パピオンマスクを殺し見事事件を解決した斗貴子とカズキ。当分ホムンクルスは出ないと考えた斗貴子
はカズキにゆっくりと休養して遅れていた勉強をしっかりするようにと言ったものの自分は何もするこ
とが無いことに気が付いた自分。
ビジネスホテルのベッドで暇そうにゴロゴロする斗貴子。
「ふ〜暇だ・・・・・・・散歩でもしようかな・・・」
ビジネスホテルを出てビジネスホテル街をふらふらと歩き始めた。
「・・・今までゆっくりとこんな所歩いたことがなかったな・・・・・んっ!?」
ふらふらと歩いているうちにビジネスホテル街の近くにある風俗店が密集する地区に迷いこんでしまっ
た。周りにはもういかがわしい店しかない。
「・・・この辺はマッサージ店やいろいろあるのか・・・んっ!?SM!?」
ふと目にしたSMという文字・・・・・・斗貴子は初めて見る文字だった・・・。
「・・・SM・・・・どういう意味なんだ・・・気になる・・・」
SMという文字が気になって仕方がない斗貴子はすぐにビジネスホテルに帰り辞書で調べたがそんな言
葉は無かった。
「何故無いんだぁぁぁあ!!こうなればサ行から徹底的に調べ上げてやる!!」
こうして斗貴子は練金の戦士の誇りと尊厳をかけて調べ上げることを誓った。
「さ・・・小網・・・浅手・・・叉手網・・・・サティ・・・査定・・・・サディスト・・・サディス
ト!?」
「サディスト・・・か・・・なるほど・・・・これの反対がマゾヒストということは・・・
サディストのSとマゾヒストのM・・・SM・・・・・・・なるほど!!」
斗貴子はエジソンが蒸気機関を閃いたときの顔よりいい顔をしていた。
しかし・・・斗貴子は思った・・・自分が・・・SなのかMなのか・・・。
「・・・う〜む・・・・私は・・・わからない・・・・何か・・・確かめる方法は・・・・・・・
ないものか・・・・そうだ!カズキならMっぽいな!年上が好みのようだしな!
でも私は・・・カズキをせめて興奮できるのだろうか・・・(妄想中)・・・・・・・・・
ブッ!(鼻血)・・・興奮しすぎた・・・でも・・・嫌がる・・・カズキ・・・そして・・・・・
Mに目覚めて・・・私を求める(;´Д`)ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」
斗貴子はカズキをMだと勝手に決めつけた・・・。そして準備に取りかかった。
一週間後・・・
「斗貴子さ〜ん!!」
「おお!カズキ!!」
「でも斗貴子さん、一体どいしたの?」
「いや・・・その・・・会いたくなってな・・・」
「えっ!?(もしかして・・・告白か!?・・・斗貴子さん・・・そして(;´Д`)ハァハァ)」←勘違い
カズキが妄想している隙を見計らって斗貴子はカズキの背後に回り込んだ。
そしてポケットからクロロホルムを染みこませたガーゼを口に当てた。
「ぐっ!?斗貴子さん!!・・・・・・・すぅ・・・すぅ・・・・」
「ふ〜上手くいったな・・・さて・・・電話しなくては」
懐から携帯を取り出して電話をし始めた。
「あ〜もしもし・・・・・ああ・・・上手くいった・・・たのんだぞ」
ブロロロロ・・・・キィ!!バタン!
