今日は、こなたの家でパジャマパーティ、出席メンバーはこなた、かがみ、
つかさ、みゆきの4人組。
明日は日曜日だからと、夜更けまで起きていても大丈夫とばかり
おしゃべりや、ゲームから始まって、トランプはたまた、古今東西と
いったマニアックなところまでをやりつくしても、まだまだお休みの
時間とはいかない。
「みなさん。そろそろねませんか〜 」
もっとも就寝時間が早いみゆきは遠慮がちに言ったのだけど、こなたに
「眠そうに、瞼をこするみゆきさん萌え」
なんていわれてはぐらかされてしまう。
「あ、そうだ! 」
テレビをみながらおせんべいを食べていたつかさが、いきなり突拍子もないことを
口走った。
「こなちゃん。電気アンマってしたことある? 」
「な、な、なんてこと言うのよ! つかさ!」
首筋まで真っ赤になったつかさが、慌てて言葉をさえぎるが、こなたは
いわくありげな微笑みを浮べた。
「ふうん。かがみも知ってるんだ。電気アンマ」
「……っ ! 」
図星を付かれて絶句する。幼い頃、出来心でつかさに電気アンマをしかけて
遊んでいた記憶が蘇る。まさか、あれをつかさはまだ覚えていたのだろうか?
「こなた。今、ここでやろうと思っているんじゃないでしょうね」
焦っていることを極力隠しながら、わざと軽蔑した口調でこなたを睨み付ける。
「あのー 電気アンマって何なんでしょうか? 」
みゆきは眠たそうに眼鏡を外して、目をしきりにこすりながら、こなたに尋ねた。
「みゆきさん。電気アンマをすると、どんなに眠くても一瞬で目が覚めるように
なるんだよ」
こなたは含み笑いを浮べながら教えた。
「あ、あ、あんた。なんてことをみゆきさんに吹き込むの?
いっとくけどね。絶対にやったりしたりしないんだからっ! 」
かがみは、クッションを手元に寄せて身を護るように抱きかかえると、
懸命に反対する。
「かがみん。ここは『多数決』で決めようよ。選挙もちかいことだしね」
「多数決? いいわよ。そんなバカな提案に賛成するのこなたくらいだしね」
かがみは胸を張って余裕のある表情をつくってみせる。
「じゃあ、いくよ。電気アンマに賛成なひと〜 」
一瞬後、かがみは絶句してしまう。みゆきは素直に、そして妹のつかさは
おずおずと手を上げていたからだ。
「な、なんで。つかさや、みゆきさんが賛成するのよっ! 」
夜更けにもかかわらず、信じられない状況に、かがみは絶叫した。
「ご、ごめんね。お姉ちゃん。あのね。幼稚園の時、お姉ちゃんにやってもらった
電気アンマが、気持ちよくって…… 忘れられないの」
「あうっ あうっ 」
長ロングスパンの自業自得というべきか、かがみは、つかさを見たまま、
口をぱくぱくするだけだ。そして、もうひとりの賛同者のみゆきは、というと。
「眠気が醒めるのなら、チャレンジしてみても良いかもしれませんね」
「な、なに、いっているの。みゆきさん。電気アンマってね。とんでもないことなのよ! 」
必死にかがみは反論を試みるが、みゆきさんの微笑みは変わらない。
「しかし、つかささんの話によるととっても気持ち良い体験とのことですし、
一度、経験しても損はないかと思いまして」
「くっ」
清楚なお嬢様然としながらも、好奇心が意外に強い事を、かがみはすっかり
忘れていた。
「それではきまりだね」
口に手をあてて、にやりっと笑いながら、こなたは予め用意していたと思われる、
おみくじとおぼしき4本の棒を取り出した。
「1本だけ『当たり』って書いてあるから、コレをひいた人が電気アンマをされることに
するよ」
ぐるりっと周囲を見渡して同意を求める。
「分かりました。こなたさん。楽しみですね」
「こなちゃん。それでいいよ〜 」
「あんたたち、後悔しても知らないんだからねっ」
かくして、夜更けのパジャマパーティは、電気アンマパーティに早変わりするのであった。
つかさの何気ない一言から、ほんとのほんとに電気アンマをすることになってしまった
仲良し4人組であるが、こなたがおみくじを全員に配ろうとした時、かがみが
