村人からの形だけの慰留を断わり、魔法騎士は村を去っていた。だが、アルシオーネは死んではいなかった。  
村の女を監禁した洞窟でまだ生きていたのだった。  
 
「何をする気!許されないわよ!王宮の魔導師をこんな田舎の人間が!」  
「黙れよ?このクズが。おまえら王宮の人間の食べるものは俺たちが作っているんだぜ?」  
「殺されないだけありがたく思えよ?」  
「王宮にアルシオーネ様が魔法騎士に殺されました、と恐れ多くも届け出たんだが死体の確認もなし、  
役人の派遣もなし、おまけに遺品が残っているかも聞かれなかったぞ?」  
「こりゃ、この女は見捨てられたな」  
 半円を描くようにアルシオーネを囲んでいた村人から一斉に笑い声が起こった。アルシオーネは村人の侮辱に  
唇を噛んでいた。その手首には縄で縛られた後がくっきりと赤く残っている。そして、その体からは一切の衣服も  
魔導の杖もはぎ取られていた。金になるからでもあったがそれだけではなかった。  
「その上魔法も使えないんじゃ。いかにも誇り高そうな魔導師様もこりゃだめだ」  
 またも笑い声が起こる。縄で縛られていたアルシオーネだったが今は解かれている。  
その首には銀色の首輪がはめられていた。  
「田舎の村にも鍛冶屋ぐらいいる。おまえの持ってきた魔法封じの杭を首輪に加工するぐらいは訳ないんだよ?  
分かるか?おまえは魔法が使えない。それに剣術の心得もなさそうだ。王宮で育った魔導師様は  
いまや田舎の男どもの前でその高貴な裸をさらしていらっしゃる。みんな、これは素晴らしいことだと思わないか?」  
 一際大きな笑い声が起きる。地面に座らされていたアルシオーネは屈辱に顔を歪め、下を向いていた。  
皮肉をこめて言われたことは事実だった。首輪はアルシオーネから魔力を奪っている。その上一切の魔導の道具は  
体からすでにはぎ取られている。いくら体の自由がきいても何も出来ないのだ。  
「おまえら、買ってきたぞ」  
「おぉ、買ってきたか。御苦労」  
「な、何を買ってきたって言うの!?」  
「おう、グラドの根を買ってきてもらったんだよ」  
 アルシオーネは絶句した。その効力を知っていたからだった。  
「最近じゃ、御禁制の品も金さえ出せばすぐに手に入る。知っているようだからもう説明の必要はないな。  
この高慢ちきな美女をこれからみんなで思いっきり喘がせてやろうぜ!」  
「おおぉぉぉ!」  
 
