「おや珍しいですね君から訪ねてくるとは」  
骸はどうぞ、と部屋の中に招き入れた。紅茶を淹れてやりながら、  
もっともらしく頭をふる。  
「まあ予想はつきますけどね、先日の一件のことでしょう」  
テーブルをはさんで向かいに座ると、肘をつき両手を組む。  
「君は油断して好きでもない人にキスを許してしまい、さらに  
それを彼女に見られてしまった…」  
 
ぴくっと肩が揺れる。骸はハァとため息をつく。  
「全く君は情けない男ですね沢田綱吉。きちんとフォローしろと言ったでしょう」  
 
ずっと黙っていたツナが口を開く。  
「や、ちゃんと話そうと思ってたんだけど…」  
「いざ会ってもなんと言っていいかわからなくて?」  
「う゛…」  
言葉に詰まるツナ。どうやら図星だったようだ。  
「馬鹿ですか君は」  
ぐさっ。  
「誰も君の貧困なボキャブラリーに期待なんてしていませんよ」  
ぐさぐさっ。  
「国語のテストが2点の人間の言葉ですべて伝えられたら奇跡ですし」  
ぐさぐさぐさっ。  
 
「…って、なんでお前がそのこと知ってんだよ!」  
半分昇天しかけていたツナが白目を剥いてツッコむ。  
「僕に知らない事なんてありません」  
ははんと鼻で笑う骸。  
「気持ちを伝える手段は何も言葉だけではないはずです。ボンゴレの血統を持つ  
君ならわかるはずですよ」  
「……うん」  
しょぼんとうなだれるツナを見て骸はわざとらしく  
「ここは駆け込み寺ではないんですよ、30分ほど前にもその件について  
クロームが相談しにきて君の家に行くと…おっと」  
と口を押さえる。  
 
ツナはがばっと頭をあげると急いで帰り支度をしながら  
「骸、ありがとう!」  
と玄関に駆けていく。そんなツナを呼び止め、  
「ちょっと待ってください、これを…」  
とA3サイズほどの高級ブランドショップの手提げ袋を差し出す。  
「先ほどクロームに渡し忘れてしまいましてね、お願いします」  
「わかった。じゃ!」  
 
ツナが出て行った後、奥の部屋から千種と犬が出てきた。  
「ボンゴレ帰ったびょん?」  
どうやら犬はあまりツナのことが好きではないらしい。  
「骸様、あの紙袋…」  
勘のいい千種が骸にたずねる。骸はあごに指をかけてクフフと含み笑いをしている、大抵  
こういう時はろくでもない事を企んでいるからだ。  
「クフフフ、ちょっとしたプレゼントですよ」  
 
ツナが急いでバスを乗り継ぎ自宅に戻ると、髑髏がちょうど沢田家のベルを  
押そうとしているところだった。  
「あ、ボス…」  
「あ、えと…よかったらあがってって」  
ぜえぜえと息を切らせて自分の部屋に案内するツナ。そんな2人を居間のドアから  
顔を出して生温かい目で見守る家光・奈々夫妻。  
「かわいい子だな〜、奈々ほどじゃないけどなっv」  
「まああなたったら〜v」  
あははうふふ状態の夫妻であった。  
 
 
 
「散らかってるけど適当に座って」  
「おじゃまします…」  
散らばる雑誌やら服やらを拾い集め、髑髏の座るスペースを作るツナ。  
「あのこないだの事なんだけど…見たんだよね、オレと京子ちゃんが…その…」  
「…うん、見た。あの日ボスからは護衛はいいって言われたんだけど、不穏な動きの  
ファミリーがいるからツナから目を離すなってリボーンさんに言われてたから…」  
 
そのせいでか。いや、そのおかげで拉致にも迅速に対応できたのだ、リボーンを  
責めることなどできまい。  
 
「そか…」  
「あ、の…私、笹川さんに醜いヤキモチやいて酷いことしてしまって…」  
「いや、オレこそスキがあったからキスされちゃって、いやあの…」  
お互い焦って言葉がこんがらがる2人。  
「あの!確かに昔はオレ京子ちゃんに憧れてたよ!でもそれは昔のことであって、  
今は…今は、」  
急にぼぼぼ、と顔を赤くするツナだが、意を決し  
「今は君の事だけを愛してるから!!」  
「ボ ス…」  
髑髏を引き寄せぎゅっと抱きしめる。その華奢な体は少し震えていた。  
すっと顔を寄せ、口付けをかわす2人。  
 
