その日の夜はうだるような暑さで龍咲海はなかなか眠れずにいた。  
昼間に水浴びをし、衣服はモコナがどうやってかは分からないが  
洗濯してくれている。それでもじっとり汗をかき、寝つけない。また、  
水浴びしてこよう。龍咲海はそう決めると一人でモコナのテントの中から出て  
川に向かった。  
 月がきれいな夜だった。それも水浴びを決めた理由だった。  
河原で衣服を脱ぎ、きれいにたたむ。全てを衣服を脱ぎ捨て、川に入った。  
清流の水の温度が心地良い。龍咲海は裸身を月の下にさらしていた。  
 
 きれいだ。少年はそう思った。子供と少年、どちらでもあり、どちらでもない。  
夜、少年が外に出たのはいたずら心からであった。夜の男と女の外での逢瀬を  
のぞき見るのが目的だったがそれも単なる好奇心だったのかもしれない。  
ところが今日は誰にも出くわさない。帰る前に水浴びをと思って来た川で  
少年は龍咲海を見つけた。  
 月の明かりの下でも少年には龍咲海の裸身がはっきり見えた。胸にお尻。  
流れるような青い髪。少年は股間が硬くなっていくのが分かった。もう少し、  
じょじょに少年は物陰に隠れながら龍咲海に近づいていく。  
だが、それは龍咲海の知るところであった。  
 
 龍咲海が近づく人影に対して何の反応も示さなかったのは簡単に言えば  
気まぐれだったのかもしれない。近くには光も風もいる。それに人影の背は  
低かったし、いざとなれば魔法で撃退できる自信もあった。それ以上に  
見られているという感覚が龍咲海を心地良いものにしていた。  
夜になっても止まない暑さが二人の男女を支配していたのかもしれない。  
だが、少年は龍咲海に近づきすぎていた。  
 
「私の裸はどうかしら?出てきなさいよ?」  
 龍咲海が静かに声をかけた。少年は慌てて逃げようとして物陰から飛び出してしまった。  
少年と龍咲海が向かい合う。龍咲海はじょじょに川から上がり、少年に近づいていく。  
少年の心臓は破裂しそうだった。逃げようにも足が動かない。龍咲海に機制を制された少年、  
目だけは龍咲海の体に吸いつけられる。龍咲海が川から上がった。少年より頭一つ分だけ  
龍咲海の方が大きい。  
「照れてるの?かわいいわね」  
 少年の顔をのぞきこむ龍咲海。水から上がったその体から水滴がぽたりぽたりと落ちる。  
少年が何とか言葉をつむぎ出した。  
「す、すいません。僕は別にのぞいていたわけじゃ……」  
 言い訳出来ない行為と裸の女の人と向かい合っている恥ずかしさが少年を固まらせる。  
「じゃあ、見てたのね?」  
 さらに龍咲海が追い討ちをかける。だが、龍咲海も少年とはいえ男の目に  
自らの裸体をさらしていることに酔っていた。これが大人の男だったら、  
魔法で何らかの仕置きをさせていたかもしれない。相手が少年であることは  
龍咲海をより攻撃的にした。3人の共同生活は悪くはない。だが、龍咲海は  
自分の体をその中で持て余していた。それを解消できるかもしれない相手、  
しかも安全な相手が目の前にいる。  
「いいのよ。でも、見てるだけじゃつまらないでしょ?」  
 龍咲海は少年を自らの体で抱きしめた。少年は衣服を着てはいたが龍咲海の裸体に体を押しつけられる。  
「もう、硬くなっているのね」  
 龍咲海は少年から少し離れ、少年の衣服を脱がせ始めた。間もなく少年の体から  
衣服は取り去られ、全くの裸になる。  
「ぼ、僕は……」  
「私の裸を見てしたいと思ってたんでしょ?いいわよ?してみて」  
 だが、少年は動かない。いや、動けない。そんな少年に龍咲海は少年と唇が重ねた。  
「男の方からするものよ。落ち着いた?」  
 少年は我に戻った。そうだ、いつも見てたようにすればいいんだ。  
男と女がするように。龍咲海の胸に手を伸ばす。その柔らかい胸をやわやわと揉む。  
自分でも分からない。だが、本能が手を胸に伸ばさせた。  
 