 村人は熱狂的に反応した。この肉感的でスタイルのいい一糸まとわぬ体を村人にさらすばかりのアルシオーネが  
これから陵辱されると正式に宣言されたからだった。しかも、グラドの根は女の性欲を高める精力剤であり、  
興奮剤としての効き目もあった。あまりに飲んだ人間の中毒性が高すぎるために禁止され、精製には高度な技術が  
必要なために闇の市場にも流れていなかったのがセフィーロの荒廃で大量に裏で流れるようになっていたのだった。  
「そこでちょっと待てや。みんな」  
 その一言で熱狂はじょじょにやんだ。  
「これを使ってもいいがそれだけじゃ面白くない。最初は生の反応を見て、それからこの薬で  
この素晴らしい肉体の持ち主に痴態を自らさらしてもらおうじゃねえか?」  
 村人達は一瞬静まりかえり、口々に賛同の意を唱えた。それはあまりに魅力的な提案であった。  
田舎にはいないような洗練された王宮の美女を犯し、それからこの肉づきのいい女が  
自ら男を求めねばならなくなるからだった。村人の誰もがその光景を想像し、悦に入っていた。  
それはまさに誰にとってもこの女にふさわしい懲罰のように思えた。  
「さぁ、じゃあ始めるとするか。おい、お前来い」  
「は、はい」  
 呼ばれたのはこの場でもまだ若い方で少年といっていい歳だった。あどけない顔をしており、  
先日の魔法騎士相手の輪姦で始めて体験したばかりの少年。  
「度胸つけだ。この女をまず最初に犯せや。まぁ、何事も体験だからな。なんならみんな裸になるから  
おまえも脱いでこの女を犯してやれ」  
「・・・それでお願いします」  
 洞窟にいた村の男全員が服を脱いだ。少年は性の喜びを魔法騎士との異常な性交ではあったがもう覚えていた。  
さっきからこの大きな胸をさらし、くびれた腰を持つ女に挿れて出してやりたくてたまらなかった。  
2度目の性交に期待をこめて、アルシオーネのもとへと進んで行く。  
 アルシオーネは少年の目を見た。その目には狂気に近いものがあった。自分でかけた欲情の暗示が  
どういうことかまだ効いている、しかもそれはもっと強さを増していた。だが、今の魔法を使えないアルシオーネには  
それをどうすることも出来なかった。  
 少年は脅えた目で自分を見るアルシーネにかがむように体を接近させた。アルシオーネはそれに押され、ついに押し倒された。  
少年は本能のままアルシオーネの豊満な乳房に手を伸ばした。柔らかい感触、それから思いっきり両手を使い揉みこむ。  
 村の人間は黙って見ていた。この状況に自ら始めてしまったものもいた。  
「自分で始めた奴はアルシオーネ様の・・・そうだな、顔にでもかけれやれよ?」  
 少しだけ笑いが起きた。村人はすでにアルシオーネに目も心も奪われていた。  
 
 少年はぎこちない動作ではあったが舌で滑らかな肌を持つアルシオーネの女体を舐め回していた。  
もう股間はいきり立っていたがまだ体を味わいたかった。しかし、射精感が高まってくるのを感じて諦めた。  
中に挿れる、挿れて出してやりたかったのだった。  
 アルシオーネは相手が挿入に入ろうとしているのを見て、恐怖を感じた。男と寝たことがない訳ではなかった。  
だが、それは恋愛の結果としてであって、自ら進んで求めたことはなかった。ザガートに恋してからは  
誰ともしていなかった。だが、そのザガートは自分を見捨てたのだと自分の中に挿入しようとしている相手を見て、  
はっきりと分かった。自然と涙が出た。  
「アルシオーネ様が泣いているな」  
「期待の涙じゃねえか?」  
「いやいや、もしかして処女でいらっしゃるのでは?」  
 村人達は口々に言いはやす。アルシオーネはさらに屈辱を味わっていた。そこに秘唇をかき分け、  
相手が肉棒を挿れて来ようとするのが分かった。すぐに入り口にたどり着き侵入が始る。奥まで完全に入った。  
自分に感覚があることがうらめしく思えた。  
「入ったな、こりゃ」  
「処女じゃねえんじゃねえか?」  
「そりゃ、王宮で好き放題やりまくってたんだろうよ?何せあんな色っぽい服を着てたんだから色情狂か  
見せたがりなのは間違いないぜ?」  
「もしかってするともう感じていらっしゃるのでは?」  
 違う、と否定しようとしたが何か無駄な気がした。相手はもうすでにアルシオーネの上で腰を振り、  
往復運動を繰り返していた。自分の体奥から愛液がにじみ出るのが分かった。目を開けていても閉じていても  
アルシオーネにとっては苦痛に変わりない。何だかおかしくさえなってきていた。  
「あっ、あっ、あっ、あっ」  
 少年は自ら声を発しながら快感を味わっていた。魔法騎士の未熟な体とは違い、アルシオーネの中はまるで  
うごめく生き物のように射精をうながして来る。少年は快感を味わいながら何とか射精を耐えていた。  
「おう、がんばるな」  
「えらいぞ」  
「アルシオーネ様に感じてもらえ」  
「あんまり茶化すな」  
 村人は少年の行為をまた静かに見守っていた。  
「ちょ、ちょっとすまねぇ」  
 一人の村人が進み出るとアルシオーネの顔に向けて肉棒を握る。しごき始めた。よっぽど興奮していたのか  
すぐに精液は出た。アルシオーネの顔に髪にたっぷりと精液が降り注ぐ。  
 
