「・・・・・・仁・・・」  
マリアは呼吸を落ち着かせると余韻に浸るように抱きついて、仁の胸元に擦り寄った。  
そんなマリアの前髪が仁を刺激する。  
「っん!・・・マリア・・・・くすぐったいよ・・・」  
「ふふっ・・じゃあこれは?」  
悪戯っぽくそう言うと、仁の胸元にキスしていく。  
「お、おい?・・・・な・・・」  
マリアはわざと仁の乳首に何回もキスした。  
「クスッ・・・・さっきのおかえしよ・・・・・ちゅっ、ちゅっ・・・」  
「ちょっ・・・・こら・・・やめろって・・・・」  
「男の子でも、ここ気持ちいいんだ・・・」  
普段は見せないマリアの、その愛らしい仕種が仁を悦ばせた。  
「・・・・あ!?」  
不意にマリアの膣で、段々と小さくなりつつあった仁のペニスが、また大きくなるのを感じた。  
(やべ・・・・マリアが変なコトするから・・・)  
 
「・・・ご、ごめん・・・・なんかオレ・・・また・・・・」  
恥かしそうに視線をずらす仁。  
そんな仁を見て、微笑して抱きつくマリア。  
「・・・いいよ・・・・仁がしたいなら・・・・私・・・」  
マリアは頬を赤く染めながらやさしく微笑んだ。  
「じゃあ今度は・・・・こっちから・・・」  
そう言うと仁はペニスを抜き取り、マリアの足を取って後ろ向きにさせ、お尻を持ち上げようとした。  
「・・・・え?ちょっ・・・やんっ」  
「もっとお尻を突き出して・・・足開けよ・・・」  
マリアは耳まで赤くなりながらお尻を震わせ、おずおずと足を開いていく。  
「こ・・・・こう?・・・」  
その秘部からはさっき膣内に出した精液が溢れてきていた。  
(オレ・・・こんなに出したんだ・・・なんか・・・すげえエロい・・・)  
「・・・っ仁・・・こんな格好・・・は、恥かしい・・・・」  
 
仁は立ち上がると四つん這いになったマリアの秘部へ、さっき射精したばかりなのに未だ硬く勃起している  
ペニスを、後ろから宛がう。  
突き出されたマリアのおしりを優しく撫で、ペニスの先へにちゅにちゅっと愛液を擦り付けた。  
「っぁ・・・・あ・・・・ん・・・じ、仁・・・」  
後ろからの恥かしさにマリアは腰をくねくねと動かして身悶えする。  
しかしその仕草が仁には誘うように見えて、たまらなくなる。  
「マリア・・・・っん!」  
我慢できなくなった仁は、一気にマリアのヴァギナにペニスを突き入れた。  
「はぁん!ああぁぁあああっ!!」  
その途端、にぢゅっ・・・と膣から愛液と精液の混ざり合った液が、いやらしい音を立てて溢れ飛んだ。  
 
仁は円を描くように腰をグラインドさせ、その快感を楽しむように動きを激しくする。  
「あぁっ!!はぁんっ・・・あっ・・・・やぁっ!」  
マリアは恍惚の表情で甘い喘ぎ声を漏らす。  
仁が腰を討ちつける度に、ぷるぷると波打つマリアの幼いおしり。  
マリアは段々と身体を支えていた腕に力が入らなくなり、いつしか仁に組敷かれるように責められていた。  
(うわぁ・・・こ・・こんなに・・・)  
視線を下げた仁の目に、マリアのかわいい菊門の下でペニスをくわえ込み、出し入れする度に捲れるように  
盛り上がる秘肉がにちゃにちゃっと淫靡に映る。  
「マリア・・気持ちいいか?」  
「あっ・・・あぁん・・・・んんっ・・・・いいぃっ・・・・き・・・気持ちいいのぉ・・・あはぁぁんっ・・・」  
仁がマリアを突き立てる度に、ベットがギシギシと音を立てる。  
マリアも無意識に、仁に合わせるように腰を使っていた。  
「あん!あっ、あ・・・・ああんっ!ら、らめぇ!!おかし・・く・・・・っ・・おかしくなっちゃうぅ!」  
二人にはもはや周りの事など気にも出来ないほど、愛欲にのめり込んでいった。  
 
