普段憎まれ口(常識的に考えて毒島タンの方が真っ当な言い分であり、
純粋に火渡を思っての台詞)ばかり叩くマスクっ娘に
いつかギャフンと言わせたい火渡の元に、アタシ・参上!
「…何だ、これは?」
「ウフフ、アタシのオトナアイテム・パート3!オトナのお・く・す・り(鳩
ちなみに、アタシのオトナアイテムは全部で108あるのよン」
「知るか!」
「だって戦士長、毒島ちゃんをいつかアフンと言わせたかったんでしょ?」
「いや、アフンじゃなくて」
「普段真面目なあのコが泣いて許しを請うほどスゴい効き目なんだから。
犬飼で実証済みよ。キャッ、言っちゃった」
後半は余分だ、後半は。内心くだらねぇと思いつつ、前半部分に少なからず興味を抱いていた。
そう考えると、いつもの「火渡様」もエロセリフに聞こえてくる。
「──!火渡様、このお茶に何を…!?」
たまには俺が麦茶ぐらい淹れてやる、という火渡の言葉を信じた毒島の足元に湯飲みが転がる。
吐き出そうにも、マスクをかぶっている為、すぐにそうする事ができない。
「なぁに、いつもお前にはお世話になってるからな。
ちょっと大人しくなるブレンド茶だ」
「や…っ、火渡様、来ないで…あうっ!」
既に力が入らなくなっているのか、容易にマスクを引き剥がす。
その中から、重厚なガスマスクからは想像のつかない可憐な美少女が姿を現す。
「やぁっ!み、見ないで下さいっ!」
必死の抵抗むなしく、後ろからガッチリ抱え込まれてしまう。
そして火渡は毒島を抱えたままベッドに腰を下ろした。
「そのマスクはお前の一部分と同じようなモンだから、
素顔見られンのは裸を見られるのと同じくらい恥ずかしいか?ん?」
「ひゃ…ッ、ゃ…ぁ…っ」
耳元で囁くたびに小さな肩がビクッ、ビクッと震える。
「クク…いいカッコだな。いつもの憎まれ口はどうした?」
れろ。
長い髪の合間を縫って、舌先が耳をなぞる。
「ひゃうぅッ!!」
今度は先ほどよりも大きく身体が跳ねる。が、火渡を払いのけるほどの力にはなれなかった。
だいぶ効いてきたな──確信した火渡は耳介の溝や、その奥に向けて舌を向ける。
「や…っふ…はぅ…んんッ」
ガードするように肩をすくめようとするが、後ろから抱き締めても腕が余るほど小さな身体は、
そのささやかな抵抗すら拒絶される。
はぷ。
「…ッひ…」
火渡は程よく柔らかい軟骨と耳たぶに軽く歯を立てた。
そして耳の裏側、耳たぶの付け根のくぼみへと舌を這わせる。
「んひっ!ひゃ…あ…あぁ…っ、や…も…やめ…」
「そうだな。そろそろやめるか」
それを聞いた毒島がほっとしたのも束の間──
「耳はもうひとつある事だしな」
「はひゃぁっ!?」
今度は反対側を更に執拗にねぶり出す。
「ひぃんっ!やぁ…ッ」
「もう終わったと思って気ィ抜いただろ。甘ェんだよ、バーカ」
ずちゅるるるっ
「きゃひぃぃっ!!」
小さな体がビクン!と大きくはね上がる。
「随分とかわいい声で鳴くじゃねぇか。耳しゃぶられるのがそんなにイイか?このド変態が」
唾液と汗にまみれた耳に、容赦なく辱めの言葉が降り注ぐ。
肉体的苦痛は普段の粗暴な扱いで耐性がついていたのか、どうやら毒島は言葉攻めに弱いらしい。
ねちねちと濡れた音、そして火渡の熱い吐息と低く卑猥なささやきが毒島の潔癖な羞恥心を刺激する。
「毒島…想像してみな。俺が今舐めてンのは、耳じゃなくてお前の大事なトコだ、って」
「え…あ…わ、わた…し、の…?」
「そうだ。お前のやらしー穴を俺の舌でメチャクチャにしてンだ」