「中より先に顔に出されたか、こりゃ」  
「あぁ、何だか。大丈夫か」  
 少年はアルシオーネの顔を見ていた。体の中の熱さとは違い、そこには冷めた顔があった。  
だが、顔中に精液を出された途端にその顔は驚きに変わり、何かが変わっていた。  
そのきれいな顔に精液をぶちまけられた表情は恐ろしく淫靡なものに見えて、少年はさらに興奮に達し、  
腰を力の限りに振りまくり始めた。そして、少年はアルシオーネの中に一気に射精した。  
(中に出されたのね)  
 アルシオーネは笑いたい気分でさえあった。今までの相手の技術はまだ未熟で女を知らないのは明らかだった。  
だが、他の成人の男がそうとはとても思えなかった。体奥で精液の熱さを感じる。  
相手は無造作に力を抜いて、自分に全体重をかけてくる。これは始まりでしかない、そう自分に言い聞かせようとした。  
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」  
 少年は荒い息をついていた。魔法騎士の時とは違う充実感に感動さえしていた。だが、出してしまえば気分は冷めていき、  
アルシオーネから肉棒を抜くと自分の村での立場を思い出して、後ろに下がった。  
「おう、御苦労。さて、それでは何人がかりでいくか?」  
 3人、4人、村人は口々に言った。  
「まぁ、入れ替わり立ち代り休む暇もないぐらい犯してやろうぜ」  
「それがいいか」  
「俺たちが挿れないもんだからこの女退屈してるぞ、きっと」  
「あぁ、挿れてやれ、今度は喘ぎまくってもらおうぜ」  
「そうだ、そうだ」  
 村人の意思は決定された。アルシオーネに男たちが群がる。手から口から胸から脚から、  
そして股間の割れ目にまで愛撫がなされ、舌が這わされる。さすがにアルシオーネもそれに抗うことは出来なかった。  
「はぁ、はぁ、う、はぁ、あ、あ」  
「感じてきた御様子ですぜ」  
「おい、誰かそろそろ挿れてやれよ」  
 
「おぉ、そうだ。おまえ行け」  
「おうよ」  
 村一番の巨根が歩み出た。アルシオーネはそれを見て驚いた。もともと男との性交の経験が多いと言えない  
アルシオーネでもそれがあまりにでかいことは分かった。  
「今度こそいってもらわないとな」  
「あれを入れられたら、どんな女でも」  
 男達は下卑た笑い声を上げた。男はもうアルシオーネの股間に取り掛かり、巨根をあてがった。  
ずぶずぶと秘唇を割り裂くように巨根が入って行く。  
「うあぁ、う、あぁ」  
 アルシオーネは痛みを我慢できなかった。強引に入ってくる巨根に体中の注意が向き、  
それが性感を高めることになってしまう。考えることも出来ない。  
「全部入った、締めてくるなぁー」  
 村人は笑い声を上げた。アルシオーネにとりかかっているのは巨根の男だけではない。  
顔にも手にも胸にも興奮しきった男たちが群がりおのおのの性欲に任せて愛撫や舌を使い続けている。  
「きれいな手だなぁ」  
「あぁ、胸も大きい」  
「ふんっ、ふんっ」  
 巨根の男がアルシオーネの膣の中を押し広げるように腰を振り続けている。  
「あぁっ、くうっ、あぁ」  
 アルシオーネは自分の股間が巨根になれていくのを感じていた。今度は逆にその大きさが快楽となっていく。  
膣全体から感じていた。  
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」  
 アルシオーネの出す声が規則的になっていく。アルシオーネはもう感じ始めていた。  
 
