女となったツナがXANXASに連れていかれた後、残されたメンバーは  
バツが悪そうにお互いを見合っている。  
その気まずい空気を打破したのは山本だった。  
「なー小僧、ほんとに誰選んでもいいのか?」  
そう問われたリボーンはくいっと口角をあげ、  
「ああ、好きなのを選べ。空き部屋の鍵だ」  
と山本に向かって鍵を投げた。それを左手で受け取った山本は  
「サンキュー。んじゃ行こうか」  
と髑髏の肩を抱き、そのまま半ば強引に連れて行く。  
「え、わ、私?」  
 
そんな二人の後姿を見送りながら、ルッスーリアがくやしそうにハンカチをかむ。  
「いやん、密かに山本くん狙ってたのにぃ〜〜!!」  
「変態」  
ベルは冷たい視線を(といっても前髪に隠れて見えないが)ルッスーリアに送る。  
「んもうっ!ベルちゃんたら口が悪いんだから!あ・た・りv」  
「キモイ死ね」  
 
 
***  ***  ***  ***  
 
 
「あ、あの、山本さん…」  
小柄な髑髏は山本との歩幅の差がかなりあるため、少し小走りになっている。  
山本は無言で受け取った鍵を使い空き部屋に入っていく。そこはこぢんまりとしているが  
きちんとメイキングされており、真ん中にはダブルベッドが置かれている。  
「よっと」  
「きゃっ」  
山本は髑髏の体を抱き上げ、そのままベッドに自分ごと倒れこむ。あわてて  
体を起こそうとする髑髏だが、山本に唇をふさがれる。  
 
「んん!」  
ぬるりと山本の舌が入り込んで髑髏の口内を無尽にうごめく。歯列をなぞり、舌を吸われ、  
絡めとられていく内に髑髏の思考に霞がかかってくる。  
(あ…)  
 
髑髏の目がとろんとしてきたのを確認した山本は、カーテンをまとめてある紐を手に取り  
それで髑髏の両手首を後ろ手に縛った。キリリとした感触に髑髏ははっとする。  
 
ぎり、と髑髏の両手首に紐が食い込む。  
「やぁっ、やめて…」  
「小僧もあー言ってるんだし、楽しもーぜ」  
口の端を少し上げて山本はいつもと変わらない表情で笑う。  
 
「お前、処女?」  
「…っ」  
いきなりのストレートな質問に詰まった髑髏は視線を泳がせる。  
「お、その反応は経験アリ?ははっ、だろーな、ココもうこんなに濡れてるし」  
「ああっ、さ、触らないで!」  
山本は髑髏の割れ目をショーツの上からなぞる。そこは少ししっとりと湿っていた。  
 
「誰よ?骸?」  
 
 
 
「……」  
「ま、どーでもいいけど」  
言いながら山本は髑髏の着ている服に手をかけ、一気に前をはだける。  
「きゃあ!」  
白いレースのブラが丸見えになった羞恥で髑髏は頬を赤く染める。  
「お前のその表情、男をソソるって自覚ある?」  
突然の問いに髑髏は潤んだ眼で山本を見やる。  
「え…?」  
「自覚なしかよ怖えー」  
ははっと笑うと、山本は髑髏のブラのホックを外し、色づいた先端に吸い付く。  
「んぁ! あ、ぁあいや…」  
疼くような刺激に髑髏は思わず声をあげた。  
ちゅっと吸い上げ舌で先端をコロコロとなぶり、また吸い上げると、いとも簡単にそこはぷくりと尖る。  
「んっ、…ッはぁ…」  
ちらりと髑髏の様子を伺い、山本はもう片方の乳首を手でいじりながらもう片手を髑髏の下半身に持っていく。  
 
 
―――同時刻、別の部屋では―――  
 
 
「ああっ!ああッ!も…っとぉ…!」  
「ここか?」  
ギッギッとベッドのスプリングが軋むほど激しく肌がぶつかり合い、  
愛液であふれた膣を猛った肉棒が最奥を突く。  
「い、ァァア、 あっあっイッちゃうよ、ぉ…!」  
ジュプジュプと水音と共に嬌声が混ざり、互いの頂点が近づくのを悟った   は  
さらに激しく腰を動かした。  
「ひ、ァ  ッい、イクぅぅ…  ―――!!」  
   は ぎゅっと眼を閉じ、体中を震わせ達する。瞬間、膣がきゅううと締め付けた。  
「っ中に、出すぞ…    ―――!!」  
ドクドクと吐き出される精。  
 
 
 
 
***  ***  ***  ***  ***  
 
 
    
そこはすでにショーツが透き通るほどグショ濡れになっており、指をかけ脱がせていく。  
薄い草むらの奥にまるで泉のように後から後から溢れてくる秘穴を見た瞬間、山本は生唾を飲んだ。  
「すげー濡れてる…」  
「み、見ないで…」  
膝を閉じ、隠そうとするが山本は髑髏の太ももを割り開き顔を近づけ、秘穴をなぞるように舌で舐める。  
「ふぁあ!ん、ン!」  
ぴちゃぴちゃとまるで犬がミルクを飲むように音を立てて味わう。充分味見をした後、  
淫核をそっと左右に広げてみると、びくんと髑髏の体が反応した。  
「うあ!」  
「あーやっぱココ感じるんだ?」  
ニッと笑い、山本は淫核の皮を慎重にむき始めた。  
「やああ、だめ!だめぇ!」  
暴れる髑髏だが、手首を縛られている上かなりの体格差もあり、それは無駄骨に終わる。  
 
少しずつ皮がむかれる。さらに山本は中指を挿入し、出し入れし始めた。  
ちゅぷ、じゅぷという卑猥な音が響く。  
「っひ、ああぁぁ… ふ、ァ…」  
 
(指…全然骸様のと違う…)  
 
