※ミルフィ合併前の話  
綱吉X年後?  
綱吉がボンゴレを襲名して数年。  
ようやくボス稼業も板についてきた。  
今日はファミリー同士の懇親パーティーである  
もともとこういう場が苦手な綱吉は挨拶だけして、喧騒から離れ、会場の外れにいた  
(…あれ?あの子…確か…今回パーティー主幹したファミリーのボス…)  
一人の少女が、うろうろするでもなく、ただ所在なさ気に立っていた  
つまんないなーここから出ちゃおうかなーでも怒られないかなー、みたいな  
 
(確か…名前は…ユニ…)  
とりあえず、声をかけてみた  
「えーと…こんにちは…ユニ、さん」  
「!Σ(・Δ・)」  
「あ、あの」  
「……((((((>_<)」  
人見知りなのか、声をかけられてびっくりしてホールのドアに走り出した  
が  
「ぎっ!!」  
引く扉を押してしまい  
跳ね返って来たドアに頭をぶつけた。  
「やばっ…!!」  
幸いな事に、そんなに重くないドアとは言え、小さい女の子にはかなりの衝撃だろう  
泣いちゃうかもしれない…  
いくら自分に落ち度がないとは言え、この状況で女の子、しかもボスを泣かせたとあってはどう転んでも自分が悪いと取られる。  
「…」  
背を向けたまま無言で固まるユニ。  
「…ユニ、さん?」  
不審に思い、恐る恐る表情を伺うツナ  
 
「((((>_<。))))」  
ぷるぷる震えながら声を殺してしっかり泣いてました。  
「…んぅ……」  
「痛かったよねー?ごめんなー」  
よしよし、と頭を撫でた  
「…」  
「お?」  
「…」  
ぎゅっと裾を引っ張り近くにあったソファーにツナを座らせ、  
無言でその膝の上にすわるユニ。  
 
その姿勢のまま涙をたたえた目でツナを見上げて、聞き取れるかどうかぎりぎりの、小さい声で呟いた  
 
「…………もっと……して?」  
「そーかそーか、いいよー」ぶつけた所を優しく撫でてあげた。  
(……うわ…髪の毛柔らかい…)  
「ん…」  
心地良さそうに目を細めるユニ。  
「く──……」  
 
ぽてっとツナの肩に寄り掛かり頭を乗せて寝始めた  
「え…寝ちゃった…?…どうしよう…」  
 
「……(v_v)」  
ユニは相変わらず俺の膝の上で寝ている  
「…どうしよう…」  
その時。  
「ユニ?あれ寝ちゃった?」  
 
白髪の青年が現れた  
…まだ若いから銀髪なんだろうか?  
「…?」  
「迷惑かけてごめんね?ユニ…昨日あまり寝てないからさ…」  
笑顔で話しかけて来た。  
 
昨日も何かあったらしい  
自分でさえやっと慣れて来たのに  
こんな小さな子がボス稼業なんて大変だよな…  
本当に。  
 
「そうですか…オレなら別にかまいませんけど」  
 
青年は多分ユニの取り巻き…世話人?だろう  
 
「悪いんだけど部屋に連れてってあげてくれないかな  
場所はあっちの方にいる使用人に聞いたらいいの^^」  
「はぁ…ありがとうございます…」  
 
「じゃーね泪  
 
それだけ言うと行ってしまった  
……手伝ってくれないのかよと心の中で突っ込んだ  
 
「あ、十代m…  
!」  
 
探していたのだろうか  
駆け寄ってこようとした獄寺君を人差し指を唇に当て"静かに"と阻止した。  
 
起こしては悪い。  
 
 
「獄寺君、俺ちょっとこの子部屋に連れてくから」  
 
「自分がしましょうか?」  
 
「出来たらお願いしたいんだけどね…」  
ユニの小さな手がしっかりと袖を握っていた  
「…んー…(´`;)」  
剥がそうとすると切なげな表情を浮かべる。  
「ね?」  
「分かりました。使用人に部屋、聞いてくるっす」  
「…よろしく」  
 
