「もう戻るんですか」  
やさしい、けれども咎めるようなその言葉で、  
彼女は部屋を出ようとした脚を止め、逡巡した。  
 
 
クローム髑髏は広いベッドの上に四つん這いになる。  
骸の体を避けて手をつき、ベッドに腰かけ上体を起している骸と唇を重ねた。  
クロームの顎を手で掴み、彼女の口内に舌を入れる。  
「ん…」  
クロームは彼の舌の感触に身じろぎをし、声を漏らした。  
「う…」  
クロームはぞくぞくとして肩が震わせる。  
深く浅く舌を絡ませ合う。  
骸の手が、クロームの短いスカートの中、ショーツの隙間から侵入する。  
「あっ」  
わずかに唇を離してクロームが骸を見上げるが、顎に添えられた彼の手で  
ぐいと唇を重ねられた。骸の舌が彼女の歯茎をなぞっていく。  
その間に、骸の指が奥に入れられ、秘肉をくちゅくちゅといじられる。  
骸と舌をゆっくり絡めあいながら、クロームは秘部への刺激のために、  
大きな瞳をとろんとさせた。  
「ん・・・ん・・・」  
骸が指を動かすと、彼女の体からは蜜液がとろとろと出てくる。  
骸に唇を離され、骸の胸にすがりついた。彼は空いている方の手で、彼女の頭を包み、  
自らの胸に軽く押し付けた。彼女の大事なところへの刺激はやめずに―。  
「クフフ・・・今日はまた・・・ずいぶんと甘えん坊だ」  
「だって・・・骸様・・・手、気持ちいい・・・」  
「なら、もっと気持ちよくなりましょうか」  
彼はとろとろの彼女の秘部から指を離し、指に絡み付いている蜜を舐める。  
 
クロームの体をベッドにうつぶせにする。  
ショーツを脱がし、白い桃のような尻、その肉を両手でぐっと掴む。  
「あん」  
男根の先端を彼女の薄い茂みの、柔らかい秘部の割れ目にあてがう。  
彼女の秘所を刺し貫いた。  
「あっ」  
なんともいえぬ暖かく柔らかい肉に、彼の堅いものが包まれる。  
「ん・・・クローム」  
細い腰を掴み、骸が律動する。  
「う・・・んっ・・・骸様・・・」  
ぎゅうっと彼女の体を両腕で抱きしめながらも、腰を動かす。  
彼の両手がブラの中に入り込み、乳首をいじり、乳房を揉みしだく。  
「は、ああ、あ」  
下肢と胸への刺激で、クロームは頬を紅潮させ瞳に涙を浮かべ  
その身をよがらせた。  
彼の堅いものは腹の中で膨らんだかと思うと、精液を放出された。  
 
骸が、ふう、と息をついて己を彼女の体内から出す。  
先ほどまでの行為のためにうっとりと横になっていたクロームが、体を起こす。  
「きれいに、します」  
そういうと、クロームは骸の勢いを失ったそれにそっと指を添え、赤い舌を這わせる。  
女の舌の感触に、勢いを失っていたはずが、それはぐぐぐ、  
とそそり立ちはじめる。  
「クフフ・・・」  
骸は己の男根の裏筋に舌を這わせ、彼女自身の蜜を舐めとるクロームの頭を撫でる。  
「かわいい、かわいいクローム」  
クロームは彼のものを口に含み、懸命にねぶった。  
「クローム、もっと奥まで吸って・・・・・・そう」  
骸は腰を動かし、何度も出し入れする。  
ぐっと彼女の口に奥まで己を入れた。  
「強く・・・そう、・・・いいですよ」  
「う・・・ん」  
言われるままに彼のものを強く吸う。  
彼女の口内に精液を出した。  
「飲みなさい」  
彼女は、口の中の、彼から出される熱い液を、残らず飲み下した。  
 
 
 
 
御仕舞。  
 
 

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