都合上リボーンが赤ん坊じゃなくて大人なので苦手な人はスルー推奨  
 
 
小さなアパートの部屋。  
畳の上には小さなタンス、食卓と勉強机を兼ねたテーブル。  
まだ夕暮れだというのにカーテンが閉まっているその部屋で男女が向かい合っていた。  
男の方は全身黒のスーツで堅気ではない雰囲気を身体中から醸し出している。  
一方は人目を引く容姿をしている以外は至って普通の女の子だ。  
少女が口を開いた。  
「本当にリボーンの言う通りにすれば上手くいく?」  
「ああ。奴は簡単にお前に落ちるぞ」  
リボーンと呼ばれた青年はそう言って口端を上げた。  
「もっともキスもまだのガキにはキツいけどな」  
その言葉を聞いてためらいの残っていた少女の瞳に決意の色が宿った。  
「……ううん、このままじゃ私いつまでも子ども扱いされたままだもの。  
リボーン、私に男の人の喜ばせ方教えてください」  
「お前ならそう言うと思ったぞ、イーピン」  
リボーンはニヤリと笑うとテーブルに腰を下ろし……イーピンの目の前でチャックを下げた。  
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇  
 
元を辿ればどんなにアタックしても「子どもには興味ないよ」と  
冷たい雲雀のことをリボーンに相談したのが始まりだった。  
相手にリボーンを選んだ時点でイーピンは間違いを犯していると言えよう。  
相談を受けた時のリボーンの顏と来たら楽しい玩具を手に入れた子どものようで、  
ツナやディーノであればその顏を見た瞬間彼がまともな回答をよこすことなどないと悟っただろう。  
だが不幸なことにイーピンは気付かなかった。  
 
そしてリボーンはこう言った。  
「俺がお前にベッドで男を喜ばせるテクを教えてやる」  
「へ?」  
「ああ、雲雀はベッドよりも布団派かもな。だがすることは同じだから問題ないだろ」  
イーピンはかぁっと赤面した。  
「や、やだリボーンたら!私が聞きたいのはそういうことじゃ……」  
どうすれば雲雀に振り向いてもらえる女の子になれるのか教えてほしいのに、  
と言うイーピンにリボーンはやれやれと大げさに肩を竦める。  
「雲雀は普通とは違うんだぞ。普通のアプローチで奴の心を掴めると思ってんのか?」  
「う……」  
確かにそれは一理あるかも……と押し黙るイーピンにリボーンは続ける。  
「多少強引でも既成事実作っちまった方が早ぇーだろ。アイツを骨抜きにしてやれ」  
イーピンはぶんぶん、と首を横に振った。  
「出来ないよ、私が雲雀さんを骨抜きなんてそんなこと……」  
「だから」  
リボーンはニヤリと笑った。  
「俺が教えてやるって言ってるだろう?」  
そして冒頭に戻る。  
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇  
 
「……っ」  
初めて見る男性器にイーピンは絶句した。  
まだ臨戦態勢にはなっていないというのに、リボーンのモノは既に十分な質量を持っている。  
「大きい……」  
思わず声に出してしまう。  
「まだ大きくなるぞ。お前の腕前次第だけどな」  
「うん……」  
イーピンは深呼吸を繰り返した。  
(これも雲雀さんを振り向かせるため……!)  
意を決してそれに手を伸ばす。  
 
熱い幹をそぅっと包み込むと、ドクドクと脈打っているのが分かった。  
そろそろと指を這わせ、上下に緩く擦りながらチラリとリボーンの様子を窺うが、いまいち反応が乏しい。  
(どうしよう、あまり気持ち良くないみたい……)  
焦って闇雲に手を動かすと、頭の上からため息混じりに声が掛けられた。  
「力任せにすんな。男のコレは女が思ってるよりデリケートなんだからな。扱いには気をつけろ」  
「う、うん」  
「俺の言う通りに指を動かしてみろ」  
頷き、リボーンの指示通り裏筋を扱き亀頭を刺激すると徐々に勃ち上がってきた。  
「少しはマシになって来たな。次は……」  
リボーンはイーピンの顎をくいっと持ち上げた。  
「しゃぶれ」  
「……」  
イーピンは目を伏せた。  
知識としてフェラは知っているが実際やるのは抵抗がある。  
(……でも頑張らなきゃ)  
大人の女になるため、躊躇していられない。  
イーピンはためらいを振り切って目の前の物体を口に含んだ。  
膨張し始めたそれはイーピンの小さな口には入り切らず、唇の隙間から苦しそうな息遣いが漏れる。  
「……ん、ふっ……」  
先ほど手で愛撫した時のリボーンのアドバイスを思い出しながら、裏筋を舌先でチロチロと擽る。  
「はふっ……」  
一度ペニスを口から出し、先端にチュウッと音を立てて吸い付くと舌に何とも言えない味が広がった。  
竿を伝っていく汁を舌で追い、唾液と一緒に飲み込む。  
(すごい、また大きくなった……)  
自分を見下ろすリボーンは表情一つ変えないがその分身はイーピンの愛撫に応えてくれている。  
それが何だか嬉しい。  
 