数分後  
 
「ここかな?」  
大きな扉だ。  
「そうみたいっすね」  
 
 
「十代目  
外にいるんで、なんかあったら呼んで下さい。」  
「ありがとう」  
 
招待されたとはいえ  
屋敷に他のファミリーがぞろぞろ踏み入るのは好ましくないだろう  
 
「そのガ…子供が起きるまで待ってます、から」  
 
「…獄寺くん」  
 
「分かってますって。十代目はそいつが起きるまで側に居てやる気なんでしょう?」  
…。  
毎度こんな感じだから流石に空気を読んでくれた  
 
「それじゃ…よろしく」  
「了解っす」  
 
ユニを抱えて部屋に入った  
今思うと…なんで一人で行ったんだろう  
とてつもない愚行だったとしか思えない  
 
 
 
どうしてこんな事になったんだろう。  
 
青年はうまく回らない頭で必死に思い出そうとしていた  
 
(確か…ユニさんが寝ちゃったから部屋に…連れていったんだ)  
あのあと。  
二重の扉を抜けると少女が使うには広すぎるだろう、リッツカールトンのスイートルームのような部屋が現れた  
 
広いので天蓋付きで正方形のキングサイズベッドですら所在無さそうに見えた  
 
…誰かが適当に見繕ったんだろう、高そうな家具が揃っている  
 
最初は気圧された綱吉だが  
 
(なんか…可哀相、だな)  
 
この少女は、こんな広い部屋で毎晩、たった一人で寝てるんだろうか…  
 
ベッドにユニを下ろした  
ナイトテーブルには花瓶があり見事な大輪の花が活けてある  
(黒い…百合…黒百合?)  
 
独特な甘い芳香がベッドの周りに息苦しい程に漂っていた  
 
綱吉はベッドにそっと、抱えていたユニを横たえた  
 
(百合の匂い…嫌いじゃないけど頭痛くなりそう…)  
 
自分も横になりユニの頭を撫でる  
その時。  
「………ふわわ」  
ユニが目を覚ました  
「あ、起きた。おはよ」  
「……」  
まだ眠いのか、空いている手で目をこすっている  
(かーわーいーいー!!)  
「……??」  
「ごめん、俺が眠っていた君を運んだんだ  
まだ寝てて平気だから  
服、放してもらえな……!?」  
ユニの朱い唇が、綱吉の口を塞いだ  
 
「んっ……!?」  
(……!?)  
そのまま、小さな舌が綱吉の咥内を蹂躙し始めた  
 
(く…苦しいっ…な…何…ユニ…さ…!?)  
「……」  
ユニの拙い指が綱吉のスーツに伸びた  
 
そして冒頭に至る。  
 
回想に耽っているうちに、ユニはツナの服を完全にはだけさせていた  
「や…何を…?」  
 
綱吉は逃げようとした  
が  
(ち…力が入らないっ…!?)  
 
ユニはその間に、綱吉の肌に吸い付き、印を付けていた  
 
「…あっ……ごっ…ごくで…!」  
(…いや…駄目だ…!!)  
 
声が出せるという事は部屋の外にいる獄寺にSOSを発信出来る  
 
しかし…この状態ではあらぬ誤解を招くし騒ぎが向こうのファミリーに伝われば大変な事になる  
 
いくらユニからの行為とはいえどちらが糾弾されるかは明白。  
 
 
(…ど…どうしよう…)  
 
むせ返るような甘い匂いに少女のリップ音が響く  
 
(……っ…やば……)  
 
やはり綱吉も男、  
可愛い少女からの愛撫という事態に身体が生理的に反応してきてしまった  
 
「…っ」  
 
こうなってしまったらたとえこの場をやり過ごしても会場には戻れない…  
 
 
下半身を静めないとならないが…  
少女にそんな場面を見せるのは道徳的にまずい  
 
まして行きずりで事に及ぶなど論外。  
 
傷つくのは相手なのだから  
 
(…もう…これしかない)  
 
