「ここ……置くよ」
「……ああ」
昨日と同じように、まひろの淹れたお茶がちゃぶ台に置かれる。
これはもう、二人にとって儀式のようなものだ。
背中に……衣擦れの音…………
「……んぁ」
蒼い身体は覚えたての感覚にひどく敏感なのか、すぐに背徳の響きを帯びた嬌声が漏れ聴こえてくる。
ブラボーの股間はすでに、カチカチに硬化している。核金はもちろん使ってない。自前のシルバースキンだ。
「んッ…あッ……ふぁッ……」
ホトトギスも最初の内は綺麗な声では鳴けず、少しずつ経験を積みながら歌を歌うのだが、まひろもそうだ。
あきらかに一昨日初めて啼いたときよりも、その声は甘い艶を含んでる。
しかし、『ブラボーだ』とまひろの成長を褒めるわけにもいかない。
「……………………………」
そして今日も、自分の成長を認めてもらいたい女の子がふらりっと立ち上がった。
――――男には負けられない戦いがある……
悲壮感漂う決意。だが“オトコ”だからこそ勝てない戦いもある。ブラボーはいまにも泣きそうな表情をしていた。