(本当のセックスだとコレをアソコに入れるんだよね。こんな大きいの本当に入るのかな。でも……)  
息継ぎのために口を離し、まじまじと男性器を見つめる。  
(もしコレを私に入れたらどんな感覚なんだろう……)  
そう考えた瞬間、体が火がついたように熱くなった。  
(やだ私ったら何考えてるの……)  
慌てて奉仕に戻る。  
しかし一度頭に過った考えは簡単には消えてくれなかった。  
口の中で凶器が更に大きさと硬度を増すのを実感しながら、これに貫かれる自分を想像してしまう。  
「何を考えている?」  
リボーンの声にハッと顏を上げる。  
何もかも見透かしたような黒い瞳にドキリとする。  
「別に何も……」  
「俺に嘘を吐いても無駄だぞ」  
「え……きゃあっ!?」  
イーピンはビクリと体を跳ねさせた。  
リボーンが四つん這いの体勢だったイーピンのスカートをめくり上げて下着の隙間から指を入れてきたのだ。  
「俺のモノしゃぶりながらココ濡らしてたんだろ」  
「やっ……」  
羞恥に頬を染め身を捩るも逃れることが出来ない。  
リボーンの言う通り、そこは何もしていないというのに蜜を溢していた。  
リボーンの指が襞をなぞり肉芽を弄ぶ。  
イーピンはガクガクと震えた。  
「ひゃうっ、ダメ、弄らないでぇっ……!」  
体を襲う激しく甘い波に呑み込まれてしまいそうだった。  
経験の差なのか元々の才能なのか、リボーンは女の敏感な場所を的確に刺激してくる。  
「あ、あっ……」  
激しい水音を立てて秘所を掻き回され、イーピンの意識は霞みがかっていく。  
そしてリボーンが一番感じる部分を擦り上げた。  
「あぁっ!」  
イーピンは呆気なく畳に崩れ落ちた。  
 
ハァハァと息を吐く彼女にリボーンの冷たい声が投げ掛けられる。  
「俺がまだイッてねーぞ。続けろ」  
イーピンの顏を強引に上げ眼前にペニスを突きつける。  
まだ息が整わないイーピンに「仕方ねーな」とリボーンは無理矢理口に押し込んだ。  
「んぐぅっ!!」  
喉奥を突かれてイーピンは咳き込んだ。  
リボーンはそのままイーピンの頭を押さえつけ自分で腰を動かし始めた。  
「んっ!むぐ、うぅ……!」  
苦しそうな悲鳴を上げながらも、いつしかイーピンは出し入れされるペニスに自分から舌を絡めた。  
それに気付きリボーンの目が愉快そうに細められる。  
イーピンは自分でも気付かないほど夢中で男のモノを貪っていた。  
やがてリボーンにも絶頂が訪れ、欲望がイーピンの口の中に弾けた。  
突然口内に発射されたことに驚き、イーピンはそれをほとんど溢してしまった。  
ドロリとした精が少女の可憐な唇と華奢な首筋を汚している。  
「あっ……?」  
我に返ったイーピンは呆然とリボーンを見上げた。  
「仕様のない生徒だな。溢しちまったのか」  
頭にポン、と手を置かれる。  
「途中から教師の手も借りたから赤点だな。つまり再試験だ」  
「再試験……?」  
「今度は最初から最後まで自分一人でやれ。自分の力で俺をイカせてみろ。そしたら」  
イーピンの顎を掴みとろんとした顏を見据える。  
「褒美にお前が今一番欲しいモノをやる」  
 
「……」  
まだ勢いを失ってはいないそれを見て、イーピンは無意識に唇に付いた白濁を舐めた。  
(さっきリボーンにアソコに指入れられて、恥ずかしかったけど気持ち良かった……。  
指であんなに気持ち良かったんだからコレだったらきっともっと……)  
雲雀に見合う大人の女になるためという当初の目的は頭の隅へと追いやられ、  
今少女の心を占めているのは未知の快楽への好奇心だった。  
イーピンの手が再びリボーンの分身を包み込む。  
二人だけの特別授業はまだ続く――。  
 
〈終わり〉  
 

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