放課後の教室には風とフェリオの二人だけがいる。  
外は既に暗く、校舎にも校門にも人影はなかった。  
 
正面に立った風を、フェリオは座ったまま抱きしめた。風は一瞬驚き、そのままフェリオを抱き返す。  
フェリオは風の柔らかな胸に顔を半分埋めながら風を見上げる。恥ずかしそうに顔を赤らめ、困ったように見返す風が愛しい。  
 
口付けは深く、いつまでも続いた。  
風の背中をさまよっていたフェリオの手が制服の内側へと入り込む。驚いて一瞬固まった彼女を安心させるように、フェリオは蕩けるようなキスを繰り返した。  
 
 
そうするうち、フェリオの手は風のブラのホックを外した。風は急な感覚に戸惑いながらフェリオを見下ろす。  
フェリオは優しく笑い、風の制服をはだけさせる。ブラの肩紐が滑っていく感覚が堪らない。  
 
フェリオは、それでもまだ素肌を頼りなく覆うブラの上から胸を舐めた。甘い声をもらしながらフェリオの愛撫に震える風が可愛くて堪らなかった。  
 
ブラをたくしあげてそのまま素肌に触れると風が悲鳴をあげた。甘ったるい声にフェリオはますます煽られる。  
片手で胸を愛撫し、もう片方の手で太ももをさする。立ったままの風はフェリオの頭にしがみつく。柔らかな彼の髪が腕を擽る。  
 
スカートの中に侵入した手は下着越しに風の中心に触れる。布越しにも濡れている事がわかった。  
微笑みが意地悪な顔だったことを自覚しつつも、風を愛撫する手は休ませずに敏感な場所をそれぞれ攻めた。  
 
完全に腰が砕けた風がフェリオに倒れこむ。フェリオは笑って口付けながら、風を背後の机にうつ伏せにもたれさせた。  
不思議そうに振り向く風のスカートの中を探り、片手で下着を下ろしていく。その感触に彼女が震えた。  
 
フェリオは床に膝をつき、机から下がる風の太ももの間に手を進め―直接触れた。  
びくりと震えるフウに笑いながら、濡れた場所に口付け、亀裂を舌でなぞっていく。  
あまりのことに悲鳴をあげた風は、そのまま与えられる快楽に溺れていった。  
 
散々舐めつくし、風がぐったりした頃になってフェリオは自身を彼女の脚の間に擦り付けた。  
固く熱い感触にフウが振り向くとフェリオはまた口付ける。キスに酔った風の体から力が抜け、フェリオは風の中へと入っていく。  
そのまま緩く腰を前後に動かすと風が甘い声で啼く。それに煽られて動きはどんどん激しくなって行く。  
 
教室には二人の甘い吐息と打ち付けあう水音が響く。  
 
激しい動きによる快楽に風の内壁が収縮する。ざらざらとした表面がフェリオを絡めとり、二人は同時に絶頂を迎えた。  
 
激しい呼吸を収めながら、あまりの快楽に失神した風と自分の、汗と汚れを拭い服を整える。  
 
 
放課後行われる二人だけの日課。  
 
 

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