自分でも分からない。だが、本能が手を胸に伸ばさせた。  
「はぁ」  
 龍咲海は少年が大胆に自分の体をむさぼり始めたことに驚き、そして、  
舞い上がっていた。いくら自分で慰めたところでそれだけでは満足できなかった。  
それが今、相手を得た。龍咲海は体をかがませ、少年の幼いゆえに乱雑としか  
言いようのない愛撫を助ける。だが、その刺激が龍咲海をより快感へ駆り立てる。  
「き、気持ちいいの?」  
「……いい」  
 少年からすれば分からないことだった。なぜ、体を揉むだけでこれほどに  
目の前の女が乱れているのか。だが、欲望が少年をもっと大胆な行為に駆り立てる。  
「じゃ、じゃあ。今度は僕のく、口でしてよ」  
 そういうと少年は黙ってしまった。自分でも何を言っているのか分からない。  
「いいわよ。でも、次は私を満足させてね?」  
「うん」  
 龍咲海はよりかがむと少年のものを口で含んだ。まだ、大人のものとは言えなかったが  
充分に硬くなっていた。支えを求めて少年が手を龍咲海の頭に置く。龍咲海は口内で舌を使い、  
少年のものを舐めずり回す。少年の快感は高まり、そして、限界に達した。少年の白い  
体液が龍咲海の口の中に何度も送りこまれる。少年は荒い息を吐きながら。  
「ご、ごめんなさい」  
 少年の体液を飲み干した龍咲海は言った。  
「いいのよ。でも、私はまだ満足してないわよ」  
「うん、分かった」  
 少年と龍咲海は河原に横たわった。下は小石ばかりだが二人にとってはもうどうでも  
いいことだった。少年は再び固くなったものを龍咲海の中に入れようとする。だが、  
少年にそれが分かるはずもなかった。  
「ここよ」  
 龍咲海は優しく少年のものをつかみ、秘唇に誘導する。少年のものは入り口に導かれた。  
「入れるね」  
「うん」  
 
 少年はぎこちない腰使いで龍咲海の中に侵入した。口でしてもらったのもいいが  
今まで他人の行為をのぞき見てきたように女の中に入るのはもっと良かった。  
亀頭がすられ、締めつけられる。だんだん少年の腰の動きがスムーズになっていく。  
「もっと……早く……」  
「わ、分かった」  
 少年は力一杯に腰を動かす。その動きに合わせ龍咲海の口からつやっぽい声が出る。  
龍咲海は自分の中で動く少年のものが再びいきそうになっているのを感じた。  
「ちょっと、待って」  
「え、は、はい」  
 少年は慌てて龍咲海から離れようとするが腰を両手で押さえつけられる。  
「まだいかないで。私ももう少しでいけそうだから」  
 龍咲海の言葉が少年のものを落ち着かせる。龍咲海は少年のほおを優しくなでた。  
「もう、動いてもいい?」  
「いいわよ。思いっきり動いて。中で出して」  
 落ち着いた少年はまた腰を動かし始めた。ゆっくりと、また早く、そしてまたゆっくりと。  
少年は龍咲海をじらしながらも頂点へ駆け昇らせる。龍咲海が自ら腰を使い始めた。二人とも  
頂点に達する時が来た。少年の体液が中で放たれ、龍咲海の体液と交じり合う。少年は脱力し、  
龍咲海の上に自分の体を投げ出す。二人はお互いに荒い息を吐きながら、余韻に浸っていた。  
「ちょっと、重い」  
「すいません」  
 少年は龍咲海から力を失った自分のものを抜き、まだ横たわっている龍咲海の横に腰を下ろした。  
「水浴でもびしようか」  
「はい」  
 二人は川で水浴びをし、汗を流すと再びお互いの帰るべきところに帰った。  
 
 翌日。  
「海さん、昨日は気持ち良かったですか?」  
「え?えぇぇ?風は何を言っているのかしら?」  
「川で水浴びしていらっしゃったのでは?」  
「あはは、そうね。そうね。そうよ、暑くて水浴びしてたわ」  
 内心で本当は風は昨晩のことを知っているのではないかと疑う龍咲海であった。  
 

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