「こりゃ、ええな」  
 巨根の男も自然と腰を振る速度が速くなっていく。男は大きく唸るとアルシオーネの中に大量の精液を吐き出した。  
「あああぁぁぁぁ」  
 絶叫が洞窟に響いて、アルシオーネは絶頂に達した。背筋がそり返り、一瞬硬直する。背中が地面に落ちた。  
荒い呼吸が続き、それによってあお向けでも崩れない豊乳が上下する。そこに今までアルシオーネの体に  
取り掛かっていた男たちが耐え切れなくなり、次々と自分で自分の物をこすり上げて、精液を放つ。  
滑らかなお腹から胸にかけて。きれいな手に。ほほにも鼻筋にも。  
「あぁ、こりゃそろそろダメか」  
「そろそろあれを使おうか、だんな?」  
「そうだな。次はあれを使おう」  
 男達の目が欲望で黒く光っていた。アルシオーネの目には洞窟の天井が見えていた。  
村人の言葉が聞こえるが頭を素通りしていく。その脳裏にはザガートの姿があった。  
師である導師クレフを裏切ってまで自分のしたことは愚かだった、と認めざるを得なくなっていた。  
だが、アルシオーネにはこれから中毒性のある媚薬によるさらなる恥辱が待っているのだ。  
 
 
 洞窟の中でアルシオーネは放心状態で地面にあお向けになっていた。その体には陵辱の証の白い体液が  
あちこちに付着している。アルシオーネは全てを忘れていた。だが、その周りをアルシオーネの痴態を望む  
狂乱に近い性欲を持った村人がまだ囲んでいる。  
「さぁ、これからが本番だ」  
「あぁ」  
「そうだな」  
 さすがの男達にも少しの疲れが見えていた。そこへ一人の村人が木を削って作られた盃が持って来た。  
その中にはグラドの根を粉末にした物が溶けた液体が満たされている。  
「さぁ、飲んでもらおうか?」  
 一人があお向けになったままのアルシオーネの上半身を抱え起こす。アルシオーネはようやく思い出していた。  
これがグラドの根を使った媚薬であると。  
「い、いやです」  
 アルシオーネが横に顔を小刻みに震わせた。アルシオーネはかってこの媚薬の中毒になった女を見たことがあった。  
その女は王宮貴族の愛人だったがその主からこの媚薬を飲まされていた。そのことが露見した時、  
ザガートは貴族を流刑にし、愛人は見せしめのために牢獄に入れられた。男の牢獄にである。  
アルシオーネがその牢獄を一回だけ巡視した時、その女は嬉々として囚人の男達への奉仕をしていた。  
まるで男の体液を自分の体に取りこみ続けなければもう生きてはいけないかのようだった。  
「じゃあ、手荒に飲ませるがいいのか?」  
「い、いやです…」  
 アルシオーネは同じ言葉を繰り返し、首を横に震わせる。もうアルシオーネから一切の余裕はなくなっていた。  
「しかたねぇ、おいおまえ。ちょっと鼻をつまんでやれ」  
 アルシオーネは整ったあごをつかまれ、顔を天上に向けさせられていた。その鼻がしっかりとつまみ、塞がれる。  
あごも舌を噛ませないように、だが力をこめて閉じられる。アルシオーネは息が出来ない苦しさで顔を振ろうとする。  
だが、出来ない。苦しさが耐え切れなくなった頃合を見て、村人はあごを押さえる手を離し、  
即座に媚薬を満たした盃を口にあてがい媚薬を注ぎこむ。  
「げほっ。はぁ、はぁ、はぁ」  
 アルシオーネの気管に少し媚薬が入り、むせる。しかし、ほとんどの媚薬はアルシオーネの食道を通り、胃へと流れこむ。  
「さて、どうなるんだ?」  
「さぁな。一応言われた量は入っている」  
 アルシオーネの体に変調はまだなかった。だが、それが時間の問題だとアルシオーネには分かっていた。  
「おい、顔が少し赤くなってきたな」  
「まぁ、俺たちも一休みだ。ゆっくりこの女が淫乱になるさまをみてやろうぜ」  
 
