セフィーロとエメロード姫を救うために旅路を急ぐ光と海と風。山を越えて、次の町を目指していた。  
「この分なら今日中に次の町に着けそうだね!風ちゃん!」  
「えぇ、日のある内にがんばってこの山を越えましょう。海さん?どうしました?」  
「2人とも気をつけて。空から何か向かってくるわ」  
 2人の目にも空から何かが向かってくるのが分かった。だんだんと大きさを増していく  
それを光の目が早く捕らえた。  
「竜!」  
 たしかに竜だった。だが、ただの竜ではなかった。  
「気をつけて!ただの竜じゃない!」  
「えぇ、そのようですね」  
 3人の目にした竜。その竜には人間が乗っていた。いや、人間の男が竜の胴体上部から生えていたのだ。  
竜としての頭部も持ち合わせた異形の生き物だった。  
「おまえ達が魔法騎士だな?」  
「そうよ!あなたはザガートの手下なの?」  
「ザガート様の言われたように活きのいい娘たちだ。殺すのが惜しいほどに」  
 竜と人の異形、竜人は火球を放った。戦闘態勢に入っていた3人はすばやくそれをかわして、魔法を放つ。  
「炎の矢!」  
「水の龍!」  
「戒めの風!」  
 だが、竜人は空中を素早く飛び、やすやすと攻撃をかわす。そして、火球を次々と3人に向かって放つ。  
鳳凰寺風には竜人の口が何かを詠唱しているように見えた。  
「このままじゃやられる」  
「そんな!あきらめちゃダメだ!」  
 竜人の攻撃が獅堂光を狙ったものとなってきた。何と攻撃をかわし続ける光。その連続した攻撃に  
獅堂光が追いつめられている。今は少しの疑問より光を救うほうが先だと風は思った。  
「海さん!」  
「風!」  
 鳳凰寺風と龍咲海が意思を確認するにはそれで充分だった。鳳凰寺風は光の前に立つと。  
「護りの風!」  
 鳳凰寺風の張った壁が竜人の火球による攻撃を防いだ。その時には龍咲海は竜人の後ろに回りこみ、  
大きく飛び上がると剣での斬撃を浴びせた。いや、浴びせようとした。  
「とわああぁぁぁ」  
 
 だが、海の剣は竜人の尾により跳ね飛ばされた。反す刀にその長い尾が龍咲海の体に巻きつき自由を奪う。  
「海ちゃん!」  
「海さん!早く魔法で!」  
 叫ぶ光と風。海は即座に魔法を放とうとする。  
「水の龍!」  
 だが、何も起こらない。  
「海ちゃん!どうしたんだ!」  
「まさか、魔法を封印された・・・」  
 竜人の口の動きは複雑な魔法を発動するためのものか?鳳凰寺風は感じた疑問を軽視したことを呪った。  
「この娘はもらっていく。ザガート様から魔法騎士を1人さらえと命令されたのでな。ハハハ!」  
 龍咲海を竜の尾で巻きつけた竜人はそのまま飛び去っていく。  
「光―!風―!」  
「海ちゃん!」  
「海さん・・・」  
 呆然とする光と風の目の前から竜人と龍咲海は小さくなっていく。  
「海ちゃん・・・」  
「・・・」  
 押し黙る2人。今の2人に竜人のように高速で移動できる手段はない。  
竜人は龍咲海をさらって、何を企んでいるのだろうか。  
 
 一方、空を飛び続ける竜人と捕らわれた龍咲海。  
「そんなに暴れるな」  
「痛い!」  
 竜人は竜の尾でもがく龍咲海を締め上げた。  
「少しはおとなしくなったか」  
「何が目的なの?私を放して!」  
「それは出来ないが我らの住処まで時間がある。我らの話でもしてやろう」  
 竜人は語り始めた。  
「我ら竜人は魔法で作り出された人と竜の合成獣だ。戦い、喰らうしか能のない竜人にザガート様は  
人間に戻れる力をお与え下さった。ありがたいことだ」  
「ザガートはセフィーロを破滅させようとしているのよ!」  
「我らにとっては滅びこそ願い。人間に戻れるといっても永遠に死ねないこの忌まわしい合成獣の体から  
逃れられるわけでもないからな。その前に楽しみたい」  
「何を?」  
「女の味を。竜のままで積もり積もった欲望を解放したいのだよ。ザガート様は我らに魔法騎士1人の生け捕りを命じられた。  
その魔法騎士を一晩お貸し下さるそうだ。何と慈悲深いことだ。ハハハハ!ハハハハハハ!」  
 龍咲海は絶句するしかなかった。魔法も封じられた。剣もない。自分が助かる可能性は少ない、  
いやゼロかもしれない。暗い想像を龍咲海は止めることが出来なかった。それが真の絶望から少しでも逃避する手段だった。  
 
