「離して!触らないでください!」  
「おいおい、レディーに暴力振るうなよ、お前ら。」  
 
ビリヤード台が並べられた一室。ロングヘアの可愛い女が1人。  
俺の弟分達に羽交い絞めにされている。  
なかなかの上玉だ。良いねえボンゴレはこんなモン侍らせられて。  
 
「お嬢さん達はボンゴレの関係者で間違い無いな?  
 とりあえず酒でも飲みながら、守護者の場所でも吐いてもらおうか。」  
「守護者なんて知りません!知ってたって言わないわ!」  
「兄貴に生意気ほざいてんじゃねーよ!馬鹿女!!」  
 
はいはい、俺が甘かったですよ。ボンゴレの女ならこれくらい言うよな。  
あぁ、でも顔殴るなよ野猿。どんなに良い体でも不細工だと萎える。  
 
「そーか、お嬢さんはどうやら気は強いが頭は弱いらしい。」  
 
酒飲んでビリヤードして馬鹿言い合って、たまにボンゴレ狩りをして。  
でもそれだけじゃ満足できないんだよ、名前ばかりのお人形上司の眼鏡様よ。  
もっと刺激が欲しいんだ。悲鳴と嗚咽と怒りの視線、あらゆる絶望の感情が。  
それを与えてくれるモノが今目の前に転がってる。これは神から俺へのプレゼント。  
 
「お前らー、頭の弱いお嬢さんの為にこれから大人の勉強会を始める。  
 わかり易く教えてやれよ。賢い生き方ってのをな。」  
 
そう言いながら俺は右手を一振り。弟分達は待ってましたと言わんばかりに  
女の服を脱がし始める。いや、破いてると言ったほうが正しいだろう。  
女の悲鳴、軋む床の音、鈍い殴打の音、滴る血の音。あらゆる絶望が部屋に響く。  
ああ良いねえ。俺らブラックスペルはこうでなくちゃあ。  
このまま弟達のプレイでも見ておこうか。それとも雷を纏わせたキューを  
あっちの口に差し込んで踊り食いといこうか。でもそれじゃあ死ぬなあ。  
どうしよう。グリチネ部隊の変態でも呼ぶか?ここでこそ上官の意見を仰ぐべきか?  
なあ、俺はどうしたらもっと満たされると思う。誰か教えてくれよ。  
 
 

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