パチンと音がした―――。  
 
それを合図にクローム髑髏は己が意識を取り戻す。  
 
「…あ…」  
 
今まで何をしていたのかと困惑しつつ両手を見る。  
あたりを見回すと、意識が途切れる前にいた部屋―――。  
自分の体に何も異変は感じられない。  
 
(よかった…)  
 
ほっとして息を吐くと人影が不意に近づいた。  
 
「!!」  
 
「少しマインドコントロールを解かせてもらいましたよ。もうだいぶ慣らしましたからね」  
 
骸かと思った。骸だと思いたかった。  
しかし至近距離から見下ろす男はD・スペード、己の意識を無理やりに奪った男だった。  
 
「なに…」  
 
クローム髑髏は自身を守るように手を胸の前にやり距離をとろうとする。  
スペードの発言から、どうやらマインドコントロールされていたらしいこと、  
もはやそれが自分に馴染んでしまったことを彼女は理解する。  
 
スペードは距離をとろうとするクロームにじりと迫った。  
身長差があるためクロームにとってはかなりの恐怖だった。  
 
「なに、って、四六時中一緒にいたというのにつれないですねえ」  
穏やかに笑って、スペードはさらに体をクロームに近づけた。  
 
「やっ」  
クロームは相手の意図と逃げる方法を混乱した頭の中で必死に考えようとする。  
距離を詰めてくるスペードから逃れようとさらに動くと、何かが膝のあたり引っかかり、そのまま倒れこむ。  
 
「おや、自分からベッドに行ってくれるとは」  
それが自分への恐怖からだと十分に分かって、スペードは軽く笑いそう言った。  
クローム髑髏は今の今までベッドの存在に気付かなかった。  
(幻術…?)  
ベッドに倒れこんだのをがばっとすぐに起き上がろうとしたが、スペードに肩を  
押されベッドに仰向けに倒れこまされる。  
 
「なに…?やめて…」  
「可愛いですねえ」  
「やだ!」  
「やれやれ…六道骸は随分と上手く手懐けたものだ」  
彼は嘆息交じりに言った。  
言い終わるか終わらないかで、スペードは彼女の制服の上着を脱がせにかかる。  
「やだ、やめて!」  
逃げようと体の下でもがくクロームの動きを封じてボタンを全て外す。  
 
ブラジャーに包まれた乳房ごと、胸が外気に触れる。  
クロームは一瞬動きを止めた。  
「観念しましたか?」  
「いやっ」  
渾身の力でスペードの体を退け、縋るようにベッドの端の木の部分に手を掛ける。  
そのままベッドから逃げようとしたところで、後ろからスペードに抱きすくめられた。  
するりとショーツの中に手を入れられ、ショーツを下げられそうになったのを、  
クロームは慌ててぐいと上げた。  
しかし、それも虚しくショーツを破かれてしまった。  
「!」  
なんとか腕から逃げようとまだもがく。  
スペードがクロームの耳元で囁く。  
「無駄ですよ。逃げられると思ってるんですか?」  
スペードは未だ逃げようとするクロームの秘裂に、指を差し入れる。  
「あっ」  
声を上げてクロームは彼の指の動きに慄いて動きを止めた。  
「あっ。だめ。そこは」  
「動いたらもっと奥まで入りますよ」  
「ん…」  
スペードは指をどんどん奥へ挿し入れる。  
「あ…あ…」  
初めての刺激に血を滲ませる。  
次第に長い指の動きに合わせて、そこはくちゅくちゅと音を立てる。  
空いた方の手では、白く柔らかな乳房を揉みしだく。  
クロームは痛みと熱さに動けないでいた。  
「うあ、あ」  
だんだんと痛みが快感に変わってくる。  
時に優しく、時に強く刺激されて、初めての痛みと快感が合わさった感覚に知らずに  
口の端から液が垂れた。  
「おや、いけませんねえ。はしたない」  
指を彼女の体内に入れたまま、スペードはクロームの唇に己のそれを重ね、口の端から  
こぼれた液を舐め取る。舌を絡め口内もまた犯していく。  
「ん…ん…」  
スペードはクロームの体をベッドに倒し、指で秘所を犯し、舌と舌を絡ませる。  
ときどきクロームは彼の指から逃れるように腰を動かしたが、  
もうどうにかなるものでもない。依然としていやらしい水音を立てながらこの行為は続いた。  
 
唇を離し、指を女の体から引き抜く。  
「ふ…う…」  
やっと解放されたとクロームはベッドにくたりとして息をついた。  
ところがスペードは薄く笑って、  
「さて、はしたない娘には罰を与えないといけません」  
と衣服の中から怒張したそれを出す。  
「え…」  
クロームは信じたくないと思いながらもそれを見た。  
スペードのものは上を向いてひどく屹立している。  
(これ…入れるの?)  
初めてなので知識は十分ではない。  
だが今までこの男が自分の体のどこを弄んだかを考えれば、自ずと次にされることは予想できた。  
「や…やめて」  
目に涙を溜め首を振りながらクロームは懇願した。  
「大丈夫ですよ。ゆっくりしてあげます」  
「お願い。それだけは…」  
クロームの懇願はまったく聞き入れず、スペードはクロームの白く柔らかい皮膚のついた太ももの内側に手をやり、  
彼女の脚を大きく開かせた。  
「お願い…やめて…あっ!」  
ずるんと先端が入る。  
「う…ん」  
クロームは身をよじる。  
その瞳に僅かな恍惚を見て取り、スペードは腰をさらに進める。  
「あ、あああああ」  
クロームは彼の行為を受け入れる。受け入れさせられる。  
腰を掴まれ、揺すられる。  
「あっ」  
 
何度かのピストン運動で、男は精を彼女の胎内に出した。  
 
「ふう。…最後の一滴まで搾り取られるようでしたよ」  
勢いを失ったものを衣服に戻し、放心しているクロームにスペードが言う。  
「なんで…こんなこと…」  
「せっかく男と女なんです。この方がお互いに楽しくやっていける。お前と私は体の相性もいいようですしね」  
薄笑いを浮かべ、男は言った。  
 
 

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