くるみ、部屋をぐるりと見渡す。
「ここが、A…級未決…事件、捜査…特別室……、ですか?」
「――通称A別館。驚いたか」
氷室、すたすたと壁際に歩き、自分にだけコーヒーをいれる。
「さすがに…、ちょっと。でも…お化け屋敷みたいだけど、普通の民家みたいだし…、
けーひちょーの別館が、こんな所にあるなんて……」
「ここは俺の自宅だ」
「え…じゃあ、在宅勤務ってこと…ですか?」
「そうだ」
くるみ、ちらりと氷室を見て、顔を赤らめる。
「そ、それで……、どうして氷室警視は、そんな格好をしてるんですか?」
「ここは自宅だと言ったろう。どんな姿でいようと俺の自由だ」
氷室、全裸でくいっとコーヒーを飲む。お○ん○んが揺れる。
〈了〉