「お兄ちゃん!」
深夜。
いつものように、寄宿舎の自分の部屋で、斗貴子さんが来るのを待っていると、
ノックもしないで、突然、まひろが入ってきた。
ハーフコートを着ているが、裾の下に衣服が見えない。短めのスカートだろうか?
「昨日、義姉ちゃ…斗貴子さんが、こんな格好してたので、お兄ちゃんの趣味かと思って!
どうかな?」
まひろはそう言いながら、得意気にコートを脱いだ。
学ラン姿。そして、学ランの前が開いていて、内側に肌しか見えない…裸学ラン?
…昨晩は、少し倒錯して、確かにそんな格好の斗貴子さんとイタした気がする。
逹っする直前、部屋の扉が一瞬開いたような気がしたけど、アレはまひろだったのか…
まひろは、そんなオレの回想を他所に、ニコニコしながらクルクル回りだした。
前開きの学ランの隙間から、胸の谷間が覗く。
性器は裾に隠れてからろうじて見えないが、まひろに隠す意図がないのが明らかなので、今にも見えそうだ。
何周かして背中がこちらに向いた時、裾がフワリと浮いて、安産型のお尻が見えた。
高校入学直前までまひろといっしょにフロに入ってはいたが、
その後のスペックアップを目のあたりにしたオレは、劣情を抑えきれなくなってきた。
「ちょっといいか、まひろちゃん?」
いつの間にか現われた斗貴子さんが、まひろの回転を止め、学ランのボタンを留めていく。
「キミの部屋で、少し話そうか?」
そう言いながら、コートを着せた。
「ト…斗貴子さん、いつから、そこに?」
「『昨日、義姉ちゃ』あたりだ。
すまない。唖然として対応が遅れてしまった。私は戦士失格だな」
戦士に関係ない気がするけど、まひろの微妙な部分が見えなくなってホっとする。
「うん!斗貴子さん、今日もお肌すべすべだね!」
まひろがそう言って、斗貴子さんに抱き付いた。
「それは、私が後で対処するから、部屋で待っていてくれ」
斗貴子さんは、オレを指差しながら、まひろを引き摺って部屋を出ていった。
指を差された先を見ると、大きく隆起したオレの股間があった。
(終り・すまん、オチなしで)