夕日が部屋の窓からさし込み、2人をオレンジ色に染めていた。ちゅ、ちゅと  
キスを繰り返す。お互いのぬくもりを確かめるように。  
 
「っは…ダメだ」  
「ボス?」  
唇を離したツナに髑髏はもっと、とねだるが  
「これ以上してたら…その、我慢できなくなるからさ‥」  
下に目線をやると、ツナの股間は微妙にふくらんできていた。  
「さすがにうちじゃ出来ないから‥クローム?」  
髑髏はツナをベッドの端に座らせると、自分はツナの足元にひざをつき  
ツナの制服のベルトに手をかけた。  
「わ、ちょっ…」  
半立ちになったツナの分身を取り出すと、愛おしそうにキスをし、上目遣いでこう告げる。  
「ボスの、食べさせて…?」  
舌をとがらせ、カリの部分を丹念に舐め上げる。ぐるりと形をなぞるように、  
つつつと竿を伝い玉にまで這わせる。  
「ふ…」  
堪らずツナは息をもらした。  
ぴちゃぴちゃ、ず‥  
ぱくりと全体を口に含み、上下に動かせる。口をすぼませ何度も往復する。  
「ん…ふ、んぐ‥」  
髑髏の口元からは唾液が一筋こぼれ、妖しく光っている。  
ふとツナは気づいた、髑髏は床にぺたんと女の子座りしてフェラをしているのだが、  
その細腰が前後に少し揺れていることに‥  
「ね‥アソコ床にこすりつけてんの?」  
「んむっ」  
どうやら図星だったようだ、フェラしているうちに自分も感じてしまったらしい。  
「すげーエロい…」  
「ん、んぅ…」  
ぢゅ、と髑髏が舌の動きを早め、強く吸い上げる。ズププ、ジュブ…  
「ふぁ、 あ ぁイく…っ」  
 
 
 
「ツナ――!あそぼ―――!!」  
「うわぁぁぁあ!!!」  
バタンと部屋のドアが開きランボとイーピンが入ってきたのと、ツナが  
髑髏と自分の股間を掛け布団で隠したのはほぼ同時だった。  
「な、な…!」  
「あれーツナ、かおあかいぞー」  
「いや、あ、そうそう、ちょっと熱あるかなーなんて、だから遊べないんだごめんな!」  
「つまんない!ツナのあほー!」  
どたどたと2人は部屋から出ていく。ふーっと息をつき、布団をめくると髑髏はツナ自身を  
くわえたままぷるぷる震えている。  
ツナはイク瞬間髑髏の顔を離してタオルで精液を受け止めようと思っていたのだが、  
どうやら髑髏の口の中に出してしまったらしい。  
「ごごごごめん!!タオル、タオル…」  
ずるりとツナ自身から口を離した髑髏は口元を押さえ、ゴクンと喉を鳴らした。  
「って、え!?飲んじゃったの!?」  
タオルで髑髏の口元を拭いてやりながら焦るツナ。当の本人はケロリとした表情で  
「だって、ボスのだもん」  
と言っている。  
「ダメだよ――!!」  
とツナの声がこだました。  
 
 
その後「ぜひうちで食べてって〜」という奈々の好意で髑髏は沢田家で  
夕食をごちそうになることになった。  
「はっはっは〜、可愛い女の子がいると食卓が華やぐな〜!」  
家光はすでに出来上がってご機嫌だ。居候の多い沢田家にとって  
一人増えたくらいなんてことないのだ。  
「いっぱい食べてね〜v」  
「ありがとうございます」  
髑髏が椅子に座ると、その横ですでに食べ始めていたイーピンが  
髑髏に向かって言った。  
「◎※◆○△@▽!」  
「ほ〜う」  
中国語の分かる家光が何やらニヤニヤしている。  
「父さん、イーピンなんて?」  
家光の態度を不審に思ったツナが問いかけるが、  
「いやいや何でも〜vv」  
と家光ははぐらかすだけだった。  
「??」  
 
 
   
夕食を食べ終え、ツナは髑髏のマンションまで彼女を送っていく。  
「ごめんね、うち騒がしくて…」  
「ううん、とても楽しかった。あんな風にごはん食べるの初めて」  
にっこりと微笑む髑髏。  
「そっか、なら良かった…あ、そういえばこれ骸から預かってたんだ」  
と手提げ袋を差し出すツナ。  
「?なんだろ…」  
開けてみると、中には洋服らしきものと一通の手紙が入っていた。髑髏はその手紙を開いてみる。   
 
一通り目を通した後髑髏の顔はなぜか真っ赤になっていた。  
「?どーしたの?」  
「あ…ボス、とりあえず部屋にあがって…」  
「う、うん…」  
首をひねりながら部屋に向かうツナだった。  
 
「ちょっと制服着替えてくるね」  
といって髑髏は奥の部屋に入っていく。出されたジュースを飲みながらとりあえず  
リビングのテレビをつけ、丁度始まった音楽番組を見てくつろぐツナ。  
いやにテンションの低い司会者に紹介された歌手が歌い始め、音楽が響く。  
 
『こーころーのーみち○るべさ〜♪』  
 
曲が始まったのと同時に髑髏が奥の部屋から出てきた。ツナは画面から視線を外し、  
「この曲いいよね〜、   って、え゛―――!?」  
ツナはズルッとソファから落ちてしまった。なぜなら、髑髏は超フリフリのミニのメイド服を  
着ていたからだ。  
「そ、そのカッコは…まさか骸の…」  
「あ、うん…さっきの手提げ袋に入ってた…」  
「って素直に着なくていいってば――!!」  
(つーかなんでアイツそんな服持ってんだよ!!)  
 