仁は限界に向けての腰の動きがさらに加速していく。  
「んあっ・・・ああん!こ、これちゃ・・・よぉ・・・ぅああっ!」  
激しすぎる仁の責めに翻弄されるマリア。  
仁は後ろから抱き付いて、その背中越しに胸を鷲掴んで揉み上げる。  
「っは・・・・あんっ!・・あ・・・・あはぁんっ!!」  
そしてそのまま上体を起こし、抱えるようにお尻を掴んで持ち上げる。  
「ふあっ!・・・・ああぁっっ!!」  
するとさらにペニスが深く挿入され、仁はそのまま下から突き上げた。  
仁はさらに激しく腰を動かし、マリアもそれに答え淫靡に腰を振る。  
二人の快感がこみ上げ、急激に高まっていく。  
「くはぁっ!マ、マリア・・・オレ・・・・も、もう・・・・っ・・・・!!」  
「んぁぁっ!い・・・っあ!・・・き・・・きてっ・・・あふっ・・・あっ・・・い・・いっしょ・・・・一緒にっ!!」  
 
その途端マリアの膣が搾り取ろうとするかのようにきゅうっと締まる。  
「マ、マリア・・・はっ・・・はっ・・・っく!・・・マリア!!」  
「あっ、あっ、あっ、ひっ・・・・い、イクっ・・・イっちゃっ!!・・・・・ふあああああぁぁぁぁぁっ!!!!」  
 
どぴゅっ!!どぴゅっ、びゅっ、びゅっっ・・・・  
 
(はああぁぁ・・・・あ、あったかい・・・仁が・・・・私のナカに・・・・いっぱい・・・・・)  
マリアはぐったりと仁にその身を預け、体を震わせながら余韻に浸り息を荒げて自分の中で脈打つペニスを  
嬉しく感じていた。  
 
それから二人は抱き合い、キスを何度も繰り返してゆっくりと疲れた身体を休めた。  
 
「オレさ・・・マリアに嫌われたと思ってた」  
ベットで身を寄せ合い、横になっていた二人。  
そんな中、仁は唐突にそう言う。  
「え?」  
「だってマリア・・・オレのこと、避けてるみたいだったし・・・」  
仁の悲しそうな顔に俯くマリア。  
「・・・ごめん・・・私、仁に嫌われると思って・・・仁のこと、ちゃんと見れなくて・・・」  
「そっか・・・でも、よかった・・・またこうしてマリアと・・・」  
マリアを強く抱き寄せる仁。  
「・・・うん・・・私も・・・」  
仁とマリアは、どちらからともなくお互いに唇を求め合った。  
長い口づけの後、マリアは仁の胸元へ甘える様に擦り寄る。  
 
(ずっと・・・仁とこうしていたいな・・・・・・)  
マリアがそんなことを思ったその時・・・。  
「仁〜!まだマリアちゃん居るのかぁ〜?」  
下から仁の父親の声が聞こえてきた。  
「!?・・・や、やばい・・・・とーちゃん達、帰ってきた!!」  
「ええっ?うそ・・・やだ・・・」  
二人は慌てて飛び起き、身支度を整える。  
「お〜い仁!聞こえねぇのかぁ?」  
仁の父親がドスドスと、階段を登ってくる。  
そして勢いよく戸を開けた。  
 
そこにはテーブルに向き合う様に座った仁とマリアが居た。  
「な・・・なんだよ!」  
「なんでぇ・・・居るんなら居るって言いやがれ・・・あ・・・マリアちゃん、こんばんは」  
「ど、どうも・・・」  
心なしかマリアの笑みがヒクつく様に見える。  
「すまねぇ・・・・なんか脅かしちまったかな?」  
「い、いえ・・・・」  
必死にごまかすマリアは、実は仁の父親の視線が気になっていた。  
マリアは身支度が間に合わず、下半身には何も履いていない状態だった。  
幸いにも仁の父親からは見えない位置になっていたが、いつバレてしまうのか気が気じゃない。  
そして仁の方も、見た目はちゃんと服を着ているがその中の下着は履いていない。  
焦った二人にしてみれば、ギリギリ間に合ったほうだった。  
しかし仁がふと、ベットの下を見ると自分の脱いだ下着と、マリアのショートパンツが目に入る。  
 
