと勃起している豆を中心的に攻めたてる。  
攻めながらも膣内に舌を差し込む。  
いやらしい音が更に響く。  
「はあ、ん…ふぅ…っ」  
甘い声がリドリーの口から漏れる。  
さっきまで反抗的だった態度とは打って変わって今は、  
ジャックが与える快感に酔っていた。  
「もぉ・・・っ、ダメぇ・・・!」  
プルリ、と体が震える。  
一際大きい声で叫んだ。  
「なんだよもうイッたのか。今日は感じ易いな。」  
リドリ−の愛液べとべとになった指をキレイに舐めていく。  
リドリ−は足を開いたまま、まだついさっきの快感に浸っていた。  
つっぱった足先がプルプルと震えている。  
「リドリ−、次は俺も気持ちよくしてくれよな」  
カチャカチャとベルトを外し、大きくそそり立った自分のソレを取り出した。  
「・・・っあ」  
リドリ−が小さく唸る。  
開いたままの足を両手で支え、さっきまで弄っていた場所に宛がう。  
クチュリ、と小さく音を立てる。  
 
 
 
 
 
 

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