薄い恥毛の中に深く舌を割り入れて、溢れ出る愛液とカズキ自身の唾液を絡ませながら内壁を舐め上げると
斗貴子は押し殺した切ない声を漏らした。
十分に中を嬲り、時折舌を引き抜いてその上の充血した肉芽に音を立てて吸い付けば、ぴくんと腰を浮かせる。
カズキに優しくいやらしく性器を刺激された斗貴子は、大きく開かされた足を強張らせながら必死に、
未だ慣れぬこの行為に耐えつつも、また同時に心の奥底から湧き上がってくる淫靡な感情、密かな興奮に
抗えずにいた。
気が付くと、股間に顔を埋めたカズキの頭に斗貴子が手を置いてきた。
快楽を与えてくれるカズキの口を、弱く躊躇いがちな力で自分の感じる所に押しつけているのだった。
二人がこういう行為をするようになってからまだ日は浅い。
初めて体を重ねた日から、カズキは積極的に斗貴子の体を求めるようになったが、斗貴子はまだ羞恥の方が
先に立ち、素直に快楽に身を任せられないでいた。
カズキの行為に感じていないわけではないのだが、とにかく恥ずかしくて行為の最中はまともにカズキの
顔さえ見られない。
「痛くない?」
「気持ち良い?」
そんな斗貴子を思いやるカズキの言葉にも微かに首を動かす程度でしか返事をしていない。
そんな恥ずかしがりやの斗貴子が初めて積極的に行動してくれたことに喜んだカズキは、最後に音を立てて
ひと吸いすると顔を上げ、口元を拭いながら理性の薄らいだ斗貴子の前に戻ってきた。
恍惚の表情を浮かべる斗貴子の上に覆いかぶさり「入れてもいい?」と聞くとぼんやりとしたままこくんと
頷いた。
笑顔を浮かべながら硬く凝り固まった自身のものを斗貴子にあてがう。
熱い肉棒の先端で性器をぬるりと擦られた斗貴子は震えながら目を閉じた。
そんな斗貴子が愛おしくて、自分を求めてくれたことが嬉しくて、テンションの上がったカズキがふと放った
一言が、これから彼女の身に起こる試練の始まりだった。
「貫け…オレの武装錬金!」
え?と目を開けた油断した斗貴子に構わずそのまま突き刺すと小さく悲鳴を上げた。
腰をしっかり奥まで進ませて二人をがっちりと結合させてから止まる。
「………ば…ッ、へ、へんなこと言うなッ!」
進入を果たし一息つくカズキに涙目で抗議する斗貴子。
「え?へんかなあ」
なんとも締まらない顔でへらへらしながら答える。
「だってさ、なんか似たようなところもあるし…」
「ッ…!ちっとも似ていない!!」
「そう?例えば人の闘争本能に依ってホラ、…こんな風に、作動する所とか…さ」
「馬鹿!作動とか言う…あ、や…こらッ、い、いきなり動くなぁ…あ…あんッ………」
締め付けてくる膣の中で、言葉に合わせて硬い肉棒をくちゅくちゅと動かしてみると嫌でも感じてしまうようだ。
十分な前戯によってよく解された膣壁を今度はゆっくりとしたテンポで突き上げながら言葉を続ける。
「斗貴子さん、どう?オレの武装錬金、どんな感じ?」
「あ、やぁ…ん………だ、だからッ…そう…い…言わな………ふぁ!あんッ」
「うわっ、すご……ぃ、締まって……斗貴子さんの武装錬金………すごくいいよ………」
「だッ、だからそう言うのは…やめ………ひあぁッ!?」
やだぁ、と悲鳴を上げる斗貴子。どうやら一番感じるところを突いたらしい。
「ん?ここ?斗貴子さんここが感じるの?」
そういってさっき斗貴子が一際大きな声を上げた部位を容赦なくぐりぐり突き上げると今までにない
ほど大きな嬌声を上げてカズキの下で暴れた。
「だッ、だめ!そこは……なんだか…あ…やだ……やだあ!」
「…斗貴子さんの武装錬金の弱点、見つけた………」
じたばた暴れて逃れようとする斗貴子をベッドに押え付けて更に激しく腰を動かした。
「やッ……ッ…やらッ…ぁ……ッ……カズッ…キぃ…ッ……」
いつしか斗貴子もカズキの動きに合わせ腰を振り出し、カズキも自らの快楽に没頭する。
「斗貴子さん…斗貴子さんッ!」
「カズキ………カズ…キぃ………ッ!!」
限界まで来ていた二人は、最後はお互いの目を見つめあいながら同時に達した。
暫く後、背中を向けて身を丸くさせる斗貴子を後ろから抱き締めながらカズキは上機嫌だった。
「斗貴子さん、すっごく可愛かったよ…」
「〜〜〜〜〜〜〜ッ、言うな!」
「……斗貴子さんの武装錬金、すごくよかった…」
「〜〜〜だから、その言葉を使うな!!」
「え〜なんで?」
「なんでって………だ、だって………」
「ね、オレの武装錬金はどうだった?