「っで・・・な、なんか用?」  
仁は慌ててテーブルの下へ隠して、捲くし立てる様に言う。  
「ん?ああ・・・いやなに・・・もう遅くなっちまってるし、マリアちゃんもウチで飯食っていかないか・・・」  
「えっ?いえ・・・わるいです・・・・・そんな・・・」  
父親はマリアの方を見ていたので、うまく気付かなかったようだ。  
「遠慮すんなって・・・・もうウチのヤツに用意させてっからよ」  
「・・・・っすみません」  
「いいっていいって・・・じゃ、後で呼ぶから降りて来いよ」  
そう言うと戸を閉めて下へと戻っていった。  
 
しばらくして二人は深い溜息を吐いて、お互いを見て笑いあった。  
 
その後、すっかり遅くなったマリアは仁に付き添われ、家路へと就いていた。  
「今日はありがとう・・・お夕飯までごちそうになっちゃって・・・」  
「いや・・・ごめんな、かあちゃん達、強引でさ・・・」  
そう、マリアはやはり帰ろうとしたのだが、仁の母親が引き止めて夕食に誘ったのだった。  
「クスッ・・・でも、楽しかった」  
仁の家での賑やかな夕食を思い返し、マリアは優しく微笑んだ。  
 
二人はやがてマリアの家に着いた。  
「じゃあ仁、送ってくれてありがとう」  
「ああ・・・じゃあここで・・・」  
「うん・・・気を付けて・・・」  
別れの挨拶をした仁は元来た道を帰っていく。  
そんな仁をマリアはそのまま見送っていた。  
しばらくすると仁が急に立ち止まった。  
マリアが不思議に思っていると、突然仁が振り返った。  
 
「な、なあマリア・・・明日、ヒマか?」  
「え?う、うん・・・」  
「じゃあさ・・・どっかに行かないか?・・・そうだな・・・遊園地とか・・・さ」  
(仁・・・それって・・・)  
事実上のデートの申し込みだった。  
マリアは突然の申し出に、嬉しくて嬉しくて仕方がない。  
「うん、うん!・・・連れてって!」  
そんなマリアに、仁は満面の笑みで応えた。  
「じゃあ、また明日・・・・起きたら電話するから・・・」  
「うん、また明日ね・・・」  
仁は照れくさくて、駆け足で去っていった。  
 
 
それから家に帰ったマリアは入浴し、自室に戻ってベットに寝転がる。  
「明日は・・・・仁と・・・」  
マリアは嬉しさと照れくささに転げ周り、幸せな気持ちでいっぱいになっていた。  
 
 
次の日・・・・・。  
仁とマリアは約束どうり、遊園地へと向かうために駅で待ち合わせた。  
「っ・・・おまたせ仁。遅れてごめんね・・・」  
約束の時間から少し遅くなってしまったマリアは、ここまで走ってきた様だった。  
「遅いぞマリア・・・なにやって・・・・」  
待たされた仁はいつもの様にマリアに突っかかろうとしたが・・・・。  
「?・・・どうしたの仁?」  
「い・・・いや・・・と、とにかく行こうか」  
(っ・・・・か、かわいい・・・・)  
仁は愛らしくめかし込んだマリアに何も言えなくなり、先に行こうとする。  
「っあん!?・・・・待ってよぉ・・・」  
マリアは仁の反応を読み取って、嬉しそうに付いて行った。  
 
しかし・・・そんな二人の様子を見ている者が・・・。  
 
 
さらに次の日・・・・・。  
 
学校に登校して来たマリアは、クラスの女子達に囲まれていた。  
「ね、ね、ね、仁くんと昨日どこ行ってたのよッ」  
「正直に白状しちゃいなさい!」  
「なに、なに・・・ええ〜っ!!二人とも付き合ってたの?」  
「ねえ、仁くんのどこが好きなの?ねえったら〜」  
そんな女子達の攻勢に、ひたすら困ってしまうマリア。  
「っ・・・・あの・・・・えっと・・・・・・はう〜っ」  
 
