パソコンの前の良い子達!!今週もドクトル岡倉の性教育の時間がやってきたぜ!!
今日は受精について勉強だ。
何?セックスして精子と卵子が合体するのが受精だろって?
甘い甘い!!その程度の知識じゃ受精について知ってるとは言えねぇよ。
とりあえずはあるカップルをモデルにして見てみようか。
「と・・・斗貴子さん!!俺・・・もう・・・」
「カズキ!!中に!!中に出すんだ!!」
「斗貴子さん!!斗貴子さん!!うっ・・・」
カ――ズキィイ!!ストロベリーの臨界点突破しやがってコノヤロウ!!
あ〜すまねぇ。思わず取り乱してしまった。
まあ、このようにカズキは斗貴子さんの膣内に精子を放出したわけだ。
ここからは膣内に放たれた精子がいかにして卵子と結合するかを見てもらおう。
まずは膣内にたまった精液は水分が減ってゼリー状になる。
そして30分ほどしたら一部は逆流して排出される。
しばらくして膣内に入った精液の中にいる3億以上の精子が子宮頸へと入っていく。
ここから精子はいくつもの難関を突破して受精へと至るんだ。
まずは外部から体内に侵入した異物を排除する存在の白血球との闘い。
こいつは体内に入った病原菌などとも戦う、いわば人体内の戦士だ。
これはイメージ図だ。
「侵入者め!!生かしてここを通すと思うか!?武装錬金バルキリースカート!!」
「そこを通してくれ!!俺は斗貴子さんの卵子と結合して受精卵になるんだ!!」
「邪魔だ!!死ね!!臓物をぶちまけろ!!」
「うわぁああああ!!」
と、まあこのように精子の何割かは白血球によって排除されるわけだ。
だがそれでも何割かはこの関門を潜り抜けて進んでいくんだ。
「俺は受精卵になるんだ!!武装錬金!!サンライトハート+!!」
「何ぃ!?」
「サンライトスラッシャー!!」
「な!!強い!!何て強力なんだ!!」
「うぉおおおおおおおお!!」
「うわぁあああああああ!!」
「ハァ・・・ハァ・・・どうにか白血球を突破できたみたいだな。」
一応言っておくけどあくまでイメージ図だ。
本当に膣内でこんな漫画みたいな戦闘が繰り広げられているわけではないからな。
さらに子宮頚の粘液に他の男の精子がいた場合はそいつとも戦うことになる。
まあこんな状況が起こりえるのは相当なヤリマンか、それこそ売春婦くらいだろうけどな。
ただ勘違いしてはいけないのは全ての精子が戦闘に参加はしないということだ。
精子には他の男の精子の侵入を阻むブロッカー、他の男の精子を殺すキラー、そして子孫を残すために卵子と受精
するための存在であるエッグゲッターの3種類が存在することが確認されているんだ。
戦闘に参加するのは主にブロッカーとキラーの2種類だ。
もしもこの場に剛太の精子がいたと仮定した場合のイメージ図を見てくれ。
剛太がブロッカー、カズキがキラーだ。
「武藤!!先輩の卵子と受精するのは俺たちだ!!ここは遠さねぇぞ!!」
「そうはさせるか剛太!!お前らを倒してここを通らせてもらうぞ!!」
「武装錬金!!モーターギア!!」
「武装錬金!!サンライトハート+!!」
「お前の攻撃はモーターギアで防ぎきってやるぜ!!」
「エネルギー全開!!全開!!全開!!同時にエネルギードレイン解放!!」
「何だと!!くそ!!ヴィクター化なんて反則だろうがよ!!」
「超最大出力!!サンライトクラッシャー!!」
「ぐあぁあああああああ!!」
重ね重ね言っておくけど、実際はこんな漫画みたいな戦闘描写じゃやないからな。
実際は精子の頭の部分をぶつけて敵か味方か判別し、敵ならキラーが頭を突き刺して毒素を注ぎ込んで殺すらしい。
何はともあれ厳しい試練を潜り抜けた精子は子宮を通って卵管にたどり着いて卵子と受精する。
はい。またイメージ図が入るぞ。
「あ!!あれは斗貴子さんの卵子だ!!お〜い!!」
「カズキ!!よくここまでたどり着いたな!!」
「斗貴子さん。俺達は・・・」
「ああ、一心同体だ。」
こうして精子と卵子が結合して受精すると受精卵になる。
受精卵になると表面に受精膜と言うものができて、他の精子は入れなくなる。
そして受精卵が細胞分裂を繰り返し、10か月後には新生児誕生となる。
最後のイメージ映像だ。
「おぎゃあ!!おぎゃあ!!」
「かわいい女の子だ。まるで斗貴子さんみたいだ。」
「ほらほらパパですよ。カズキ?この子の名前はどうしようか?」
「そうだな・・・・じゃあカズキと斗貴子でカズ子ってのはどうかな?」
「・・・・もういい。私が名前をつける。」
「え!?ダメだった?」
みんなも生まれてくる前にも、こんなドラマがお母さんの体内で繰り広げられたんだぞ。
さて、今週はここまで来週は・・・
斗貴子「ちょっと待てエロス!!なんだこの映像は!!何で私たちがモデルなんだ!!」
カズキ「しかも冒頭のSEXシーンは俺の部屋の天井裏からの盗撮だし。」
剛 太「っていうか最後は先輩がお母さんになってるぞ。」
岡 倉「し・・・仕方ねえだろ!!こういう企画なんだから!!」
六 舛「ちなみにイメージ映像のアニメと声当ては俺が担当した。」
斗貴子「そもそも何で私の体内に剛太の精子がいるんだ!!」
岡 倉「だからあくまで仮定の話だって・・・」
カズキ「それより俺の部屋の天井裏にカメラ仕掛けて盗撮したやつ誰だ?」
まひろ「あ!!それ私!!お兄ちゃん達予想以上にラブラブでビックリしちゃったわ。」
カズキ「まひろ!?」
斗貴子「まひろちゃん!?」
六 舛「どうでもいいが、お前ら高校生なんだからちゃんと避妊しろよ。」
まひろ「そうそう。私、映像見てビックリしちゃった。」
剛 太「案外本当に妊娠してたりしてな。」
大 浜「この企画は絶対2人が怒るって僕は反対したんだけどね。」
岡 倉「最後に一言!!望まない妊娠を避けるためにはちゃんと避妊をしようぜ!!」
斗貴子「黙れエロス!!っていうか責任者出て来い!!ぶちまけてやる!!」