最終巻 玲香タソ死亡の時のちょっとおまけ話
玲香「私……夢を見たの……
雪が舞い降りる中……一番大好きな人に初めてのキスをしてもらう夢……」
綾人「ゆ、雪か―
さすがに夏の南の島で雪は無理じゃねーかな
でも 」
静かに口をあわせるふたり……
綾人「なぁ、玲香…」
玲香「なに、綾人ちゃん…」
綾人「玲香、お前の命もう長くないんだがら、この際・・・・・し、・・・・・」
玲香「なに、しって」
綾人(でっ、でもここで言わなきゃ、もう玲香とは多分出来ないだろうし)
綾人「おっし!」
玲香「……」
綾人「…しよう、玲香!
玲香が東京出る前言ってたこと……」
玲香「あっ…えっ、……えぇ、あれはただの冗談のつもりで」
綾人「でも、2000年間の転生の中で玲香は、人にずっと利用されて、不幸を歩み続けて
俺も人じゃなかった」
玲香「えっ…そんなどうして、人じゃないって」
綾人「は、遥さんから教えられたんだ、俺は奏者の遺体から作られた、それに、嘘の
記憶を入れられてだから、今までの記憶は全部ウソに近いんだ…」
玲香「そうなんだ、……でも!今、私の目の前にいるのは、私が一番好きな人
死ぬ前に悔いは残したくない、私は綾人ちゃんが好き」