一瞬、時が止まった。  
地下施設の自室で休むツナの部屋に、彼を修行に駈り出そうとノックも  
せずに入ったラルの目に止まったのが、下半身だけが丸裸のツナだった  
からだ。ラルの目にはツナが巨大化したペニスを右手で掴む姿が目に  
飛び込み、ツナの目には動揺の色を見せたラルの顔が捉えていた。ツナは  
まだ中学生だ。一番、誰にも見られたくない姿を見られたショックは、  
ある意味10年後の過酷な現実よりはるかに大きかった。  
 
ツナ「なっ!なんでノックもせずに入るんだよ!」  
ラル「べ、別にお前が何をしようが興味は無い。修行の時間だ。早く来い」  
 
ツナはどんな言葉を掛けられても、平静さを取り戻せなかっただろうが、  
ラルの突き放した言葉に涙を流した。ツナ自身、精神的にかなり参っていた。  
唐突に飛ばされた絶望的な未来。得体の知れない敵との戦争。ボスとしての  
重圧。更に誰にも見られたくない自分の恥ずかしい姿を見られた。  
ツナは下半身を丸出しのまま泣き崩れた。  
 
ラル「おい。いきなり入ったことは謝る。だから泣き止め。」  
ツナ「でも・・っ。オレ・・。」  
ラル「ち・・。おい、手をどけろ。」  
 
ツナの正面にラルが正座した状態で座ると、ラルは軽く舌を出し  
ツナのペニスに顔を近づけ始めた。  
 
ツナ「えっ・・!ちょっと何を!?」  
ラル「いいから、ジッとしてろ。そのまま動くな。」  
 
ラルの熱い舌がツナの股間に到達した瞬間、ツナのペニスはまた勃起し  
始めた。ツナは味わったことの無い極上の快感と、ラルの絡みつくような  
舌の動きに、強い興奮を覚え、呼吸を荒くした。更に唾の弾ける音、  
ラルの吐息や髪の香りがより一層、ツナを快感へと導いた。  
 
ツナ「ラル・・っ!あ・・っ・・ダメだっ!もう出そうだよ・・!」  
ラル「・・んっ・・はあ・・いい・・このまま、出せ・・ん・・」  
 
ラルはツナの言葉を聞き、更に強くペニスをいやらしく舐め刺激を与えた。  
ツナは全身にしびれを感じて、思わずラルの頭を両の手で押さえつけた。  
 
ツナ「ダメだ!ラル、出るよ!」  
ラル「んっ!?んん〜〜!」  
 
大量の精子がラルの口内に放出された。ラルはそのほとんどを飲み込み、  
咳き込みながらツナを睨み付けた。ラルの顔にも白い液体が掛かっていた。  
 
ラル「・・おい。」  
ツナ「ご・・ごめん。あの・・。」  
ラル「もういい・・。だが、この後の修行は覚悟しとけよ。」  
 
そういうとラルは足早に部屋から出て、修行場へと歩き出した。  
ツナの羞恥心はもう消えていた。あまりに意外な展開に混乱する一方で、  
心の奥底でほんの少しだけ、次の段階期待していた。  
                         〜終わり〜  
 
 

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