膨れっ面をしたまま尋ねた。
「こなた。当たりを引いた人が電気アンマをされるのは分かったけど。誰が『する』のよ」
「うーん。そうだねえ」
こなたはおみくじを配る手を一旦とめて、少しだけ考えてから口を開く。
「アンマされる人のご指名っていいんじゃないかな。あと制限時間は5分かな。コレは
癖になるからね」
こなたの提案に、みゆきも、つかさも賛成のようだ。
「まっ、いいけど」
かがみとしても、特に突っ込みをいれることができず、渋々頷く。
「ところで、かがみは誰にしてもらいたいのかな」
にやにやしながら、こなたはいじわるそうに聞いてくる。
「うっさい。はやく配れっ! 」
「かがみは、今日も凶暴だよ」
怒りが納まらない少女に向けて、わざとらしく肩を竦めてみせてから、こなたは
おみくじを配り終え、淫らな宴の幕が上がった。
「あっ、私だ― 」
栄えあるトップバッターは、なんと妹のつかさ。
「それでは。つかさ君。誰にするのかね」
「あんた、言葉遣い変わっているわよ」
つかさは、顔を赤くして手をもじもじさせながら、小さな声で呟いた。
「お、おねえちゃん」
「はあ!? 」
「お姉ちゃんだったら、とっても優しくしてくれると思うから…… 」
電気アンマに優しいも、優しくないもあるもんか、と小声で毒づきながら、
かがみは頭を抱えた。
「ふふ。かがみん。ご指名だよ」
「くっ」
まさか、こなたの家で姉妹丼、もとい、姉妹電気アンマを披露する羽目に
なろうとは。
「わっ、わかったわよ! 」
もう理性をかなぐり捨ててやけになるしかない。
かがみはきりっとした瞳を、全ての元凶であるこなたに向けて睨み付けると、
リボンを頭上で結んだ少女の傍に寄る。
「かがみ〜 ちょっと待って」
「何よ? 」
開始直前で待ったをかけたこなたは、おもむろに立ち上がると押入れから、
ビニールシートを持ち出して、カーペットに敷いていく。
「これで、どんなに濡れても大丈夫だよ」
「あ、あんたって、どうして、こうくだらないところばかりに頭が回るんだ」
「用意周到といってくれたまへ〜 」
こなたは、薄い胸をぽんと叩く。
興味津々といった表情を隠さない、みゆきの熱い視線に冷や汗を感じながら、
かがみはつかさの太腿の間に、自分の足を差し込み、足首を両手で掴んで
しっかりと固定する。この格好だけで、物凄く恥ずかしい。
「お、お姉ちゃん」
こなたは、期待がこもった潤んだ瞳で、姉をみつめている。
かがみのつま先の先端が、つかさのパジャマの布地に触れただけで、、
やや華奢な肢体がびくんと震えてしまい、
「はぅ…… 」
と、可愛らしい唇から小さな吐息が漏れた。
「つかさ。い、いくわよ」
かがみは、『土ふまず』の部分をしっかりと、つかさの股間にあてがってから、
ゆっくりと、そして小刻みに足を動かしていく。
「あっ…… んあ…… 」
顔を真っ赤にして、つかさは、小さな声を漏らす。
普段の、のほほんとした緊張感が無い会話とは違う、とっても淫らな声だ。
「おねえちゃん。もうちょっとだけ強くして」
最初は遠慮してごく弱めにしていたけれど、つかさが、こうも積極的に求めて
くるなんて……
かがみは、普段は怜悧な頭が猛烈に空回転して、沸騰しそうになってしまう。
ストリップショー顔負けの羞恥行為を、ごくんと唾を鳴らしながら見つめている、
こなたと、みゆきの視線が溜まらなく痛い。
しかし、妹の上気した顔と、潤んだ瞳、そして、淫らな喘ぎ声が重なると、
かがみ自身の身体が火照ってきてしまう。
「つかさっ。もう、どうなっても、知らないからねっ」
かがみは、叫ぶように言って己の理性を蹴飛ばすと、つかさの大事な部分に、
つま先を沈み込ませて、さっきよりはずっと力をこめて、揉みしだくように
強烈に指先を震わせてやる。
「んあ…… ああああっ」
つかさは、いきなり強くなった刺激に、堪らず悲鳴をあげた。
「この期に及んで、文句なんか言わないでね」
かがみは冷然と言い放つ。つかさのあどけない顔が、ゆがむところを
