「お前に先輩を守れるのか」  
剛太はカズキを真っ直ぐ見つめていった。  
奥多摩の川原である。  
「斗貴子さんは俺に命をくれた人だ。何があっても」  
「…………」  
剛太はまだカズキを睨み続けている。  
(こいつちょっと俺より×××がでかいからって、調子に乗りやがって)  
「てめえ、勝ったと思うなよ! 射程距離なら俺が上だ!」  
「?」  
訳が分からないといった様子のカズキ。  
剛太はまくしたてた。  
「ただ守れるだけじゃ、駄目だ。先輩をケアするテクニックが必要だ」  
「はあ」とカズキ。  
「一体何を話しているんだ」  
と、斗貴子がその場にやって来る。  
「ようし、勝負しようぜ……」  
剛太はゆらりと斗貴子に歩み寄った。  
「ちょっと剛太何を……ふあっ!!」  
いきなり剛太は斗貴子を抱き寄せると、きゅっと抱きしめた。  
そのままうなじのあたりに唇を這わせる。  
 
「武藤、俺とお前とどっちが先輩を感じさせられるか、決めようじゃないか」  
カズキは仰天した。  
「分かった。勝負だ!」  
「コラッ!! ちょっとお前ら、何をふざけて……ひゃう!」  
うなじに愛撫を続ける剛太をよそに、今度はカズキが指先でそっと斗貴子の耳をなでた。  
「何を隠そう、俺はくすぐり健康法の達人だ!」  
「このバカども、って、ああ……駄目!」  
そのまま二人の少年にサンドイッチのように挟まれる斗貴子。  
二人は斗貴子の体全体をやさしく撫でながら、耳やうなじへの愛撫を続けている。  
斗貴子は身をきゅっと硬くした。  
「ふああっ!!」  
「先輩、耳も感じやすいんですね」  
剛太が耳の中に下を入れながら囁いた。  
斗貴子の顔が真っ赤に上気していく。  
「斗貴子さん、胸はどうかな」  
カズキが指先で触れるか触れぬかのタッチで胸をなでる。  
そのうち、頂点のある辺りをきゅっと摘んだ。  
「はうっ!!」  
斗貴子の体がびくんと震える。  
カズキはセーラーの袖口から手を差し入れて、じかに乳首を愛撫し始めた。  
「すごいよ、斗貴子さん。乳首たってる」  
耳元で囁かれて斗貴子の顔がカーッと赤くなる。  
「いいか、先にイカせた方が勝ちだからな」と剛太。  
カズキは力強く頷いた。  
 
「……この……バ……ども……」  
斗貴子は何か言いたげだが、もはや体の力が抜けてうまく口が動かない。  
少年二人に挟まれて、すっかり体が火照ってしまっていた。  
「先輩ここはどうですか?」  
また斗貴子の体がびくんと震える。  
剛太の手が斗貴子の股間をまさぐる。  
スカートの上からおおざっぱに、そこの全体を愛撫する。  
「剛……っ……」  
「だんだん、湿ってきましたね」  
剛太のいうように、スカートの上からわかるほど、そこは濡れて来ていた。  
「俺も負けないぞ」  
カズキがスカートの下に手を差し入れた。  
パンティの上から一番敏感な部分をくりくりとイジってやる。  
「ふああああっ!! ああああああっ!!」  
斗貴子の体ががくがくと痙攣した。そして、そのままぐったり倒れそうになる。  
「やった! 俺の勝ちだ!!」  
例の決めポーズを取って絶叫するカズキ。  
「くっ! 勝負はこれからだ」  
「……いいかげん……やめ」  
 
結局二勝一敗でカズキの勝利となった。  
 
その後、二人がバルキリースカートの餌食となったことは言うまでもない。  
 

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