「ん…?」  
ある夜京子は毛布の中に何かがゴソゴソと入ってきたのを感じて目を覚ました。  
恐る恐る毛布をめくると、目を開けて鼻ちょうちんを出した  
コロネロが隣でちょこんと寝ていた。  
それを見てふっと安堵の息をつく。  
(コロネロ君いつもお兄ちゃんの部屋で寝てるのに…。  
 寝ぼけちゃったのかな?)  
そう思いながら毛布を掛け直してやる。  
 
自分ももう一度寝ようと目を閉じた時、コロネロが体をもぞもぞさせた。  
コロネロの小さな腕がパジャマの上から胸を擦る。  
「あっ…」  
思わず声が出てしまい慌てて口をふさぐ。  
(やだ…私ったら変な声出して…)  
しかしコロネロは腕に触れた京子の乳房に、今度は体ごと密着してきた。  
もみじのような手のひらで胸を触ってくる。  
(ど、どうしよう?)  
コロネロはしっかりしているとはいえ赤ん坊だ。  
無意識のうちに母親を求めているのかもしれない。  
そう考えるとやめさせるのもかわいそうな気もする。  
 
京子が躊躇している間にも、コロネロは乳房に顔を押し付け  
パジャマ越しに乳首をちゅうちゅうと吸いだした。  
「あっ…。やぁ…」  
男性経験のない京子には相手が赤ん坊といってもかなりの刺激だ。  
びくびくと体が震え、いやらしい声が漏れてしまう。  
コロネロの唇が乳首をちゅくちゅくと吸い、手が乳房をやわやわと揉む。  
 
「んん…」  
京子は太ももをすりすりと擦り合わせた。  
下着の奥がだんだんと濡れていくのを感じる。  
そっとパジャマのズボンに右手を入れ下着の上から何度も擦る。  
(あ、どんどん濡れてくる…)  
自慰をしたこともない京子は何をどうしたらよいのか分からず、  
ただ敏感なその場所を擦ったりつついたりするだけだった。  
それでもだんだんと得られる快感にとうとう思い切って直接触れる。  
ぬちゅっと淫らな音がし、思わずコロネロの顔を見るが  
彼は起きる気配もなく乳首を吸い続けている。  
 
(赤ちゃんに触られて感じちゃうなんて、私ってすごくエッチなのかも…)  
羞恥に頬を染めるがもう止められない。  
必死で指を動かして快感を追い求める。  
くりっと柔らかな突起に触れた時、一際頭に熱が上った。  
(ここ触ると気持ちいい…)  
京子はそこを重点的に攻めた。  
だんだんと下着の中で動かす指が大胆になっていく。  
(あ、ダメ、おかしくなっちゃいそう…)  
その時コロネロがかぷっと乳首に柔らかく噛み付いた。  
「―!!」  
その瞬間京子は達してしまった。  
 
我に返った京子は顔を真っ赤に火照らせていた。  
(もう!赤ちゃんのコロネロ君におっぱい触られて自分でエッチしちゃうなんて…)  
羞恥心と自己嫌悪で頭が沸騰しそうだ。  
(とにかくコロネロ君をお兄ちゃんの部屋に戻そう。  
 また寝ぼけておっぱい吸ってくるかもしれないし…)  
京子はコロネロの体を抱き上げると、了平の部屋へ連れて行った。  
戻ってきた京子は再びベッドに潜ったが、なかなか眠れないのだった。  
 
一方。  
(眠れねーぜコラ…)  
了平の部屋に移されたコロネロもまた眠れずにいた。  
実は彼はずっと起きていたのだ。  
一度トイレに起き京子のベッドへ入ったところまでは寝ぼけていた。  
しかし京子に毛布を掛けられたところで半分起き、  
身じろぎした時偶然京子の胸に触れてしまったところで完全に目が覚めたのだ。  
 
胸を触られた京子が思わず声を出してそれを恥ずかしがる仕草に  
コロネロの悪戯心が刺激された。  
それで胸を触ったり乳首を吸ったりしたのだが、  
京子が自慰を始めたのは予想外だった。  
暗かったのとパジャマを着ていたのとではっきりと見えなかったのが惜しいが、  
至近距離の京子の息遣いや下からの湿った音だけでも十分そそられた。  
(京子…まだまだガキかと思ってたがなかなか色っぽかったぜコラ)  
 
京子とコロネロの眠れない夜は続く。  
 
 

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