ここはカズキの部屋…
トントン
「は〜い、あれ?斗貴子さん。こんな時間にどうしたの?」
「うむ、夜分遅くにすまない。ちょっと体温計を貸してくれないか?」
「体温計?斗貴子さん、熱あるの?」
「いや、わからない。ただ、なんとなく熱っぽい気がするんだ。それで自分の体温計で計ろうとしたが電池切れでな…」
「そう…ごめん。実は体温計持ってないんだ。」
「そうか、すまなかった。では戦士長に聞いてみ…」
「あ!そうだ!あの手があった!斗貴子さんちょっともっとこっちに来て。」
「?」
ガシッ!ぎゅ〜〜〜〜〜。
「こ、コラッ!カズキ!いきなり抱き付くなんて…」
「ごめん、斗貴子さん。ちょっと我慢して。」
チュッ
(い、いきなりキス!カズキは何を…!…そ、そんな…舌まで…)
クチュクチュクチュ…
〜3分後〜
「ぷはあ!うん、37.5℃。熱あるね。何で分かるかって?なぜなら俺は口腔内体温検診の達人…」
「ハァハァ…ハァ…うるさい!」
ドサッ!
「え…ちょ…斗貴子さん?俺をベッドに押し倒して…しかもどこ握ってるの!?」
「うるさい…あんなキスを長時間されて………耐えられるか!熱なんかどうでもいい!今晩は責任を取って貰う!」
「斗、斗貴子さん…あ…ちょっとそこは……………アッー!!!!!!!!」
…………………………………
翌朝。2人揃って大発熱。しばらくの間寝込むハメになりましたとさ。