オレのお姫様は無口で無表情で無愛想。  
セックスの最中ですらいつもと同じ静かな瞳でオレを見据える。  
でもそれにたまらなく欲情するんだ。  
 
「ユニここが好きなんだよね?」  
「……っ」  
蜜を溢れさせる場所を掻き回すと喉の奥から小さな吐息が漏れた。  
透き通るような白い肌はピンク色に染まって、オレが刻み込んだ赤い印が花びらのように散っている。  
ユニの体はどこも柔らかい。  
ぷっくりとした唇も、白い頬も、未成熟な胸も。  
その柔らかさを味わいたくてオレはいつも愛撫に時間を掛けてしまう。  
でもそれは結果的にユニを焦らすことになるわけで。  
「……」  
あ、怒ってる。  
表情は変わらないけどオレには分かる。  
怒ってるユニも可愛いけど、あんまり焦らすとエッチおあずけになっちゃうかもしれないし、仕方ない。  
「ごめんねユニ。今あげるから」  
オレは自身をユニの入り口へ侵入させた。  
 
「っ!」  
ユニが体を仰け反らせシーツを掴む。  
本当はオレにしがみついてほしいんだけどな。  
そんなことを考えながらユニの中を突き上げる。  
狭いソコはきつくオレを締め付けてくる。  
ユニの睫毛が震えて、熱い吐息がオレの頬にかかる。  
表情一つ変えなくても、何も言わなくても、ユニが感じてるのが分かる。  
「ユニ可愛い……。愛してるよ」  
「……」  
甘い言葉を掛けてもユニは何も返さない。  
それでもいい。  
その分オレがいっぱい愛してるって言葉と態度で伝えるから。  
オレはユニの頭を撫で、その唇にキスを落とした。  
 
オレのお姫様は無口で無表情で無愛想。  
でもそこが魅力なとっても可愛いオレの恋人。  
 
END  
 

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