もっと眺めたくなってしまって、更に指先に力をこめる。
「あうっ…… おねえちゃん…… 強すぎっ、んぐっ」
全身を硬くしながら、激しい責めから逃れようと、懸命に身体を捩るが、
完全に火がついてしまった、かがみは絶対に逃さない。
「いっちゃう…… おねえちゃん。いっちゃうよお、」
泣き叫んで、許しを乞うように懇願されると、余計にいじめたくなってしまう。
まさに幼稚園の時と同じだ。
生来のエスッ気が呼び起こされたかがみは、今度は、かかとを使って、
つかさのお尻の割れ目を刺激してやる。
「そこは駄目、駄目だよっ…… お、おねえちゃん。ホントにダメっ! 」
「ふふ。つかさは、おしりの方が感じるのね」
妹の姿態に興奮してしまったかがみは、弱点を見つけたとばかり、
集中的に責めまくる。
「はうっ…… だめっ ……やあっ」
途切れ途切れに出す喘ぎ声が、泣き声に変わり、汗まみれになったつかさは
頬を涙で濡らしながら、姉の容赦がない責めにひたすら耐える。
「んんっ…… やああ、おねえちゃん、いやあああっ」
びくびくと鮮魚のように震わせながら、つかさはなおも堪えるが、
もう限界は近づいている。
「いっちゃう。いくの、いっちゃうの。おねえちゃん、だめ…… だめえっ!」
股間にしっかりと食い込んだ、かがみの足裏をぎゅっと太腿で締め付けながら、
つかさは絶叫した。
「んあっ…… んんあああっ…… あああああああっっ! 」
あまりの悲鳴の大きさに、我に返ったかがみが、慌てて足をとめる。
しかし、既に絶頂に達してしまったつかさは、壊れた人形のように崩れ落ちて、
ビニールシートに倒れこんだ。そして――
「5分だよ。かがみ」
いやに冷静なこなたの声が、かがみの耳に届いた。
ビニールシートを敷いた床に倒れたつかさに、かがみが心配になって歩み寄る。
暫くすると、つかさが「うーん」と言いながら、大きく伸びをして身体を起こし、
顔に赤みを残しながら、姉の顔を見つめて柔らかく微笑んだ。
「お姉ちゃん」
「ご、ごめんね」
我ながら、とんでもないことをしたと、後悔して素直に謝る。しかし――
「すごく気持ち良かったよ、お姉ちゃん」
「あ、あのねえ、つかさ 」
妹の意外な反応に驚くかがみの肩を、ぽんぽんとこなたが叩いた。
「とっても麗しい姉妹愛だね」
「こなた…… ホントにうらむわよ」
かがみは声色を低くして、こなたを睨み付けた後、2回目のくじびきを行うように
促した。
「電気あんまって、すごくどきどきしてしまいますね」
すっかりと眠気が吹き飛んだ、みゆきも興奮したような熱っぽい口調に
変わっている。
「みゆきさんもノリノリだねえ」
苦笑を浮かべながら、みんなにくじを配って、こなたの合図で一斉に中をのぞいた。
「うげっ」
かがみは、女の子らしくない呻き声をあげてしまった。くじの先端に『当たり』と、
実に禍々しく思える字で書かれている。
「かがみん。おめでとう」
かがみの長い髪の先っぽをいじくりながら、こなたは耳元で囁く。
「マジ…… か」
かがみは毒づくが、この危ないゲームには棄権という選択肢は存在しない。
覚悟を決めて耐えるしかない。少なくとも、かがみは自分だけが逃げる気など
さらさらなかった。
「さてさて、かがみんは、誰をご指名かな」
かがみは、まずは妹のつかさの見慣れた顔に視線をあてる。
(うわっ、私を指名してって顔だっ)
つかさは、物欲しそうな瞳を姉に向けている。しかし、姉妹で電気アンマという
究極の羞恥プレイをこれ以上、こなたやみゆきに披露することなんて、絶対にごめんだ。
次に、いつもと変わらぬ温和な表情を浮かべている、みゆきを見る。
(みゆきは、電気アンマ自体をよく知らないから、たいして快感を得られない……)
「違――う! 」
いきなり叫んでしまい、周りの三人が驚いてかがみをみつめる。
「お姉ちゃん? 」
「な、何でもないの。あはは」
背中から冷や汗を浮かべながら、不自然な作り笑いを浮かべて、その場を
ごまかしたが、かがみは、自分の思考回路の危なさに唖然としてしまった。