そこに遅くなって仁が登校して来た。  
「うぃ〜っす・・・・」  
気だるそうに挨拶して教室に入ろうとする。  
そんな仁を吼児が廊下から引っ張って連れ戻した。  
「な!?・・・なにすんだよ吼児?」  
「仁くん・・・今、教室に入るのは止めたほうがいいよ・・・」  
「あ?なんだよ、それ・・・・」  
「ほら、あそこ・・・・」  
困惑する仁に吼児は指さす。  
そこには女子軍団が一箇所に固まって何か盛り上がっているように見えた。  
 
「なんだ?あれ・・・・」  
「昨日・・・マリアとどっか行ったんでしょ?・・・なんかそのことでああなってるみたいだよ」  
「いいっ!?・・・・うそ?・・・・なんで・・・・?」  
思いがけない事で焦る仁。  
(っかぁ〜〜!くっそぉ・・・・・だれか見てたのかよ・・・・!!)  
「どうする仁くん?このままじゃ教室に入れないよ・・・・」  
「・・・・・む゛うう・・・」  
考え込んでしまう仁。  
しかしそんな仁に、女子達の隙間から一人困った顔をしているマリアが見えた。  
「っよし・・・うだうだ考えたってしゃ〜ない!いくぜっ!!」  
そう言って立ち上がると、仁は教室に入っていった。  
(ふわ〜・・・・かっこいい・・・・)  
そんな仁を見て、なんとなく吼児はそう思った。  
 
教室に入った仁は案の定、女子達に詰め寄られた。  
「あんた昨日マリアと、どこ行ってたのよッ」  
「さっさと白状しなさいっ!」  
「ねえ、ねえ、二人って付き合ってたの?ねえ?」  
「仁、マリアを泣かせたりしたら承知しないわよっ!!」  
「ああっ・・・マリアったら、なんでこんなヤツと・・・」  
何故かマリアに対する責めと違い、段々と仁への批判に変わってきていた。  
「・・・・・っ・・・・・・・・っっ・・・」  
初めは黙って耐えていた仁だったが、しだいにその身を震わせてしまう。  
 
「っくああ!てめえら・・・いいかげんにしろよっっ!!」  
ついに我慢できずに爆発してしまう仁。  
「きゃあぁ・・・仁が怒ったぁ」  
「あはははっ・・・・いや〜ん、怖ぁい・・・」  
女子達はからかう様に仁から逃げていく。  
そんな女子達を仁が追っかけまわした。  
 
(うわっ・・・・かっこわるぅ・・・・)  
その様子を遠巻きに見ていた吼児は、素直にそう思った。  
 
「ちょっと、いいかげんにしなさいっ!!」  
教室に大声が響いた。  
それはマリアの声だった。  
「仁!女の子に暴力振るうなんてサイテーよっ!!」  
「はあ?なに言ってんだよッ・・・・元はといえばこいつらが・・・」  
「そんなこと関係ないでしょっ!!」  
「な・・・なにぃ!!」  
「なによっ!!」  
いつのまにか皆を他所に、仁とマリアがケンカを始めてしまっていた。  
 
その様子を見ていた飛鳥とひろし。  
「またやってるよ、あの二人・・・・」  
「まあ、ケンカするほど仲が良いっていうからな・・・・」  
いつもどうりの二人になぜかホッとしてしまう。  
それは他のクラスメイト達も同じだった。  
そんな時、突然クラスのテレビに校長が映った。  
『皆、朝早くからなんじゃが邪悪獣が出た!・・・・出動してくれ!!』  
「!?・・・・マリア!」  
仁とマリアはお互いに合図すると、クラスメイト達に席に着くように指示する。  
そして斜め後ろの仁に、ぺろっと舌を出してかわいく照れ笑いするマリア。  
そう・・・さっきのケンカはワザとだったのだ。  
仁もそれを判っていてマリアに頷いた。  
マリアは自分のメダルを取り出すと、元気よく掛け声を挙げた。  
 
「地球防衛組!・・・出動!!」  
 
 
おわり  
 

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