温もりが欲しかった。
正確に言えば母さんにずっと抱きしめていてもらいたかった。
男女の恋慕より、俺は母親の愛が欲しかった。
母さんの夢をみた夜は必ず深夜に目がさめる。
目を開けば孤独感がいつも襲ってきた。そんな時は決まって部屋を抜け出した。
ただ温もりが欲しかった。
重厚な扉を開くと部屋の主はベッドに座って此方を見ていた。
「眠れなかったのね?」
部屋の主である姉、ビアンキはふわりと隼人に笑いかけた。
コクリと頷くと、ゆっくりとベッドに向かった。
「いらっしゃい、抱きしめてあげるから。」
ビアンキはそう言うとベッドに寝転がり、腕を広げてみせた。
ベットに二人分の重さが加わったが、小さくギシリと鳴っただけだった。
隼人は、ビアンキの発達途上の身体を力いっぱい抱きしめた。
ビアンキは、隼人の顔を胸に押し付けるように抱きしめた。
ビアンキは隼人の吐息が胸を擽る度に、自分の体温が上がるのを感じた。
「っ・・・母さん・・」
「大丈夫よ、隼人。私は此処に居るわ。」
ビアンキはそう囁くと、おもむろに起き上がった。
そしてパジャマを脱ぎ捨て、ブラジャーも外した。
「隼人・・」
そして先程と同じように囁くと隼人は再びビアンキに抱きついた。
隼人の吐息を直に感じ、ビアンキの突起がだんだんと硬くなっていくのに隼人は気づかない。
「隼人、気持ちいい?」
返事の代わりに熱い吐息を感じた。
「隼人、小さい頃みたいにここを吸ってちょうだい?」
すると隼人は顔を一旦離し、右側の突起に吸い付いた。
「あっ・・ん、そう、その調子・・」
子供のようにただ舐める舌でもビアンキは自分の秘部が濡れ始めているのを感じた。
「かわいい隼人、今度は私が気持ちよくしてあげるからね・・・」
隼人はただ座ってビアンキを見つめていた。
(続く?)