(みゆきを、こんなアホなイベントに巻き込みたくないって考えるのが
普通なのに、刺激が少ないことが不満なんて…… )
「まだ考えてるの? かがみ」
こなたが足をぶらぶらさせながら、かがみの整った顔をのぞきこんでくる。
「ちょっと待って」
つかさは駄目、みゆきはもっと駄目。とすると…… 嫌だけど、残るは
コイツしかないか。
がっくりと肩を落としながら、かがみは呟いた。
「こなた…… 」
「私? 」
「そう。あんたよ。さっさとやりなさいよっ」
「かがみ様の、ご指名となれば仕方ないよね」
こなたは、やれやれと両肩を竦めると、かがみの顔をまっすぐと見て、
念を押す。
「本当に、私で良いのだね。かがみ」
かがみは、胸を張って強がってみせる。
「そうよ。こんな変態ゲームなんて、あんたにしかさせられないわよ」
「かがみん、挑発するねえ」
のほほんと言いながら、こなたはほくろのあたりを軽くなでた。
「それでは、はじめますね」
みゆきは、ほんわかとした表情を崩さずに言うと、右手に握ったタイムウオッチの
スタートボタンを押した。
開始直後、こなたは小柄な身体を跳ねる様に起こすと、背が高い少女に飛びつき、
強引に組み伏せる。
「な、なにするのよっ!」
かがみは、怒鳴りながらじたばた逃れようともがく。しかし、ほとんど身動きすること
すらできない。
おかしい。なんで、こんなに易々と動きを封じ込まれるのだろうと不思議に思い、
次の瞬間、納得して愕然となる。
「しまったあっ。コイツ、武術経験者だっ」
「もう遅いよ。かがみん」
極めて効率的な動きで、巧みに組み伏せたこなたは、かがみのパジャマの下を
いきなり、脱がしにかかる。
「何、脱がそうとしてるのよ! このド変態!」
まさか、こなたにレズっ気があるとは思わなかったから、頭がパニックになってしまう。
「パジャマを濡らしちゃまずいからねー 」
相変わらず、緊張感の欠片のない声で言いながら、脱がす手をとめない。
かがみは手足をばたばたさせて、必死に逃れようとするが、全く効果がない。
薄桃色をしたパジャマはあっという間に均整のとれた脚をすり抜け、ビニールシートの
脇にのけられてしまう。同時に、健康的な太腿と、純白な下着がじかに空気にさらされる。
「こなたっ、いいかげんにしなさいっ」
かがみは、喚きながら、必死で裾を押さえつけて、白い下着を隠そうとするが、
その間に、がっちりと足を中に組み入れられてしまう。
「そろそろ、いくよ〜 」
こなたはゆっくりと言うと、かがみの股間に足の裏をぴったしとあてがう。
最初はごく軽めにつま先を動かして、硬くなった下半身をほぐしていく。
「ん…… 」
吐息まじりの微かな声が、かがみの口から無意識に漏れる。
「かがみ。気持ちいい? 」
つま先がちょうどアソコの突起を押しつぶして、むずがゆくて、正直とても
気持ちが良い。
しかし、かがみの返事はあくまでも、つっけんとんだ。
「ふん。全然、気持ち良くなんかないわっ」
「筋金入りのツンだねえ」
含み笑いを浮かべたまま、腰まで届く長い髪を揺らし、こなたは少しずつテンポを
あげていく。
「ひゃうっ」
親指の先が、かがみの秘められた場所にめりこんでしまい、甲高い叫び声を
あげてしまう。
「ここがつぼなんだね」
こなたは、小さく頷くと、白い下着にめり込ませた、親指を細かく震わしていく。
「ひゃん。やめっ、やめて…… こなた……」
すぐに我慢しきれなくなったかがみは、イヤイヤと首をふりながら悩ましげに喘いだ。
「おねえちゃん。すごく気持ちよさそう」
人差し指をくわえながら、かがみの股間をみつめる、妹の視線が痛い。
「馬鹿、つかさ。こんなところ…… みないでよ、んくぅ」
絶え間なく襲い掛かる快感に下半身を震わせながら、声を振り絞る。
「おねえちゃん。それは無理な相談だよ」
つかさは脚をぎゅっと閉じて、太腿をもじもじと動かしている。
「他人の事を心配する余裕があるのかな? 」
こなたは、指先だけの動きから、脚の裏全体を使った刺激に変える。
