湯上がりで上気した肌…せっけんの匂いが斗貴子さんからした。
柔らかくって温かくて、すべすべしてる太ももをカズキは撫でる。
斗貴子さんの下半身はもうパンツ一枚だった。
「この下着、可愛いね。斗貴子さんの肌が生えるし」
「…そういってもらえると、悩んで買った甲斐がある」
ほんのり頬を染め、斗貴子さんが言った。斗貴子さんは細かいところがけっこうオシャレなのだ。
斗貴子さんはもぞもぞとミャミソールの下のブラの背中のホックを外した。
ふっ、とカズキが斗貴子の耳元に息を吹き付けた。
「あっ」
思わずびくっとして斗貴子はのけぞる。
「コラ!いきなりキミは…」
「えへへ…斗貴子さん、可愛い」
「もう…」
カズキは左手を胸に伸ばした。
湯上がりでしっとりと落ち着いている、ブラの下のささやかな膨らみ。
「あっ…」
斗貴子はまたぴくんと反応した。
たちあがった乳首がだんだん固まっていく。
揉みしだかれる乳房は、刺激でうっすらとしたピンク色に変わりはじめる。
カズキはキャミだけを残し、斗貴子のブラを外す。
ちゅ、ちゅっと柔らかなキスが斗貴子の胸元に降り注ぐ。
「斗貴子さん、…乳首、すっかり勃ってる」
カズキの言葉に間髪入れずに怒声が起こった。両方の頬をつねられる。
「…そういうことは声に出すな!」
「いひゃいいひゃいひょきこさん…」
頬を解放される様、カズキは斗貴子のお尻に手を伸ばす。
「ひゃうっ」
穿いたままのパンツの上から、指をゆっくり、アソコの溝に沿わせ…
「あん……!」
斗貴子は片手で、カズキの手を止めようとレース付きのパンツに覆われた大事な場所を抑えた。
「…ん?なんだか透けてる……?」
「み、見るな!」
カズキの指先がクリトリスに軽くめりこみ、そこから走った電流のような快感に斗貴子は悲鳴をあげた。
「きゃうっ!」
「斗貴子さぁん…中に指、入れていい?」
「う、ううう……!」
斗貴子は底なしの恥ずかしさから、涙が出そうだった。じんじんと不穏な股間。
「入れて…カズキぃ…っ!欲しい…」
カズキは斗貴子のお尻の間から手を滑らせて、ゆっくり指をワレメに沿わす。
とたんに斗貴子の息が荒くなった。
「斗貴子さん…ここ摘むと、気持ちいい?」
「あっ、ちょっ…!ダメ……」
(き、気持ちいい…………)
カズキの指を受け入れる斗貴子の秘所はもうぐしょぐしょのぬるぬるで、カズキの雄を迎える準備は整っていた。
カズキはそれを見て、トランクスを膝までずり下げ、斗貴子のパンツを剥いた。
「いくよ、斗貴子さん」
「って、あ……あ…あ、ああああっ…ん!」
凄まじい質量であるカズキのペニスが挿入される。
「…ああっ…あんっ……!」
何度となくカズキとセックスしても、この大きさには斗貴子はいつも舌を巻く。
頭がくらくらする。自分が自分でなくなってしまう。
「……ごめんね、斗貴子さん」
「……んっ、んんっ、うう……」
掌で髪を撫でられ躯を愛撫されながら、斗貴子は潤んだ瞳でカズキを見る。
それでもやはり斗貴子は処女ではない。躯が馴れるに従って、徐々に身も心もカズキを受け入れ、自ら動く。
「カズキ…大丈夫、だ…」
ゆっくりと一番奥に押し付けられる、甘い快感。
二人の夜は終わらない。
(END)