「あ〜あ、今日も疲れたっと」
風子は学校帰りの道でそうつぶやいた。
『今日は何しよっかなぁ?遊びにでもいくか!!』
風子も女子高生だ。放課後の予定をいれるため携帯を使いながら歩いていく。
『土門は・・・今日は家の手伝いで忙しいとか言ってたなぁ〜、烈火と柳は相変わらずデートだろうし
・・・久々にみーちゃんとでも遊んでみるか!!』
そういい携帯のメモリを探す。
「あ、みーちゃん?今日暇でしょ? 遊びにいこーよ!! ・・・今? 歩いてる〜! みーちゃん家、
直行するから待っててねんっ」
そう言うと、水鏡の返事も聞かず、風子は電話を切り、水鏡の家へと足を運ぶ。
・・・・ん??
風子は背後に迫る気配を感じた。
見られてる・・・??
「誰?!」
そういうと風子はバッと振り返った。
背後には一人の男がいた。歳は30くらいで小太りの、いかにも危ない奴だった。
「何か用?だれ・・・」
風子がいい終わる前にその男は風子のみぞおちを殴った。
「か・・・はっ・・・」
不意打ちに風子は膝を付いた。
その間に手際よく男は風子の手足を縄で縛った。
「・・・っ何?アンタ何が目的?」
風子が叫ぶように言う。
男はそれに返事もせず、風子を路地裏へと担ぎ連れてゆく。
そして人通りがないところまでいくと、じたばたと腕の中で動く風子を乱暴に落とした。
「お前、これほどけ!!」
男は風子の声が聞こえていないのか、無視しているだけなのか分からない態度で風子の身体を見回す。
「ダメじゃないか〜、こんなに太ももだして歩いちゃ・・・」
その言い方や言葉に嫌悪感を感じ、風子はより激しく動き、縄を解こうとしたが、縄はどんどん食い込んでくる。
男は脂ぎった手で風子の太ももを触る。
「ひっ・・・!!」
その感触に風子は声を上げる。
「何だよ、感じてるじゃないか?」
男はそういうと風子の制服のボタンを取り、ブラが見えるようにした。
「やめろ・・・っ」
そう言っても男はやめる気配がない。
それどころかブラをずらし、乳首を出しはじめた。
『やだ・・・恥ずかしい・・・』
その状況に風子は顔をそらし、目をつぶった。
「俺、一回やってみたかったんだ、女子高生と・・・お前、いい乳してるな?俺、もう立ってきた・・・」
そういうと、乳首にむしゃぶりついた。
「あっ・・・」
風子は思わず声を上げてしまった。それに男は悦び、
「ほらほら、気持ちいいんだろ?ちゃんと気持ちいいっていいなよ?」
「やだ!やめろ!!やめてってば!!!」
風子が嫌がっているのに、男はつまらなさそうな表情を浮かべた。
「そんなこと言ってるとおしおきするよ?」
そういうと、男は洗濯ばさみをポケットから取り出した。
そして乳首を洗濯ばさみで挟んだ。
「あ・・・・・っ!!!!やぁ・・・・」
今までにない痛みを伴った性感に風子は声を上げる。
「ああ・・・いやらしいよ?その格好・・・」
「制服姿なのに洗濯ばさみまで使っちゃって・・・」
その姿に興奮しつつ男は自分の欲求の塊を出し、風子の口の前に持ってくる。
「さぁ、舐めてごらん?」
風子は顔の前にあるものに目を合わせず、
「いや・・・だ・・・」
という。男はそれに怒り、どこからかバイブを取り出した。
「ほら、お前、これ好きなんだろ??なぁ??」
風子は恐怖で首を横に振ることしかできなかった。
『いやだ・・・こんな男に・・・されたくない・・・!!』
風子の意思に反し、男は風子の下着を膝まで下ろし、無理矢理バイブを風子の秘部に押し込んだ。
「あああぁぁぁぁっ!!!!」
初めての激痛に風子は叫んだ。
その姿を男は嬉しそうに見つめ、
「さぁ、やめてほしかったら俺のチンポしゃぶれよ?」
と言った。
風子はその痛みに耐えながら、
「嫌・・・だね・・・」
と、拒んだ。それに男は逆上し、バイブのスイッチを入れた。
「いやぁぁぁっぁっ!!!」
その機械は風子の中をかき回した。
『こんな奴に・・・助けて・・・』
「俺のチンポ、上手にしゃぶれたらバイブは止めてあげるよ?」
そういい、男は風子の口に自分のモノをあてがった。
コレ・・・舐めるしかないのかな・・・??
確かにこんな奴のモノ舐めたくない・・・けど、こんな所でこんな格好になってるのなんて誰にも見ら
れたくない・・・
なにより、この行為をやめたいと言う思いが風子の気持ちを揺さぶった。
風子は意を決し、口を開け、軽く咥えた。
「あ・・・いいよ、口の中・・・」
「何をしてる」
男が悶え始めたと同時に、他の男の声が聞こえた。
そして次の瞬間、男は殴られ、振っ飛ばされた。
・・・誰?