「〜〜〜〜〜!!!だっ、だからつかうなと………!」
この言葉がよほど気に入ったのか、それからカズキは事あるごとにこの言葉を口にするようになった。
カズキの部屋で二人で寛いでいる時、いい雰囲気になり、軽くキスを交わした後耳元でそっと、
「………武装錬金、する?」
激しいセックスをした翌日の学校で、辺りに人がいない時、そっと腰を抱き寄せて、
「斗貴子さんの武装錬金、大丈夫?昨日、ちょっと無理しすぎたかな」
また、二人きりでいい雰囲気になったのでベッドに押し倒したところ拒否されてしまい、理由を聞いても
顔を赤くしてはっきり理由を言わない時には、
「あ…そうか、今日は斗貴子さん武装錬金ダメな日だったっけ?」
そんなことが続いたので、しだいに斗貴子はその言葉を聞いただけで赤面したり、体が反応するようになって
いた。
普通の会話ならいいのだが、困るのは元錬金戦団の関係者と話す時だ。
「あ、津村さんに武藤さん。おはようございます。……え?あ、はい。だいぶこの学校にも寮生活にも慣れて
きました。みなさん大変親切にして下さいます。武藤さんのお友達もまひろさんたちも良い人達ばかりです。
ただ………、いえ、その、私はやはり、あの武装錬金の仮面がないと、ど、どうにも落ち着かなくて…。
戦団の活動は原則凍結ですから、もう武装錬金を発動することはできないのですが、それでもやはり核鉄が
あったらなと思ってしまいます…。…こんな考え変でしょうか?武藤さんはその胸に核鉄があるので今でも
武装錬金の発動が可能ですが、津村さんは武装錬金を発動することがなくなって、なにか困ったこと等はありま
せんか……………ど、どうかされましたか?……津村さん…なんだか顔色が…………………」
「あ、先輩、……………と武藤。これから昼メシですか?いや俺は……お二人の邪魔をするつもりはないですよ。
一人で食べま………いやいいよ、だから青汁はいらないっての!……あ、スイマセン。え?…みんな一緒に?
屋上で待ってる?……それじゃあ、お言葉に甘えてご一緒させてもらいましょうか。…………………………
…それにしても、こういう生活を送る日がくるなんて、錬金戦団にいた頃は想像もつかなかったですね。
普通に学校に行って、授業を受けて、メシ食って、同い年の人間とダベって、そんで帰って宿題をして、なんて
本当に一般人の生活じゃないですか。戦いの無い世界…。なんだか俺、まだここにいるっていう実感がないん
ですよね……。……え?いや、それは、先輩は俺よりずっと早く武装錬金を使えるようになっていたからですよ。
任務で一般の学校に潜入してそこで一般人に混じって生活をするっていう機会も多かったでしょうから。
俺なんて武装錬金を使いこなせるようになるまでそうとう時間がかかりましたし。錬金の戦士になるのもずっと
遅かったですから………。……なに?ああそう、よかったね発動してすぐに武装錬金を使いこなせて。どうせ
俺は才能がないですよ………………先輩?どうかしましたか?なんだか………熱でもあるんですか…………?」
「む。戦士斗貴子に戦士カズキ………ではないんだったな、今は。生徒斗貴子に生徒カズキ、今から下校か。
………なんだその顔は。やはりこの呼び方は変か?もう二人とも戦士ではないのだから呼び方を変えてみた
のだが。………なに、違う?ではなんだ………ああ、このコートか。まあさすがに寮内では着てはいない
さ。着るのはこうして外出する時だけだ。なぜならその方がカッコイイから!……なんだその目は。
おおそういえば、斗貴子。お前に話があったんだ。転入させた剛太と毒島のことだが、あの二人はお前と
違って一般の学校での就学経験が乏しいからな、まあ俺も気になって学園生活について面談を行ってみた
んだが、やはり二人とも戦闘のない生活になれていないからか武装錬金の使えない今の状況がどうも不安
だといっていた。お前は二人より経験があるんだから色々とアドバイスしてやって欲しい。お前自身は
武装錬金が使えなくて不安だということはないか?まあなにかあったらお前にはカズキがついているからな。
カズキは胸に核鉄があるから武装錬金も発動できるし。もちろん無闇に使うのは良くないが、もしなにか
あった時にはカズキ、お前のその武装錬金で斗貴子を守ってやってくれ……………なぜ顔を赤くする。
斗貴子、どうかしたのか?カズキ、斗貴子がなんだか変だぞ……………って、あ、斗貴子、ちょっと待て!
おい!………分からん。なぜ走っていってしまうんだ。カズキ、お前なにか知っているか?え?分かる?
そうか、それなら後のことはお前に任せよう。よく分からんが斗貴子の力になってやっ…………って
もういない………………………………。まあ、本当に頼んだぞ、カズキ。あの子のこと………」
「斗貴子さん………ブラボーと話ている間にこんなに濡らしてたの?」
「あっ…やぁん…そこ………だめぇ………」
「あー、もう指がベトベトになった………斗貴子さんって、本当はすっごくエロスいんだね」
「ッ!……だってぇ、カズキがぁ……」
「オレがなに?斗貴子さん。オレのなにが欲しいの?」
「……ん………やぁ………」
「言って?言わないと、わかんないよ?オレのなにが欲しいの?」
「……………………………か………カズ…キの……………」
「なに?」
「んっ………カズキ…の……………ぶ………武装………錬き……………ん…………」
こうして無意識の内に斗貴子の調教を着々と進めていくカズキだった。