途端に、何倍も強い快感と苦痛が一体となって襲い掛かり、性的な行為に
とことん疎い、少女の理性を確実に溶かしていく。
「んああっ…… こ、こなた…… 強すぎ、やめてっ」
「ふうん。かがみ、もう降参なのかな」
敢えて軽蔑したような口調でいわれると、猛烈に腹がたってくる。
「あ、あんたなんかに、降参なんて、するわけないじゃないっ」
「じゃあ、本気を出しても文句言わないんだね」
「あっ当たり前じゃない! 今までの電気アンマなんか、蚊にさされた
ようなもんよ」
あくまで強気に振舞い、弱みを見せまいと声を張りあげる。
「強気なかがみに、萌えるんだよね」
こなたは、笑いながら頷くと、少しだけ目を細めて囁いた。
「それじゃあ『本気』でいくよ」
「ひゃう? 」
こなたの足の動きが今までとは段違いに、荒々しくなった。
「あうっ…… ひゃうっ! 」
瞬く間に堪え切れなくなり、口をぱくぱく開けて喚くが、スイッチが戦闘モードに
入ってしまったこなたは、全く容赦をしない。
股間、特に、女の子の最も大切な部分を激しく揉まれ、容赦なく嬲られる。
かがみは、整った唇の端から唾液を漏らしながら、秀麗な顔を歪めて
淫らに喘ぐ。
「んあっ、やめっ…… はうっ…… 」
荒い呼吸を繰り返しながら、がくがくと全身が震える。
股間から襲う強烈な快楽が脳神経を直撃して、まともにしゃべることすらできない。
「かがみ。意地を張らずに降参してもいいんだよ」
よがりまくるかがみに、冷静さを取り戻したこなたが、再度、降伏を勧告する。
しかし、かがみは、なおも首を振って拒絶する。
「んあっ…… こなたなんかに、こうさんなんか…… するもんか、ああっ」
最後の降伏勧告を拒否する頃には、下着の中心部に染みが生まれ、だんだんと
大きくなっている。
「あんっ…… ひゃあっ、えっ?」
無上の快楽に溺れている少女の脳裏から、微かな尿意が生まれた。
こなたの脚の動きは、彼女が格闘ゲームで連射するような指の動きにも劣らない、
激しい動きになっており、尿意は加速度的に高まっていく。
「やだっ、わたし…… こんなとこで…… 」
形の良い眉をしかめて、かがみは懸命に太腿を押さえつけて、漏らすまいと
耐える。
「やだっ…… んああっ、だめ、こなた、もれちゃう。もれちゃうよお」
普段のツンツンぶりをかなぐり捨てて、かがみは絶叫した。
しかし、欲情に心を浸したこなたの耳には届かず、足の振動はとまらない。
こなたは、強弱を巧みにつけて、絶頂の寸前でじらして足踏みを何度もさせる。
その度に尿意だけが高まって行く。
「お願い…… こなた…… んあっ…… おトイレ」
強烈な尿意と、性的な快楽がないまぜになったかがみは、ロングを振り乱して
懇願する。
「だめっ…… くぅ…… ホントに、漏れちゃう、んああっ、ああ! 」
同じ部屋にみゆきと、妹のつかさがいる。こんな所でお漏らしなんかしたら
恥ずかしすぎる。
全身から汗を噴き出して、ひたすら、高まる尿意に耐えるが…… もう限界だ。
かがみの白い下着からは、少しづつ愛液以外のものが、ぽとぽとと床に
漏れ出してくる。
「だめえ、見ちゃ、いや…… 嫌あっ」
紅潮させた顔を両手で覆った、かがみの尿道がついに決壊して、黄色っぽい
液体が激しく噴き出した。
「いやあ…… みないでっ! 」
びくびくと陰部を震わせながら、瞬く間に下着を通り抜けて、ビニールシートを
浸し始める。必死に排出を抑えようとするけれど、膀胱から出される液体は、
なかなかとまってくれない。
「だめ…… だめったら…… 駄目っ 」
ようやく勢いが弱まり、残りの雫が名残惜しげに彼女の下着から滴り落ちる。
ほとんど同時に絶頂に達したかがみは、ほんの少し前の双子の妹と
同じように、全身を弛緩させて、ゆっくりと自らが作った黄色の水溜りの中に、
お尻を浸しながら倒れこんだ。
「5分…… たちました」
みゆきさんが熱っぽい口調を抑えながら、手元のストップウオッチを見つめて
宣言した。
(続く)