「それなら、足りない分は私から補え」  
「ウン」  
「いつかの夜に言った通り…キミが死ぬ時が私が死ぬ時」  
キミと私は一心同体だ…って、火薬の臭い?  
 
「ちょっとしたフェンタジーだな」  
「「!?」」  
どこからともなく現れたパピヨン。  
ヴィクター戦の後、気絶を装いカズキを誘ったのに、コイツにぶち壊された。今度もまた。  
 
バタン。  
「今はまだ、17歳の高校生だ――」  
「ブラボー!」  
屋上の入り口に姿を見せた車椅子の男。  
蝶野を倒した後の密会を思い出す。あの時もコイツはこうだった。  
 
殺意が体に満ち、バリキリースカートが太股を包んだ。  
 
おわり  
 

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