少し頬を染めながら、髑髏はツナに近づききゅっとしがみついた。  
「クローム?」  
「えと…その、さっき中途半端だったから…」  
と体をすり寄せる髑髏。そんな彼女の体が熱を帯びほてっているのが服ごしにわかる。  
「…うん、さっきの続き、しよっか?」  
 
 
ブラウスのボタンを4つほどはずし、前を開けブラをずり下げるとぷるんと  
髑髏の胸があらわになる。  
ちゅ、と唇をあて強く吸えば白い肌に花びらのように跡が散る。  
「んん…」  
先端の片方を舌でつつき、片方を指でつまんでやればぷくんと尖り固さを増す。  
「ふ、ぅ」  
ソファの手すりにしがみつき、快感に耐えている表情はひどく扇情的でツナを刺激する。  
ツナは髑髏のスカートの中に手を入れ下着を脱がしていく。  
「ね、こっちに手をついて」  
と髑髏をソファの上で四つんばいにさせてお尻を高く持ち上げる。  
「や、こんな格好…!」  
短いスカートはめくれ、薄い茂みに覆われたソコが丸見えになってしまっている。  
「あれ、もう濡れてるね‥」  
「や…見ないで‥」  
ツナは髑髏の太もも付け根あたりに手をかけ、指で濡れそぼったソコを左右に割り開く。  
「ひ‥」  
「ヒクヒクしてる…」  
と舌を入り口に這わせ、中指でクリトリスをクチュクチュといじっていく。  
「ああッ!い‥ぃ」  
あとからあとから溢れてくる蜜で髑髏のアソコはトロトロになっている。  
「そ‥んな、いじらないで…ぇ」  
髑髏の脚がガクガクと震え始めていた。  
 
「入れるよ…」  
四つんばいの髑髏の腰を引き寄せ、立ち上がった自身をびしょびしょになったアソコに後ろから一気に挿入する。  
「ッ、ああァ!」  
(うわートロトロ…!)  
髑髏の中は蜜で溢れ、柔らかくツナを締め上げ包みこむ。  
「っふ、ぅあ ア!」  
ツナは自身をギリギリまで引き抜き、グッと奥まで深く挿入する。腰の動きに緩急をつけ始めると  
ズチュズチュと結合部から粘膜がこすれる音がリビングに響いた。  
「んッは、ふぁあ!」  
「きもちい‥ッ」  
貫かれるたびに快感が体を支配し、口からはあえぎ声のみが漏れる。  
「い…い!」  
形のいい胸がふるりと揺れ、絶頂が近づく。その途端、ツナは腰の動きを止めた。  
「…?ボスぅ?」  
あと少しで達したのに、と言いたげな表情で髑髏はもじもじと戸惑っている。  
「ね、クローム自分でイッてみて」  
とツナはそんな髑髏の様子を見ながら口を開いた。  
「そ、んな…」  
「ほら、頑張って」  
 
頬を上気させて、髑髏は挿入したままゆっくりと体制を変え騎乗位になる。  
ハァハァと吐息を漏らしながらじっとしていた髑髏だったが、そろ、と自分の腰を  
浮かせ、ズッと体重をかけて下ろす。  
「んはっ!」  
自分の動きが快感につながるとあって髑髏は夢中で腰を動かせた。  
「ハァ、アァア、」  
腰を動かす、けれど絶頂までにはたどり着かず緩やかな快楽が続くだけ…  
(あたま、おかしくなる…)  
髑髏は涙を流しながらツナを見る。視線が合う。  
「ぼ…す、もぅ‥」  
「もう、何?」  
ちょっと意地悪そうな顔をしてツナが問う。  
「も、ぅ…ァあ、」  
「ちゃんと言って…」  
「――イカせて…お願い‥」  
ツナはにこりと笑い、上体を起こし髑髏の背に腕を回すと一気に下から突き上げる。  
「ひイぁ!アッ、アァア!」  
「一緒に、イこう…!」  
「あ  ん、   アァ…!!」  
ビクビクと2人の体が痙攣し、絶頂まで達した―――  
 
 
 
黒曜ボーイズの部屋では…  
「というわけで、ナース服か女教師風の制服か迷ったんですよクフフ」  
「あ〜オレナース服がいいれす!柿ピーは?」  
「……女教師風…」  
 
 
 
 
髑髏の部屋では…  
「そういえばあの三つ編みの子、何て言ってたんだろ」  
「そーいや…また聞いとくよ」  
「おやすみボス」  ちゅっ  
「おやすみ」  
 
 
 
 
沢田家では…  
「そういえばあなた、イーピンちゃん何て言ってたの?」  
「『未来で見たツナのお嫁さんだ!』ってさ」  
「まあ、あんな可愛い子が娘になるなんて嬉しいわ〜vv」  
 
 
少しひんやりした秋の夜風が並盛町と黒曜町を流れていった―――  
 
 
 
 
仲直り編END  
 

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