快感に支配されながら、髑髏はぼんやりとそんなことを思っていた。  
いつも自分の体に触れる骸の手はマフィアのそれと思えないほど細くて繊細だ。  
ゆっくり丁寧に、まるで壊れ物を扱うかのように自分に触れる。  
 
その指とは対称的な山本の指。野球と剣に携わる、少しゴツゴツして無骨な――  
 
「はい終わりー」  
むき出しになった淫核を、山本は親指の腹でぐりっと押しつぶした。  
「やァあああ!」  
 
今までとは比べ物にならない痛みにも似た快感が髑髏の体中を駆け巡る。  
「いや、や、んぁあああ!」  
くりゅくりゅと淫核を責め続ける山本。もちろん挿入した中指での愛撫も忘れない。  
「気持ちいい?やらしー顔…」  
「いやっ!  あぁぁあ! あ、ア、出ちゃっ…  !!」  
ふるりと髑髏の体が震えた瞬間、蜜の溢れたソコから勢いよく潮を吹いた。  
ぴゅ、ぴゅとシーツに染みを作るその様はひどく淫猥だ。  
 
ビクビクと髑髏の体がはねる。髑髏の蜜で濡れた指を見ながら山本は  
「すげー、潮吹きって初めて見た」  
と感動したように目を輝かせながらズボンのチャックを開け、熱く固くなった自身を取り出した。  
 
「お願い、それだけは!」  
髑髏のその必死さに山本の動きが止まる。  
「なに、骸に義理立てでもしてんの?」  
「……そう。だから、お願い…」  
左目に涙をため、下唇をきゅっと噛んで懇願する髑髏。その様を見た山本ははぁ〜とため息をつく。  
「ドクロ、お前ってほんとに健気なのなー」  
「じゃあ…」  
「でも却下」  
山本は言うやいなや自身を髑髏の中に挿入した。  
「はぅ!!」  
突然の圧迫感に目を見開く髑髏。そんな彼女におかまいなしに山本の熱いモノは  
ぐぶぐぶと音を立て、あっという間に髑髏の中におさまってゆく。  
「っは…」  
 
山本が熱い息を吐く。  
「すっげー気持ちいい…」  
きゅうきゅうと山本自身を包み締め付ける。どうやら髑髏は名器の持ち主のようで  
ぬめった膣壁が吸い付くようにうごめき収縮を繰り返す。  
しばらく山本はじっと動きを止めその感触にひたっていたが、徐々に腰をグラインドさせ始めた。  
「やぁあ! ひっ…あぁ、ああ!」  
山本の動きにあわせ、髑髏の唇から喘ぎ声が漏れる。  
「ふぁ… んァア!はぁ、はぁ…!」  
抜けるギリギリのところまで引き抜き、一気に突き上げる。  
「ひ!ィぃ!」  
ぐちゅぐちゅ・ズプ‥ズップズップ…  
 
山本は髑髏を突きながらディープキスを落とす。  
「んっくぅ…  ちゅ…」  
髑髏の口内に山本の唾液が流れ込んだ。ちゅる、と音を立て唇を離した山本と髑髏の間を  
銀の糸が紡ぐ。  
 
 
「も…ぅ、ダメぇ…!」  
飲み込みきれなかった山本の唾液を唇の端からこぼしながら、髑髏は大きな快感の波を感じていた。  
同時に自身の限界が近い事を悟った山本もフィニッシュにむけてさらに大きく腰を動かす。  
「‥ッ、イくぜ…」  
「アッァッ  …っアアアァアッァア!!」  
「っ!」  
ズプッと髑髏の膣から自身を抜き、髑髏の腹の上にビュ、と白い精を散らす。  
「はぁ‥はぁ…」  
 
 
 
 
途端、すっと景色が暗転した。  
「な??」  
訳がわからず山本はきょろきょろと周りを見渡す。  
「楽しめましたか?」  
突然後方から響く男の声。この声には聞き覚えがある。  
「…骸」  
 
山本が振り返ったそこには骸の姿があった。  
「お久しぶりですね山本武」  
骸はコツコツと足音を奏で、部屋の隅にあるソファに腰を落とす。  
「どういう事だよ」  
骸は山本の様子を伺いクフフと笑いを漏らす。  
「この娘はもう一人の僕なんですよ、僕以外の男と交わるなんて汚らわしい真似させるとでも?」  
 
山本は自分の体をちらりと見やる。着衣の乱れはなく射精した形跡もない。  
「幻覚ですよ、といっても初めは間に合わず手淫は許してしまいましたがね」  
 
「覗き見かよ、いい趣味してんな」  
表情をゆがめ忌々しそうに吐き捨てる山本。  
「おや、強姦しようとした方に言われたくありませんよ」  
ピリッと空気が張り詰め、一触即発の状態となる。が、骸は  
「今回は許します。次はありません」  
と言いその姿を消す。ソファの上にはすうすうと寝息を立てる髑髏の姿。  
 
「…っくしょー」  
がしがしと頭をかきながら、山本はベッドの毛布を髑髏にかけてやる。髑髏の幼い寝顔を見つめ  
「悪りーな」  
と言うと備え付けの内線電話に手をのばしコールする。  
「―――もしもし、小僧は…ああお前か。悪りィけどオレ帰るわ。髑髏はこのまま泊めてやってくれ、じゃな」  
 
建物の外に出た山本は  
「やっぱまだ夜は寒みーな」  
と憂いを帯びた表情ですっかり暗くなった空を見上げ、  
「あ〜腹へった〜」  
と言った後いつもの笑顔に戻り自宅へと駆け出したのであった。  
 
 
 
終わり  
 

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