【リモートSP番宣CM案・2】  
 
  A別館内部。机のそばでのたうちまわる氷室。  
氷「う…うわっ、うわあああぁ…!!」  
く「警視ー!また発作?!…お、お薬…と、お水っ…!!」  
  くるみ、机のひきだしを開けて薬を取り出し、氷室に渡す。  
氷「はあ、はあ、はあ、はあ……」  
  氷室、薬を口に含み、くるみからコップを受け取ってごくごくと水を飲む。  
  しゃがんで心配そうに氷室を見るくるみ。  
く「警視…大丈夫…?」  
  氷室、くるみを見る。目が血走り、鼻息が荒い。  
氷「ふーっ…、ふーっ…、ふーっ…、……あ、彩木クン…!!!」  
  氷室、くるみを押し倒す。  
く「あっ…、いやん、警視、何を……!そんな、アタシには婚約者が……!」  
氷「はーっ、はーっ、はーっ、はーっ………」  
  フェードアウト。  
   (「小一時間」の文字)  
  フェードイン。  
  着衣が乱れたまま、床に折り重なっているくるみと氷室。  
く「警視…どうしてこんな……。激しすぎです……」  
氷「…彩木クン……薬を間違えたな…………」  
く「へ…?」  
  くるみ、そばに落ちている薬のカラを手にとって、つぶやく。  
く「バイアグラ……」  
 

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