肩に手を回してユニをゆっくり後ろに横たえさせた  
 
「……あっ……」  
年齢に似つかわしくない色のある吐息。  
 
黒いラメ入りのロングソックスをはいたままのユニの両足を掴み、ぴっちりあわせさせた  
「…?」  
 
「ご……ごめんなさいっ…!」  
片手でベルトを外す綱吉。  
 
「…!」  
 
ユニを寝かせたまま少女の幼い足の間でそれを捌きはじめた  
 
 
(え…す…凄い…ソックスの繊維が擦れて…気持ち…い…)  
 
出来るだけユニにトラウマを与えないようにとソックスの上から一人遊びに及んだが、ざらざらした質感の銀ラメ入りの化学繊維は予想外の肌触りだった。  
 
(…い…いいよお…癖になりそぉ…)  
腰の動きに合わせ、ニーハイ丈の黒いソックスが片方だけずり落ちていく  
 
(あっ…どうしよう……でも止まらない…止めたくないよぉっ…)  
 
綱吉は完全にその背徳的な行為に溺れた。  
 
 
ツナはなおもユニの足で自分を慰めていた  
「あ…気持ち…いいっ……」  
「で…出ちゃうよぉっ…」  
 
寸前で抑え、自分の白濁のはけ口を探した  
 
(…え?)  
ベッドのまわりを捜すがティッシュとか、ゴミ箱らしき物が見当たらない  
「ごめん…ティッシュとか…ないかな……?」  
ユニに問う  
きょとんとするユニ  
「持って来させ……「だ…駄目ぇー!!」  
自分は半裸。  
しかも必死に荒ぶる下半身を抑えている。  
本人に何もしてないとはいえ、こんな所をみつかったらそれこそ抗争沙汰である。  
というか…普通に寝てる少女に欲情して抜こうとする変態扱いされて表を歩けなくなるだろう。  
 
その時  
自分の持っていた携帯電話が鳴った  
左手で抑え、片手で電話に出る  
「は…はい」  
「どうかされましたか、十代目?」  
あまりに大声だったので部屋の外の獄寺君に聞こえたようだ  
「大丈夫…っ!!ちょっとユニちゃんが、  
 
ユニちゃんが…ベッドから落ちかけただけっ…はぁっ…」  
「そうですか。  
まだ寝てやが…お休みですか?」  
「み…みたいだよ」  
(……!?)  
自由になったユニが体を起こした  
赤黒く血管の浮いたそれに顔を近付けてくる  
(え……え!?)  
小さな舌が這いまわる  
「…じ…じゃあね……」  
自分から電話を切る  
「…!?…」  
指を弱く噛まれて、びくっとして押さえていた手を避けてしまう  
「……む…」  
桃色の幼い唇が、それをくわえた  
 
(えっ…ちょっ…何してるのユニさーん!?)  
「ふにに…」  
「し…喋らないでっ…」  
歯が当たるんです  
ちいさな両手でさわりながら不意に口を放す  
「口に………出して」  
「へっ!?」  
それだけ言うとまた口にくわえた  
舐めるわけでもなく、じっと大人しく上目遣いに見つめながらまっている  
つまり飲んでしまえばいいという安直極まりない結論だった  
 
ツナが戸惑っていると、さすがに長くくわえているのは辛いのか、ユニは息苦しそうに顔をわずかにゆがめた  
「っ…」  
限界だったツナは少女の口に白濁を放った  
 
「んっ……」  
目を閉じて受けるユニ  
飲み切れなかった白濁がユニの顎を一筋、伝う  
 
「はっ…ふぅ…あ…」  
 
欲を吐き出し解放されたツナはベッドに倒れこんだ  
 

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