そう言うと、舌先を尖らせ、軽くつつく。
「ひゃ…あ…火渡様の舌…が、わた…しの…あ…あぅんンンッッ!!」
か細い悲鳴をあげて激しく痙攣すると、糸の切れた人形のようにぐったりと火渡の胸にもたれかかった。
しかし、火渡の膝の上で宙ぶらりになっている足は、まだガクガクと震えている。
「…何だ?耳でイッちまったのか?とんでもねぇエロガキだな。そんなガキには…」
「…あ…?きゃぅっ」
まだ肩で息をしている毒島をベッドに放り投げ、慣れた手つきで下着もろともズボンをずり下ろす。
「や…!やめて下さいっ、そこは…!」
歳の割りに小柄なのは、単に身長だけではなかった。
内腿の隙間から覗く、マシュマロのようにプックリとしたふくらみと、
そこからほころびる薄紅色の可愛らしい花は、既にトロトロの蜜でまみれていた。
「まだ生えてもねぇくせに、いっちょ前に大洪水じゃねぇか」
「……ッ」
わざと下卑た言葉で羞恥心を煽る。
──この様子だと、シラフでも充分<s>調教</s>教育できたかもな。
四つん這いになってふるふると震える白く、小さなお尻が火渡の加虐心を募らせる。
こんな中途半端な状態で終わらせる訳にはいかない。
とは言え、未経験者(だと思う。いや、そうであって欲しい)に成人男性のそれは色んな意味でヤバい。
さすがにそこまで外道になれるほどの悪人ではない模様。(単なるヘタレとも言う)
「毒島ァ…お前の上司を上司と思わないその態度、身をもって思い知れや」
照星に対する自分のそれはどうなんだ。
そんな心のツッコミも不条理の壁の前には無力。あまりにも無力。
今後の展開を理解したのか、もう抵抗する力も残っていないのか、
毒島はお尻を突き出したまま、うずくまっていた。
「ひゃ…あ…ッ!」
ぬるりと熱い塊が白く柔らかい内腿の間に割り込む。
「…っと、しっかり脚閉じてろよ。でないと…」
「や…嫌です、それだけは…!」
「だったらいい子にしてろよ?」
「あうぅ…は、はい…」
悔しそうに下唇を噛む毒島の両脚が必要以上に開かないように後ろからしっかりと支える。
「や…は…ッあぅッ!」
四ん這いのまま組しかれ、火渡の腕の下で毒島はせつない声を上げる。
(ひ…火渡様のが、私の脚の間に…っ)
一擦りするたびに正常な思考がそぎ落とされる。
いつしか毒島は、無意識の内に両脚を締める力に加減をつけ始めていた。
「ふん…だいぶその気になってきたみたいだな。
にしても、犬っころみたいなお前にはお似合いのカッコだな。オラ、犬みたいに鳴いてみろよ」
毒島はちら、と潤んだ目で背後を見遣る。
が、言い出したら妥協を許さない、火渡の威圧する笑みで答えが返って来る。
「…きゅ…ぅ…」
「あ?何だ?聞こえねぇぞ」
「ぅ…わ…わふ…っ…火渡…様ぁ…も…許し…て下さ…ンンッ!おか…しくなっちゃ…んふぅッ!」
「いいのか?ここでやめちまうぞ?」
「ひゃ…や…」
遠慮がちにぷるぷると首を横に振る。
あのクソ生意気な毒島が、今、自分の腕の下で泣いて許しを請うほどに悶えている。
その背徳感と征服感に、火渡は性的快感とはまた別の悦びを感じていた。
「やッ、あッ、ひわ…り…ま…ッあ…はぁアッッ!!」
シーツをギュッと握り締め、再び毒島の身体がビクビクと痙攣する。
「ふぁ…あ…あつ…ぃ…」
震える両脚の谷間を、熱い濁流が滑り落ちる。
すっかり腰砕けになってしまった毒島は、しばらく起き上がることができなかった。
以上、オトナのおくすりの効き目を想像して危うく下段ブレグロを発動させてしまう所だったお話。