(どうしよう…遠泳勝負。獄寺君と山本は帰って来ないし)
ツナは途方にくれていた。
ライフセーバーの手伝いにきた海水浴場での遠泳勝負。
京子の兄の先輩たちとトラブルになったツナたちはそれで勝負をつけることになった。
同行した京子とハルを賭けた勝負でツナのチームは負けてしまったのだ。
獄寺も山本も、探しに出た京子の兄さえ今だ帰らない。
「あああ、ハルどころか京子ちゃんまで。」
「あああああ、俺どうしよう…!?
リボーン、どうにかしてよ。」
「ハア?マフィアの世界では負けたら全て取られるのは常識だぞ。
腰抜けは黙ってみてろ。」
「ええええええええええええ!?」
男達はハルと京子の細い腕を掴み、岩場の影へ引きずり込もうとしていた。
「ほら!いいからこっち来いよ!」
「ツナ君!助けてええええ!
必死に追いすがり、ツナはそれを止めようとする。
リボーンの姿はいつのまにか無かった。
「やめてください。二人を離してよ!」
「あああ?コイツ今更何いってんだ?」
頬に熱いものを感じるとツナは張り飛ばされていた
背中を岩場に激しく打ち付け痛みにうめく。
「うぐうううう!痛い!痛いよおお!」
そのまま嵐のようにツナの体に拳や蹴りが降り注ぐ。
「ツナ君!大丈夫!」
「ツナさん!やめて!やめさせてくださいい!」
「ぐあああああああああああああ!!」
涙ながらに男に哀願する京子とハル。
ようやく、攻撃の手がやむが痛みでツナは微動だに出来ない。
しかし、男達の手が次は二人の少女のみずみずしい体に伸びる。
「ハ!自分の心配をしたほうが良いぜ!お前ら!」
何本もの日焼けした手が伸びてきて、
あっけなく水着のホックを外されてしまう。
するりとビキニを抜き取られると
まだ日に焼けていない白い体が男たちの前に晒される。
「うおおおおお!いい体じゃん!」
「やめてええ!見ないで!お兄ちゃん!」
「チョ!何考えてんですか!」
日焼けした黒い肉体の中へ白く細い二つの肉体が埋もれていく。
「…私は初めてはツナさんて…!うぐううう!」
ハルの声は最後まで続かない。
男の一人の反り返ったモノを喉の奥まで突っ込まれたからだった。
潮とそれ以外の異臭に思わずハルはむせ返る。
「うぐうう!ううぐぐぐぐ!」
苦しげな嗚咽がかわいらしい唇から漏れる。
「やだやだっやだやだやだ!やだああああ!」
別の手が京子の白いおっぱいを弄んでいる。
形の良いやわらかな乳房がぐにゃりと男の手で形を変えていた。
絞るような手つきに思わず顔を反らす。
「あ、乳首立ってきた。」
「立ってません!やめてえええええ!」
乳首をこすり上げられ嫌悪の悲鳴を上げる。
白い腿が無理やりこじ開けられ男の指でこすり上げられる。
「ダメエエエエエエエ!ツナ君!お兄ちゃん!」
しかし、その声に応えることの出来るものはここには居なかった。
「やめろおおおおおおお!!」
ツナはそんな二人から目を離せないように
岩場にうつぶせに押さえ込まれている。
情けなさと苦痛で溢れた涙が少女の痴態を歪ませていた。
腕を押さえ込まれ、何とか逃れ様とくびれた腰をひねる。
しかし、足首を捕まれ白い腿が限界まで広げられる。
ツナの目にも二人の剥き出しの性器がはっきりと見えた。
「見ないで!見ないでください!何するんですか!」
ハルは恥毛に包まれた性器を指で広げられている。
ピンクの粘膜がツナにも見える。
「嫌アアアア!抜いてエエエ!」
京子の中にはすでに無遠慮な男の指が突き刺さっている。
クチュクチュと粘液の音が指が動くたびに漏れる。
「止めろおおおおおおおおお!助けて、リボオオオン!!」
ツナの必死の絶叫も空しく、欲望の肉棒が突き刺さる。
「あぐああああああああ!」
「嫌アアアアアアアア!!」
男達が激しく腰を動かすたびにハルと京子の悲鳴が上がる。
「おい、見ろよコイツ…。ハハハハ!友達が犯られてるのにおっ立ててんじゃねえよ!
だが、彼らの言うとおりだった。ツナのモノは痛いほど充血して
海水パンツを押し上げていた。
これ以上は耐えられない…
ツナは目を閉じるてそこから先の光景から逃れようとした。
だが、腰を打ち付ける音、
男達の笑い声とハルと京子の悲鳴は延々と続き、
ツナの心を苛んだ。
ようやく全てが終わり、男達が身を起こす。
「気持ち良かったぜ!ネーちゃん!また遊ぼうな!」
粘液にまみれドロドロとなり、
人形のように力転がっている二つの白い肉体を後に
下卑た笑い声が遠ざかっていった。
「わ……私……汚され…!」
ハルが体を丸めてすすり泣いている。
京子が力無く微笑み手を伸ばす。
ツナはそれにおずおずと触れた。
「ツナ君・・・助けようとしてくれてありがとう。
でも、どうしてもっと早く泳いでくれなかったの…。」
「うわああああああああああああああああああああ!!」
ツナはそこで目を覚ました。
同時に海水が口の中に流れ込む。
腕におぼれかけた子供を抱いていた。
ようやく今は遠泳勝負の途中だと気付く。
「おお、死ぬ気弾がずれちまったみてーだな。
目に当たると悪無弾。
死にたくなるほどの悪夢を見続ける弾だぞ。」
「うわあああああああああああああああああああ!!」
「ツナさんがんばってくださ〜い」
死に物狂いでツナは浜辺を目指す。
子供を抱えながらの泳ぎだがライフセーバーを追い抜く。
みるみるにライフセーバーとの差が開いていく。
子供を抱え浜辺にたどり着いたツナを皆が迎える。
「ツナ君スゴーい。あれ…キャアアアアア!」
「え?いやああああ…アハハハ!?うわあああああ!」
股間のふくらみを指摘され慌てて隠すツナ。だが、心からの安堵がその表情を緩めた。