或る男子高校生達のありがちな会話
「毒島しゃ〜んprz」
「まあまあ岡倉君、そんなに気を落とさないで、毎度のコトなんだし」
「そうだぞ岡倉、元気だせよ!慣れっこだろ?」
「カズキのいうとおりだ。嘆いている暇があったら次を探せ」
「(ああ、いつものコトなんだ、つーかコイツら地味にキツいな)」
「うるしぇえェェェ〜ッ!よりによって火渡先生とだなんてェェェ」
「それにしても教師と女子生徒の恋愛とは……」
「……そういえば昔、そんなドラマがあったよね?
題名なんだっけ?剛太君、覚えてない?」
「あ、いやオレは……
その、昔はあんまりテレビとか見てる暇なかったから……」
「!そうそう、あったあった!まひろと一緒に見てたよ!
主演は……ほらアクションで有名な、えーと名前は〜」
「あーあったあった!主題歌でハートがブルーになっちまうんだ。
いや、いい曲なんだけどさ」
「あれは」
「確か……」
(ピコーン!)
「「「「 調教師びん○ん物語 !!」」」」
ガラガラガッシャーン!
「馬鹿野郎ォォォッ!!それをいうなら『教師び○びん物語』だッ!」
「おや噂をすれば、火渡先生」
「っていうか、お前らの言ってたのは『高○教師』だろうがッ!」
「で、つまりはアンなコトやコンなコトをヤらかした、と」
「ヤってねェよ!!」
「まだ」(声マネ)
「付け足すなァァァァッ!」
だがこの話に尾ひれと翅が付き、遥かなる高みを目指して翔んでいってしまった結果、
緊急教職員会議という名の『火渡先生を吊し上げまショー』が開かれたのは二日後の事だった
「ま、まて防人、それと他の先生方。アレは単なる噂、いや誤解だ。
つーか何で照星サンまで居るんだよ?!」
「勿論、呼ばれたからです。では皆様方、ご一緒に」
「「「 HAHAHAHAHAHAHA 」」」
〜オワリ〜