「あれが我らの住処だ」  
 竜人と龍咲海の前に山脈が見えた。その山脈の中腹に穴が開いている。そこが竜人たちの住処だろう。  
たち?龍咲海はやっと思い立った。相手は複数だと。  
「我ら、ってあなた達は何匹いるのよ」  
「匹とはきついが今夜の主賓を大事にせねばな。今や我らは10人位しかいない。  
おまえがその内の何人を今夜相手にせねばならぬか。せいぜい今のうちにエメロード姫にでも祈ることだな」  
 龍咲海は気位が高いからこそ黙ることしか出来なかった。高度な魔法を使い、強力な竜にもなれる竜人。  
剣もなく、魔法も使えない現状に明るい面を見い出すのは今の龍咲海には無理だった。  
「着いたぞ」  
 竜人は山脈に開いた穴に着地すると服を着た人間体に戻り、尾で締め上げられた龍咲海を開放した。  
「手を貸そうか?」  
 龍咲海は自力で立ち上がった。人間の姿となった竜人はよく見るといい男ではあった。  
そんなことが分かったことで自分が今夜犯される現実がよく見えるようになるものでもなかった。  
「上玉だな」  
「いい女だ」  
 服を着ている竜人がぞろぞろと出てきて、帰ってきた竜人と龍咲海を囲む。  
「これは今夜が楽しみだ」  
「牢に入れておいてくれ」  
「分かった。長旅御苦労だった。ゆっくり休むといい」  
 龍咲海は出てきた2人の竜人に連れられ洞窟の奥に進む。  
「ここだ」  
 その牢には若い女たちが5人、全裸のままで入れられていた。その目が龍咲海を見る。  
その目に生気はなく、死んでいた。龍咲海にとっては未来の自分が頭に浮かび、思わず目をそらした。  
「入れ」  
龍咲海は開けられた牢の中に入った。制服を着た龍咲海と全裸の女たち5人で計6人の女たち。  
かける言葉もかけられる言葉もない。全ては竜人と龍咲海の饗宴にむけて動き出した。  
 
「おい、出ろ。おまえとおまえとおまえだ」  
 龍咲海を含む3人が指差された。もう彼女達が名前で呼ばれることはない。  
3人が出るとそれぞれ別の場所に案内された。龍咲海は小部屋に招き入れられる。  
そこには食べ物が並び、龍咲海を連れてきたのとは別の2人の竜人が食事をしていた。  
連れてきた竜人は海に水を勧めた。  
「水ぐらい飲まないと体が持たんぞ?」  
 龍咲海は差し出された水を飲んだ。喉が渇いていたし、今さら逆らうことも無意味に思えた。  
だが、その液体が龍咲海をさらなる地獄へ導くことになるのだった。  
竜人は制服を着た龍咲海を後ろ手で縛ると小部屋の中心に龍咲海を座らせた。饗宴はもう始まっていた。  
飲食と歓談しながら部屋の中心に座らされた龍咲海を3人の男の目がちらちらと見ている。  
龍咲海の体が変調を来たしていた。おかしい。あの水のせいだろうか。体が火照ってきた。  
じんわりと汗をかく。その疑問は龍咲海の股間で愛液が分泌され始めたことで確信へと変わった。  
体が熱くなっていく、愛液はショーツを濡らすまでになっている。もはや、脳までが侵食されるように体への  
刺激を求めている。龍咲海の目が3人の男を見回す。早く!早くこの体を!  
だが、3人はそんな龍咲海の無言の訴えを無視するように食事を続ける。  
楽しんでいるのだ、自分が欲求している体を。もじもじと太ももはすり合わせ、自分で刺激を与えないことには  
龍咲海は我慢できなくなっていた。だが、3人の男たちはその姿を肴に酒を酌みかわしていた。  
チラチラと男たちがむずがる龍咲海を見始めた。3人の男たちも龍咲海の媚態に肉欲を刺激されているのだ。  
そして、交わりの時はきた。龍咲海は理性も羞恥心もかなぐり捨て叫んだ。  
「お、お願い!早く私の体を!感じさせて!いかせて!」  
 3人の男たちが動き出す。笑いながら立ち上がり服を脱ぐ、その股間には野太い一物が  
すでにそそり立っていた。1人の男が龍咲海の後ろ手を縛った縄を解く。  
 
