「俺が誰かだと?んなこたぁ、どうでもいい。」
「聞いてませんよ、火渡。」
「ところで照星さんよぉ、ロートルにはそんな激しい運動しちゃあ体に毒だぜ?
ロートルなんだからいい加減ジッとして後は若いエネルギーに溢れる俺らに任せておきゃあいいんだよ。
あん?私にそんな口をきいていいのですか、だと?
俺達は不条理の中で戦ってるんだ、これくらいどーってことねぇよ。」
「姿を見せなさい火渡、そしてちょっと来なさい」
「やなこった。」
・
・
・
・
・
・
・
・
・
「やっと見つけましたよ、火渡。」
「あん?照星さんじゃねぇか。
いったいどうし―― 」
「HAHAHAHAHAHAHAHA!」
〜数時間前〜
「どうしたの?ブラボー、おりいってお願いがあるって?」
「んむ、カズキ、最近火渡が毒島とケンカしてしまったな。俺と千歳に八つ当たりをして困らせる。それに戦士長がこれでは戦団の指揮が落ちる。
そこで、戦士カズキ!君に新しい任務を与える。
君の新しい任務は火渡をお仕置きさせるために―」
「任せてブラボー!!俺は声まねの達人だ!!!」
「お前が何をしたいのかはわからないが任せよう。ちなみに作戦名はH.O.だ!」
「H.O.って?」
「H→火渡
O→お仕置き
だ!!」
「そのままだな。」
「呂区魔素?!いったいどこから?!」