涙目になった目で風子は今、殴った方の男を見た。
「みーちゃん・・・」
水鏡は風子の状況を呆然としながた見入っていた。
「みーちゃん・・・早くコレほどいて・・・」
風子はきりきりと痛みつけるように縛っている縄を解くよう言った。
その言葉に我に返り、無言のままに水鏡は縄を解いた。
全ての縄が解き終わりきらないうちに風子は今まで自分を嬲っていた男に殴りかかった。
何回も何回も殴り、蹴る風子を水鏡は止めなかった。
そして風子はそのままそこに座り込んだ。
「あたし・・・こんな奴に・・・」
独り言のように呟いている風子の声が震えているのを水鏡は聞き取った。
いつも強気で涙をみせない風子が泣いている。
水鏡は自分の上着を風子にかけ、行こうと促した。
水鏡の家に着くまで風子は黙ったままだった。
『あたし・・・あんな恥ずかしいカッコ、みーちゃんに見られちゃったんだ・・・』
風子は今更ながら自分がさせられていた姿を思い出す。
乳首には洗濯ばさみをつけられ、秘部にはバイブを埋め込まれ、そしてあんな男のを咥えてる姿・・・
思い出すだけで恥ずかしくなる。
「み、みーちゃん、あの・・・あれ、あたしがあんな風にしたかったんじゃないからね?」
水鏡の部屋に着いた途端、風子は訴えた。
水鏡はため息をつき、
「分かっている・・・」
と一言言った。
「な、何?みーちゃん、怒ってんの??」
風子は一回も自分と目を合わせない水鏡に、不安になった。
「いやらしい女とか、思った・・・?」
と、風子は恥ずかしそうにさらに聞いた。
「いや・・・」
水鏡は曖昧に答えた。それを聞き、風子は何もかもが嫌になり、嫌悪感でいっぱいになった。
「なんでみーちゃんが怒ってんの?!嫌なのはあたしの方だよ!!」
叫ぶようにそう言うと、涙があふれてきた。
「あんな男に犯されそうになって・・・もう嫌だ・・・!!
あんな野郎ならみーちゃんにされた方がまだいいよ!!」
自分でも分からないことを言ってしまう。
水鏡はそんな風子を抱きとめた。
「いや・・・だから怒ってるんじゃなく・・・そんな姿を見たら・・・興奮するに決まってるだろ?」
恥ずかしそうに水鏡はそっと言った。
「ん? 何? みーちゃん・・・あたしとやりたいの?」
風子は言う。
「いや・・・だからそういう事ではなく・・・」
冷静さを保とうとする水鏡。
長い間、沈黙が流れた。
「みーちゃん、あたしの事犯してもいいよ?」
いきなり風子は言った。
犯されたのが嫌になり、その言動をしたのもあるが、助けてくれた水鏡に何か返したいと思ったのだった。
抱きしめられている安堵感もあった。
「?! 何言ってるんだ」
水鏡はあっけにとられ、聞き返した。
「だって・・・したくなっちゃったんでしょ?あたしも・・・何か、変なんだ・・・」
確かに水鏡も欲情していた。
長い付き合いだったが犯されている風子を見たのは初めてだったし、あの姿を見て欲情しない男はいない。
しかしここで風子と身体を重ねていいものか分からなかった。
冷静に今の状況を考える水鏡。
「ねぇみーちゃん、女の子が誘ってるんだよ?」
そんな水鏡を悟ってか、風子は言った。
「・・・そんな事言っていいのか?」
水鏡は聞き返した。
その言葉に風子は淫乱と言われているような気になった。
・・・あたし・・・淫乱なのかな?・・・
その言葉のショック。それが風子にはぞくぞくする快感となる。
戦ってる時とは違う、初めての快感。
その感じをもっと味わいたいと、風子は思った。
「みーちゃん、あたし淫乱なのかもしれない・・・」
風子はそれを言葉にした。それも風子にとっては快感となった。
そこまで言われてやらない男はいないだろう。
水鏡の理性も飛びそうになるのを抑えるので必死だった。
「・・・お前の淫乱な所を見せろ」
冷たいような水鏡の口調。
風子は頷き、服を脱ぐ。
さっきは制服を着たまま犯されていたので分からなかったが、風子の身体の全てが露になる。
大きく、形のいい乳房や、程よい肉付きの女の肌。
「みーちゃんのココ、おっきくなってきたね」
風子は水鏡の前に四つんばいになり、ズボンの上から水鏡の興奮に触れる。
「うまく舐められるな?」
と、水鏡はそれを舐めるよう、促した。
風子はゆっくりズボンの前のチャックを下ろし、水鏡の性器を出す。
そしてゆっくりと口に含んだ。
水鏡はさっきの男のより大きく、全ては口に収め切れなかった。
「そのまま、前後に動いてみろ」
水鏡の命令に風子は顔を動かす。
口には収まらない根元の部分も刺激するように右手で掴み、口との動きにあわせ上下させる。
「ん・・・いいよ、風子・・・」
水鏡はそういうと、風子の頭をつかんだ。
水鏡も初めての快感に支配されてしまいそうなのを抑える。
しかし、手と唾液と絡まりぐちょぐちょなっている口のピストンが水鏡を発情させる。
もう少しでいきそうになった時、水鏡は風子を顔を離させた。
「ん?? もういいの?」
不満そうに風子は言った。水鏡は少し考え、
「・・・上に乗っかれ。頭は逆でな」
と言った。風子は考え、
「それってシックスナイン??」
と聞き返した。