『コロシヤクエスト』
「はひっ!ごごご、御免なさいです!!次こそはっ!」
辺りが血が染まるかのように赤くなり、夕暮れが近くなったときのことです。
切り裂き王子のベルくんは、全く使えない手下を壁際に追い詰めていました。
あまりの使えなさに呆れたため、抹殺しようと思ったのです。
「お、お願いですぅ…何でもしますからぁ……」
手下は情けない声をだしながらそう訴えました。
ベルくんは今すぐ殺したい衝動にかられましたが、ふといいことを思いつきました。
そして手下に命令しました。
――じゃあここで人目につくくらい激しくオナニーしろよ、と。
手下はキョトンとして目を丸くしていました。どうやら、オナニーの意味を知らないようです。全く…どこまでも使えない手下です。
そこでベルくんは手下にオナニーの仕方を教えてあげることにしました。
だってベルくんは優しいですから。
「はひぃいぃっ!?」
ベルくんが手下の制服のスカートの中に手をつっこむと、そんな情けない声をあげました。
ベルくんは手下の下着の上から秘部の付近を擦り始めました。
「あっ…!…ひゃぅぅん…‥」
手下が段々顔を紅潮させ始め、ようやく抵抗を始めました。
ですが、ベルくんに抵抗などしてはいけません。
だってベルくんは王子なのですから。
先程と同じようにナイフを手下の背中に突き付けると、また「はひぃぃい!」と素っ頓狂な声をだして抵抗をやめました。
少し機嫌を良くしたベルくんは、手下の下着をナイフで切りました。
「な、何するんですかぁっ!?」
そしたらベルくんは立ち上がり、もう許してやるよ、コロシヤを探しにいくぞと言いました。
手下は解放されたのか、と思い、安堵して立ち上がりようやく気付きました。
「あ、あのぅ……ハルの下着…」
スカートの裾を押さえながら、顔を真っ赤にしてそう訴える手下。
もちろんこれが狙いです。ベルくんはしししっと笑いながら手下を無視して歩きだしました。