「ニュ…や、だっ!」
びゃくらんを見送って、お昼を食べて、お昼寝をして、びゃくらんの帰りを待って。目の前の男さえ居なければいつも通りの休日を過ごす筈だったのに。
「ひ…んっ、ぁあ…っ…」
「白蘭様は明日の会議まで戻らないでしょう。私が此処に来ていることも知らない筈。」
「やめてよ、桔梗…っ!」
「こんな姿、白蘭様には見せられませんね。」
「っ…」
ぐちゅぐちゅと下肢をまさぐる指に吐き気がした。…びゃくらん以外の人に、犯されている。そう考えるだけで涙が溢れた。大切にしてきた一生で一度の初めてはびゃくらんに貰って欲しかった。
「悪いようにはしません…ブルーベルが大人しくしていれば、の話ですが。」
「する、ブルーベル、ちゃんと大人しくするからっ…びゃくらんに…びゃくらんにだけは言わないで…!」
「…いいでしょう。」
桔梗に汚されてしまったこと、自ら足を開いてしまったこと。びゃくらんにだけは知られたくない。桔梗の気が済んだらシャワーを浴びてびゃくらんに会いに行こう。嫌なことは頭の片隅に追いやっていつもの笑顔で出迎えるの。