 媚薬は血流を早めているようだった。顔が少し痛い程度に充血してきている。そして、自分の膣も熱い、  
愛液をさらに分泌しているようだった。乳首にも血流が集まっていた、膨らんできている。  
そして、何の刺激もないのに陰核も皮を脱ぎ、大きくなっていく。  
「こりゃ、効いてきたな」  
「ところでこの媚薬は本当に女を好き者、淫乱にするのか?」  
「間違いねぇ」  
「あぁ、こりゃ本物だ。男を求めてくるのも時間の問題だぜ」  
 それは本当だった。アルシオーネは挿れて欲しいと思い始めていた。男の物を挿れて欲しいと。  
体中を触られ、舐めて欲しい。そういう欲望が頭を支配していく。だんだんと自然に男の股間に目が行くようになっていた。  
「おい、俺たちの股間をみているようだぜ」  
「本当だ。これは面白い見せ物だ」  
「いやいや、痴態をもっとさらして自分から腰を振ってくれるぜ」  
 男たちはアルシオーネの見せ始めた痴態に目を見張っていた。明らかに女として欲情しているのがはた目にも分かった。  
 アルシオーネは思考を性欲と本能に支配されようとしていた。そして、あの男の名前を呼んだ。  
「ザ、ザガート様…」  
「聞いたか?ザガートだとよ?」  
「ザガートの愛人だったか。まぁ、これで俺たちもザガート様と兄弟になれるわけだな」  
「やっぱり、ザガートもお盛んだったのか?あぁ?」  
「ち、違います」  
 アルシオーネは否定した。ザガートが自分をそういう対象としてさえ見ていないのは分かっていた。  
そんなことをこんなところで思い返すのか。だが、欲情は高まり、顔を自然と近くの男の一物に近づけていた。  
「ほれ、欲しいのか?」  
「い、いや……」  
 顔をそむけても目は股間を見ている。じょじょにアルシオーネの理性は敗退しかけていた。  
「く、ください」  
「なにをだ?」  
「くちで言えよ?」  
 
 アルシオーネにはまだそれ以上言えなかった。しかし、体の火照りが増してきて男を求めようとするのを  
もう止められなかった。ついに言葉が出た。  
「あぁ、はやく、はやく挿れてください」  
「じゃあ、これをおまえがなめろ。全員いかせて、俺たちが出すもの全部飲め」  
「そ、それで挿れてくれるんですか」  
 アルシオーネは腰を浮かし、近くの男の一物を手に取った。これが私の中に。  
そう思うといても立ってもいられずに口に含み、舌を使う。  
「おぉ、おまえからか。幸運だな」  
「あぁ、いいぜ。もっとなめて口をつかえ」  
 アルシオーネは顔を動かし、唇も使う。髪の毛を自分を犯してきた男どもになでられのさえ嬉しい。  
アルシオーネは口の中で射精の前兆をつかんだ。飲みたい、飲みほしたい。さらに力をこめて顔を動かし、口全体を使う。  
「おぉ、出すぞ」  
 口の中に生温かさと苦さが広がる。アルシオーネはおいしそうに出された精液を飲み下した。  
男が口から一物を抜いた。だが、それさえ自然と体が追ってしまう。  
「おいおい、全員口でいかせなきゃ挿れないって言っただろ?」  
 もう一人の男が股間の先の物を突きつける。アルシオーネは自ら物欲しげに口でしゃぶりつく。  
「本当に好き者になっちまった」  
「これで腰をふってくれるんだ。楽しみが増えたなぁ」  
 男たちは妙齢の美女の痴態を鑑賞していた。アルシオーネはその視線さえも視姦されているかのようで  
体が熱くなってくる、そんな状態になっていた。  
 
