夏休みのある日、教員宿舎にて。
「火渡様もやっぱり、胸の大きい人がお好きなんですか?」
「`;:゛;`;・(゜ε゜ )ブッ!! ちょwwwwおまwww麦茶、変な所に入ったwwwwww」
「さっきから問題が進んでねぇと思ったら、突然何を言うんだ、テメェは!」
視線を火渡と己の胸に交互に移しながら毒島はポツリポツリと語り出した。
以前、カズキ達と海水浴に行った際、火渡がまひろと桜花の胸を目で追っていた事を。
「あぁ?あン時の事か?最近のガキは発育がよくてけしからんな。
何食ったらあんなにデカくなるんだよ。なぁ?」
「ぁぅ…私に同意を求めないで下さい…」
いくら無神経な火渡でも、毒島の言いたい事は痛いほどわかっていた。
世の中は誰もが同じではない。
力ある者もいれば弱き者もいる。
勉学が得意な者もいれば運動が得意な者もいる。
胸の大きさもまた然り。
「まひろサンまで、とは言いません。せめて、歳相応に…」
「そうだなぁ。揉めばデカくなるとは言うが、テメェの場合、揉めるほど無ェしな」
「………」
「………」
二人の間の沈黙を、ただ蝉の鳴き声が埋め尽くす。
「毒島」
「…はい…」
呼びかけに顔を上げると、煙草のにおいのする吐息がかかる。
「確かにデケぇ胸は嫌いじゃねぇ。千歳みたいなクソ生意気な女に馬乗りになって挟んだり
揉みしだいたりしたいと思った時期があったが、今はそんな事はどうでもいい」
「だったら別にそこまで言う必要はないんじゃ…」
「だからってな」
不意に細い腕が熱い手に掴まれ、ぐいと引き寄せる。
バランスを崩した毒島は、そのまま吸い込まれるように火渡の胸元へと倒れこんだ。
「テメェの小せぇ胸も、何もかもが嫌だなんて、いつ、誰が言った?」
「…っ、ひわた…ンンッ!」
それ以上の言葉は強制的に遮られ、荒い息遣いとくぐもり声が蝉の鳴き声に融けていった。
レースのカーディガンが細い腕をするりと滑り落ちる。
火渡は真っ白なワンピースのボタンを数個だけはずすと、その下のキャミソールごと
襟元を引き落とし小さな肩をむき出しにさせた。
「きゃ…っ」
申し訳程度に膨らんだ胸には、水着の日焼け痕がうっすらと残っていた。
「今度から俺の部屋に来る時はもっと脱がしやすいカッコで来い」
「べ、別に脱がされる為に着る訳じゃ…あんっ!」
またしても言葉を遮るように、まだ小さな膨らみに舌先が触れる。
それだけで体中に電流が走り、体の奥から熱を帯びてくるのがわかる。
「や…は…っ、火渡、さ…まぁ…っ」
小さな膨らみのその先端、薄紅色の突起に軽く歯を立てると、
毒島の小さな肩がビクッと震えた。
舌先で転がしては周囲を舌でなぞり、再び先端に戻って軽くつつく。
そしてもう一方では指先で同様に幼い突起を弄ぶ。
「ふん…胸は小さいくせに、いっちょ前に勃ってきたじゃねぇか」
「ぁ…や…だぁ…っ、そんな…吸っちゃ…あぁ…ッ」
執拗な攻撃を堪えようと、毒島は火渡の頭を抱えるように抱き締める。
しかし煙草と汗と、男性特有の雄のにおいが鼻腔内を刺激し、更なる感情を昂らせた。
「はぁ…っ、はぁ…ぁ…火渡様…」
色白な肌はすっかりピンク色に上気し、腕の下で息を荒くしている毒島の目はとろんと天を仰ぐ。
起伏を繰り返す小さな双丘に、熱く大きな掌が覆いかぶさる。
「は…ん…ッ」
「寄せて上げればテメェの貧相な胸でも…」
と言いかけて、手が止まる。
上 げ る ど こ ろ か 、 寄 せ ら れ る ほ ど (ry
しかしここでやめてしまっては、せっかく乗り気になった毒島の機嫌を地に叩き付ける事になる。
「火渡様…?」
毒島は馬乗りにされている為、いささか苦しげな表情のまま視線を火渡に移すと、
目の前に赤黒い怒張が飛び込んできた。
「Σ(*゜д゜*;)!!1!!??」
心の準備もままならない内にアップをモロ見してしまい、卒倒しかける。
「うるせぇ、黙って手ェ重ねろ」
左胸に押し当てられた怒張に小さな手を重ね、その上に自らの手を置く。
それとは反対に、右胸に乗せた手に小さな手が重なる。
そして火渡は上から押さえたまま、腰をゆっくりと前後に動かし始めた。
「んあ…っ…」
まるで鉄の塊のように熱く、硬い塊が胸に押し当てられ、毒島は小さな悲鳴をあげる。
「あ…っ…こ、こんなの…っ、んんッ!」
「どうだ?どんな感じがする?」
「ん…っふ…胸の先が…じんじんしてきて…すごく熱くて…あ…」
その熱い先端に、更に熱い液体がジワリと伝い始める。
ただ上から重ねていただけの手が、ゆっくりと円を描くように撫で回す。
その度に濡れた音が指の隙間から漏れる。
「ん…っ、ん…」
『今…火渡様を私の胸で感じている…っ…嬉しい…』
右胸に重ねられた手を軽く握り返し、利き手ではない左手でぎこちなく怒張の先端を愛撫すると、
火渡の体がわずかに震えるのを感じ取る事が出来た。
「…ッ!出すぞ、毒島…!」
毒島の左手を握ったまま、火渡が腰を浮かせる。
思わず顔を背けて身構えた毒島だったが、その矛先は毒島の顔ではなく、
上から手を重ねたままの胸に押し付けるように向けられた。
「え…?あ…っ、ん、んんっ!」
鼻をつく雄のにおいと共に、胸の先端から首筋にかけて、白濁液が汚していく。
「ぅあ…あ…あつ…」
まるで火渡に心臓を刺し貫かれているような被虐的快感を覚え、陶酔した溜息が漏れる。
「はぁ…っ、はぁ…確かに…テメェの胸は貧相だがな。
小さきゃ小さいなりにこうやって気持ちよく出来ンだよ。だったら他に誰をヨロコばせる必要がある?」
「な…ないです…火渡様以外にこんな事出来ません…」
嬉しそうに微笑む毒島を、火渡は満足げに見下ろした。
「じゃあ、他の部分を使ってもっと俺をヨロコばせてもらおうか?」
「え…?」
二人きりの夏季補習はまだ終わらない。