「服は自分で脱いでくれよ。魔法騎士さん」  
 龍咲海はゆっくり服を脱ぎだした。本当はすぐにでも全裸になって自分の肉欲を充たしたかった。  
それは龍咲海のプライドが許さなかった。震える手でボタンを外し、ブレザーを脱ぎ、スカートを外し、  
下着も脱いだ。龍咲海の裸が男達の目にさらされる。その形のよい胸、引き締まった脚、つるっとしたおしり。  
「口で俺たちのをやってくれや、そうすりゃいくらでもあんたをいかせてやるぜ」  
差し出された真ん中の男の一物を龍咲海は恥も忘れて喜んで舐めだした。  
「俺のは手で頼むぜ」  
「俺のも頼む」  
龍咲海のしなやかな両手は太い男の手につかまれ一物をつかまされる。男たちはつかんだ  
龍咲海の両手に自分のものを握らせ、上下に動かし自分のものを刺激する。  
そうしている間にも龍咲海は口に一物をねじこまれていた。その一物を舌で懸命に舐めまわす。  
男たちは龍咲海のまだ男に触られたこともない青髪をいじり回す。  
今の龍咲海にとってはそれすらも快楽へとつながる。  
「もう出すぞ」  
口のなかで一物が弾ける。大量の白い精液が龍咲海の口の中に流しこまれる。  
その苦い精液も龍咲海の中で燃え上がる肉欲をさらに燃え上がらせる。さらに両手の一物も弾ける。  
その精液は龍咲海の手にねっとりとした感触を残した。  
「はぁはぁ」  
 龍咲海が開放された口で呼吸する。新鮮な空気を肺が取り入れる。同時に鼻で青臭いを嗅ぎとったが  
そんなことは今の龍咲海には意味がなかった。3人は龍咲海を寝かせるとさらなる陵辱に入る。  
龍咲海の股は開かれ、股間に取りついた男に秘唇が舐めまわされる。残る2人は年齢の割に発達し、  
大きく膨らんだ両胸に取りつく。両胸が2人に揉まれ乳首が舌で転がされる。  
 
「あぁ、あ、あ」  
 龍咲海が哀願の喘ぎ声を出す。龍咲海のあそこからは愛液が外に流れ出していた。  
薬の効果で龍咲海の花芯はひくひくと動き、男の一物を早く咥えたいとうごめく。  
「もういいだろう。最初に俺が入れるぜ」  
 龍咲海は四つん這いにされる。その後方にさらけだれた秘唇に男の1人が容赦なく肉棒を挿入する。  
「あぁ、締まるなぁ・・・」  
「ふ、はあぁぁ」  
 龍咲海はあられもなく声を上げる。残る2人はその様子を見ている。後ろから挿入した男が  
前に手を伸ばすと乱暴に容赦なく龍咲海の胸を揉み上げる。  
「どうだ?気持ちいいか?」  
「き、気持ちいい……」  
 龍咲海はもはや快楽に身をゆだねるしかなかった。  
「おい、そろそろ出すぞ」  
 龍咲海に後ろから挿入した男がピッチを上げる。それにつられて龍咲海も歓喜の声を上げる。  
ついに龍咲海の中に大量の精液が放たれた。その生温かささえ今の龍咲海は感じてしまう。  
「次は俺だな」  
 龍咲海にまたも後ろから突き入れると男は自分と龍咲海の体を後ろに倒した。龍咲海は座った男に  
またがるような格好になった。座位で下から突かれまくる龍咲海。男はそれだけでは飽き足らずに  
後ろから龍咲海の胸に手を伸ばす。痛いほど膨れ上がった乳首と胸がまたも乱暴に揉まれる。  
「はぁ、はぁ、あぁぁ」  
 龍咲海の声が抽送に合わせて響き渡る。  
「たまんねえぇよ、この体」  
 男は両手で龍咲海の腰をつかむと上下に大きく動かし出した。  
「俺も出すぞ」  
 龍咲海の中にまた別の男の精液が注ぎこまれる。男が龍咲海の中から肉棒を抜き出すと  
龍咲海は地面に倒れこんだ。倒れながら荒い呼吸を繰り返す。  
 
「次は俺だ」  
 龍咲海の体を仰向けにすると正常位で最後の男は抽送を開始する。  
「あぁ、この女、気持ちいいな」  
 3人の男のものを咥えこまされた龍咲海。だが、薬で燃え上がった子宮は入れられた男の物から  
精液をしぼり出すように男を締め上げる。  
「うぉ、いい締まりだ」  
 男は前のめりになると龍咲海の両胸を揉みこみ、自分の口で龍咲海の口唇を無理矢理ふさいで  
口中に舌をねじこむ。  
「ふ、ふううぅ」  
 龍咲海が声にならない声を上げる。男はさらに興奮し、抽送を早める。  
「もう出すぞ」  
 またも龍咲海の中に男の精液が送りこまれる。愛液と精液が混じり合い、男の物が抜かれた後は  
男と女の体液が穴からあふれ出してくる。  
「もうしばらくしたら。また入れてやろうぜ」  
「そうだな、これじゃあこっちの体が保たねえよ」  
「ははは」  
 下卑た男達の笑い声。龍咲海は夜の間これから何回もいかされ、喘ぐことになるのだった。  
 

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