「こ、これでぜんいんですね?挿れてもらえますね?」  
「おいおまえこっちへ来いや」  
「あ、はい」  
 アルシオーネに最初に挿入した少年が呼び出された。  
「横になって寝ろ」  
「え、あ、はい」  
 少年が洞窟の地面に横になると男は言った。  
「自分から馬乗りになって腰を振れ、自分の力でこいつを後三回いかせてやれ。  
それが出来なきゃ今日はこれで終わりだ。おまえはまた縛られて、ここで一夜を悶々とすごしてもらう」  
 そ、それは。その言葉が出かかったが言うのをやめた。とにかく何でもいいから自分の中に挿れたい、  
挿れて欲しかった。自分で少年の腰をまたぎ一物をつかんで腰を落しこんだ。  
「ふわあぁぁ、ああぁ」  
 あまりの気持ちよさに意識が飛びそうになった。それをこらえてもっと自分に挿れてもらうために  
年下相手に自ら腰をふる。もういきそうだった。少年が自分の乳房を両手で揉んできた。気持ちよかった。  
アルシオーネは長い髪を振り乱し、腰をふり続けた。相手はついに射精へと達した。  
「うあ」  
 少年が短く言うとアルシオーネは自分の中に出されているのを感じた。膣の中で感じる温かさと感触が  
絶頂へとアルシオーネを導く。力が抜けて、上半身が一気に倒れた。両胸が相手の胸板に  
押しつぶされるのも感じる。全身が性感帯と化していた。  
「おい、後2回だぞ?」  
「いったか。まだだぞ」  
 アルシオーネは自分の中で相手の一物がちぢむのを感じた。まだ、まだやらないともっとやらないと  
挿れてもらえない。もはや必死になっていた。相手の唇を奪い、舌をいれこむ。腰をみだらに動かし、  
相手の一物を締めつけながら乳房をこすりつける。  
「ううぅん」  
 出したばかりとは言え、肉感的な美人にこうされては少年の肉棒もまた勃つ。  
 アルシオーネはそれでも容赦しない。さっき出したばかりの相手をもう一度いかせようとする。  
アルシオーネが言葉にならない声を上げて相手の上で腰を上下動させる。二度目の射精が行われた。  
「はぁ、はぁ、はぁ」  
 年上の女の濃厚な口づけから解放された少年が思いっきり息を吸う。  
 
「後、一回か。口でしてやれや?お尻を相手の顔に向けてな?」  
 アルシオーネは言われるがままに体勢を入れ替える。少年の顔におしりと股間の割れ目を向けられた。  
「せっかくやってもらってんだ。そこの割れ目をなめてやれよ?」  
 少年がアルシオーネの秘唇を舐め始めた。本能か手を使い、すっかり充血しきった花びらを開き、そこを舌で舐めまくる。  
 アルシオーネは自分の陰核を責めないこの相手を憎みさえし始めていた。もう終わりにさせて、  
もっと挿れられたい、もっと喘ぎたい。あまりの必死さに相手はアルシオーネの口の中に3度目の射精をした。  
今度は量が少なくなっている。やっともっと挿れてもらえる。アルシオーネは純粋に喜びにひたっていた。  
「はやく!はやく挿れて!」  
「おう、そこの壁に手をついて。しりをこっちに向けな」  
「こ、こうですか?」  
「そうだ、脚をもっと広げろ」  
 背中を向け、おしりを男に突き出すこの屈辱的な姿勢。だが、恥かしさはない。どんどん挿れて欲しい。その思いでいっぱいになっていた。  
「おう、挿れるぞ」  
「くあっ、あ、あ、う、あっ」  
「おい、底なしの淫乱になられたぞ。おぉ、こりゃすげえ。すげぇ吸いつくようだ」  
 男はどんどん腰をふり、アルシオーネにたたきつける。その自分のおしりから響く衝撃さえ心地良い。  
後ろから胸を揉まれ、思いっきり喘ぎまくる。手で体を支えなければいけないために気を抜けない。それも気持ちいい。  
「出すぞ」  
「もっと、思いっきり出して!」  
 男は精液を中に出した。いったためにアルシオーネの上半身の力が抜けかかる。  
だが、相手が腰をつかんでいるために前には倒れなかった。  
「いったか、まだできるのか?」  
「も、もっと・・・もっとどんどん・・・」  
 アルシオーネは地面にあお向けに寝かされた。次の男がとりかかる。しなやかで長い脚が割り開かれ、  
そこに男が体を挿れる。絶頂の後というのに体が精液を欲しがっているようだった。  
あまりの気持ちよさに口からよだれを垂れ流す。  
「よだれまで出してるぜ」  
「あぁ、このままだと俺たちの方がもたないんじゃねえか」  
「さすがにこの人数だ。それはないだろ」  
「そうなっちゃ、男がすたる」  
 
