ホムンクルスにつかれて下半身不随になった斗貴子
鷲尾を倒した後、カズキに自分を置いて帰るように告げる
「わかった、帰るよ」
「それでいい」
「今すぐ」
「は?」
斗貴子の返事を待たずにカズキの手が伸びる。動けない斗貴子は逃げようもなく成すがまま
がば 閉ざしていた両足をカズキが強引に開く。抗う力もなく足を開かれる様はまるで赤ん坊のようだ
「や、やめろ!何をする!」
羞恥と恐怖で涙を出さなかったのは戦士としてのプライドが勝ったからかもしれない。
かろうじて動く手を自らの股間に添えて守ろうとするが、その手もあっさりと掴まれてしまう
「−−−!!」
全てを観念し、目を瞑る。カズキの手が体のどこを触っているのかも分からない。
だが、不思議と嫌な感じはしなかった。もしかしたらこうなることをどこかで望んでいたのかもしれない。
(死ぬ前に気に入った男の子に純潔を貰われるのも悪くはないか…)
足を触られているような、肩を触られているような、尻を触られているような感覚をくすぐったく感じていると
不意に ふわっと体が浮いた
?
「カズキ、何をしている?」
「何ってオンブだよ」
「…………」
カズキの考えをようやく正しく理解した。同時に、さっきまで自分が考えていた事を思い出すと顔から火が吹き出そうだ
「コラァーーッ!!人が動けないのをいいコトに勝手な真似するな!」
照れ隠し半分、ごまかし半分に叫んだ所で本編に戻る