(○月×日、管理人室)  
カズキ「ブラボー。話があるって何?」  
ブラボ「うむ。戦士カズキよ、君に一つ任務を任せたい。  
     市立銀成病院と言う場所を知っているか?そこにL・X・Eの信奉者の残党が紛れ込んでいる。  
     名前と顔はすでに分かっているのだがどうしても住所が分からない。その病院に忍び込んで  
     名簿から住所を見つけてほしい。」  
カズキ「分かったぜブラボー。早速斗貴子さんにも…」  
ブラボ「あともう一つ、この任務は君だけで行ってもらいたい。」  
カズキ「えっ?どうして?」  
ブラボ「戦士斗貴子はホムンクルス関係を見つけるとすぐにぶちまけたがる。  
     犠牲を絶対に出さないためにも偵察任務を戦士斗貴子に任せるわけには行かない。  
     私もこの後しばらく戦団の会議に出なければいけないから動けるのは戦士カズキ、君だけなのだ」  
カズキ「分かったよ、ブラボー!こう見えても俺は偵察の達人だ!絶対に任務を成功させてみせるぜ!」  
 
(同日、カズキの部屋)  
斗貴子「納得できん!どうしてキミだけが任務につかなければならないのだ!何かあったらどうするんだ!」  
カズキ「落ち着いて斗貴子さん。俺だって強くなったんだ。ブラボーだってそれを認めてくれたから  
     任務を任せてくれたんだと思う。(すぐぶちまけるから…なんて言えないよな)」  
斗貴子「しかし…わかった。  
     だが一つだけ条件がある。任務が終わったら…その…久しぶりにどうだ…?(///)  
     最近色々あったし…なかなかふたりっきりになれなかったしな…(///)」  
カズキ「……うん(///)」  
 
(○月△日、道路)  
カズキ「へへっ。これで変装は完璧!  
     腕に傷害を負った人のフリをして忍び込む、我ながら完璧な作戦だ。」  
(同日、市立銀成病院)  
カズキ「ここに信奉者がいるんだな。それにしても……病院にしてはちょっと大きすぎないか!?  
     えっと受付受付……あった!」  
(同日、泌尿器科受付)  
受付係「それでは暫くしたらお呼びしますね」  
カズキ「なんかよくわかんないことを色々と書かされたけど……ま、いいか!」  
 
ナース「23番の武藤カズキ様ですね?お連れしますのでついてきてください。」  
カズキ「(……こいつは!…間違いない、こいつが信奉者だ。ここで疑われるわけにはいかない…。)  
     は、はい!」  
信奉者「それでいつから傷害を?」  
カズキ「えっ……えっと……(バスケを)小さい頃に裏庭で遊んでいて。」  
信奉者「……裏庭?」  
カズキ「えっええ、よく父さんと遊んでたんですよ。よくどれだけ遠くまで飛ばせるか競争したんですよ」  
信奉者「……( ゜Д゜)」  
 
信奉者「……さ、着きましたよ。はい、これ。」  
カズキ「えっ?なんですか?この袋は。」  
信奉者「精子の数を数えるのでこの部屋でどうぞ」  
カズキ「えっ?えっ?」  
信奉者「……どうしたんですか?」  
カズキ「(まずい……ここで疑われたら……)は、はい!そうでしたね、はは……」  
 
(30分後)  
カズキ「はあ…はあ………どうですか?」  
信奉者「はい、結構です。お疲れさまでした」  
カズキ「一体何で……ん?受付に誰もいない!チャンスだ!」  
 
カズキ「保武田来栖子、保武田来栖子……と。……あった!忘れないうちにハンカチに書き込んで……」  
信奉者「……そこで何をしてるんですか?」  
カズキ「(まずい!)い、いやあ、口紅が置いてあるのを見つけて。ほら、毎日の化粧は忘れちゃいけないでしょ?  
     今日はうっかり忘れちゃったから……はは(汗)」  
信奉者「……(  Д )゜゜ポーン」  
ナース「54番でお待ちの巻町曾太郎様、54番でお待ちの巻町曾太郎様。」  
カズキ「そ、それじゃあ……(汗)」  
ナース「あ!巻町曾太郎様、どうぞこっちへ……」  
カズキ「えっ?えっ?」  
ナース「ささ、後が詰まってるので早く来てくださいね。」  
 
ナース「それじゃあ今日は10袋分お願いしますね」  
カズキ「えーーーーー!!!」  
(1時間後)  
ナース「出ましたか?」  
カズキ「……まだ半分しか……」  
ナース「『Hですてきなお姉さん』でも差し入れましょうか?」  
カズキ「……お願いします」  
(2時間後)  
ナース「どうですか?」  
カズキ「……ぜー……ぜー……だめです……あと一袋どうしても……」  
ナース「わかりました。それではいつものナースに手伝ってもらいますね。」  
カズキ「……はい」  
ナース「ローズマリー(SM)ローズマリー。304号室へ行って下さい」  
カズキ「ええええええええええええーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」  
 
(3時間後)  
ナース「ありがとうございました」  
カズキ「……も……もうだめ……」  
 
(同日、寄宿舎カズキの部屋)  
カズキ「……やっと………帰って…これた  
    今日はゆっくり……と寝よう………」  
斗貴子「カズキ、帰ってきてたのか!」  
カズキ「斗貴子さん…」  
斗貴子「…疲れているな。よっぽどすごい相手だったのか?」  
カズキ「ああ……めちゃくちゃすごい相手だった………」  
斗貴子「どれ…体中傷だらけじゃないか!?だからあれほど私を連れて行けと…  
     ……仕方がない。私の体で癒してあげよう(///)」  
カズキ「っっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!」  
 
                               −完−  
 

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