「はぁ、はぁ、はぁ、いい、いい」  
 アルシオーネは正常位で挿入されて快感を味わっていた。もっと精液を自分に浴びせて欲しい。  
その思いが言葉になった。  
「せ、精液をわたしに飲ませてください・・・」  
「おい、大丈夫か?」  
「まじかよ?」  
「誰か口の中に出してやれ」  
 あまりのアルシオーネの痴態ぶりに男たちは引いていた。だが、その淫乱さと肉づきがよく、  
しかも引き締まった体と整った顔はそれでも男を魅了してやまないものだった。  
3人ばかりが自分でこすり上げ、肉棒をアルシオーネの口にねじこみ次々と射精する。  
アルシオーネはその全部を飲みほした。  
「あぁ、いい。はぁ、あ、あ、う、あぁ」  
 口で男の精液を味わい、下の口では男の肉棒を味わう。正常位で挿れている男は  
これだけ男に何十回と挿れられながら締めつけの落ちない。むしろ締めつけが増して行くかのような  
アルシオーネの女体に驚いていた。  
「おい・・・すごい締まる・・・いいぞ、これ」  
「この媚薬は本当に悪魔の御業だな」  
「これじゃ御禁制になるわけだ」  
「だがよ、俺たちみたいな田舎の貧乏人にはこんな機会でもなきゃ一生縁のない代物だぜ?」  
「あぁ、これはザガート様とアルシオーネ様に感謝して、じっくり使ってやろうぜ」  
 アルシオーネにはその会話は聞こえていなかった。そんなことどうでもいい。もっとおもいっきり抱かれたい、  
辱められたい。まるで淫魔になったかのように上で腰を振っている男との性行為に没頭する。  
「う、あ、あ。出るぞ」  
「ま、まだ!」  
 男はアルシオーネの懇願を無視して精液を吐き出した。だが、その精液を体の奥に浴びせられる感覚は  
至高の喜びであった。また逝った後、アルシオーネは顔を村人に向けてそれぞれの顔を見渡しながら言った。  
 
「つ、次はだれが!だれが挿れてくれるの?」  
「自分でしてもらわねえか?」  
「あぁ、俺たちも疲れたしな。このアルシオーネ様は精力があり余っているようだが」  
「おい、自分で自分の体を慰めてやって、その様で俺たちをまた勃つようにしてくれよ?」  
「はい。わたしを、もっとわたしを見てください、そしたら挿れてください」  
 アルシオーネは自分で自慰を始めた。左手で胸を右手で股間をそれぞれいじる。  
快感で体をよじる姿は淫靡というよりは本当の淫乱という感じだった。  
 村人はその様を見て、興奮するというより楽しんでいた。面白い玩具が手に入ったと。こうして最初の一夜は終わった。  
 
 アルシオーネは奉仕奴隷として1ヶ月村人の相手をし続けたが村の女の反発もあり、  
結局は人買いに売られることとなった。その両手首と両足首には銀色の魔力封じの輪が4つも追加されはめられていた。  
その後、アルシオーネは売春宿に売られ、王宮魔導師から娼婦へと身を落とすことになった。  
 

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