「いや〜遅れてすみません」
真っ黒のミニバンから降りてきたのは金髪でサングラスをかけた長身の男。
「別にかわまない・・・そんなことより頼んでおいたものは準備できたのか?」
「その辺はバッチリでっせ〜・・・・・まぁ〜話はこのガキを車に乗せてからにしましょうか」
「そうだな・・・・」
男は手際良くカズキを縄で縛り、口に手拭いをかませて袋に入れ、車の後部座席に放り込んだ。
「さぁ〜乗ってください〜」
「うむ・・・」
斗貴子は助席に乗った。
「しかし・・・依頼を聞いた時にはビックリしましたよ〜」
「フッ・・・何でもやるのが『何でも屋』ではないのか?」
「・・・・・まぁ〜そうですけど・・・・しかし料金の方は大丈夫なんですか?」
「フッ・・・金なら・・・20万近くある・・・どうだ?これだけあれば十分だろ(しかし・・・あの
鷲尾にしてもパピオンマスクの男にしても金をよくこれだけ持っていたものだ)」
「そりゃあ〜足りません〜ヨ!倉庫に鎖、ナイフ、鞭、剃刀、高級SM変身セット、ゴラァ茶2g、下
剤・・・最初の方はなんとなく分かるのですが・・・ゴラァ茶2gと下剤は・・・いったい・・・」
「まぁ・・・気にしないでくれ・・・それより足らずはどう払おう?」
「大丈夫ですよ〜こんなことも有ろうかと準備はしてあります〜足元のボタンを押してください〜」
「ぬっ・・・これか・・・」
斗貴子は足元のボタンを足で踏んだ。
「足を開いてください〜」
「ハァ?何故?」
「それはですね〜手っ取り早く言うとあなたのパンチラ画像を物好きな方が買い取るわけです」
「・・・・・・・・」
「如何したんです?・・・もしかしてパンチラ画像の事・・・怒ってます?」
「・・・・私が怒っているのは貴様の言った『あなたのパンチラ画像を物好きな方が買い取るわけです』
と言った事だ!!」
「・・・・・・それは失礼しました・・・いやぁ〜お得意様達に貴女のスリーサイズを公表して生画像
を買いませんか?
と募集をしたのですが・・・一人しか応募がなくて・・・」
「・・・・・・・・その・・・・お得意様達とやらは何人・・・いるのだ?」
「3万人ですが何か?」
「・・・・・・・・・(´・ω・`)ショボーン」
「・・・・まぁ〜気をそう落とさずに」
プルルルルル
「ハイ!もしもし〜・・・ハイ・・・分かりました」
「どうした?」
「イヤ〜その貴女の画像を買いたいと仰った方は是非貴女の下着も買いたいと・・・」
「何だって!!!(`・ω・´)シャキーン」
「いくらでも出すそうです・・・ちょっと!聞いてますか?・・・」
「キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!」
「・・・・・・(とうとう逝ったか?)」
「私のこの豊満なバスト!」
「えっ!?」
「くびれたウエスト!」
「ハァ!?」
「桃の様なヒップ!」
「・・・・・」
「この完璧なボディの良さを分かってくれる人がやっとキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━━
(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!」
「・・・・・・・・あの人は・・・・・洗濯板とか・・・・つるぺたが好きな・・・・人なんだけど
なぁ・・・・」
「まぁ〜料金の方はなんとかなりそうなので・・・それではごゆっくり〜」
カズキを車から降ろし薄暗い倉庫のなかにある十字架に鎖で縛りつけて男は帰って行った。
「フッフフフフ・・・これでやっとSMに入れる・・・・・カ・ズ・キ・・・フフフフ」
斗貴子はニヤリと笑いカズキの頬にそっと手を触れた。
「あ!?私も準備をしなければ・・・この服か・・・」
斗貴子が手にしているのは面積の少ない黒い革と紐で作られた衣装。
「・・・なかなか・・・似合ってるな・・・胸と背中は丸出しだが」
「うっ・・・う・・・ここは一体・・・」
「目が覚めたか・・・カズキ」
「斗貴子さん!?その格好は・・・」
「フッフフフ・・・SMの衣装に決まってるではないか」
「SM・・・それより何で俺は鎖で縛られてるの?」
「そんなもの決まってるではないか・・・私のこの衣装と鞭とナイフ・・・それに君の置かれている状
況・・・」
「・・・・・も・・・もしかして俺がMで・・・斗貴子さんが・・・S?」
「勿論だ・・・それよりカズキ・・・喉が渇いただろう・・・お茶を飲みなさい」
紙コップにお茶を入れてカズキに渡した。
「ぷっは〜喉が潤った」
「・・・そうか・・・それは良かった・・・ところでカズキは最近・・・お漏らしをした事はあるのか
?」
「そんな馬鹿な!するわけ無いよ」
「・・・じゃあ・・・今日が・・・する日だな」
「えっ?それは一体どういう事?うっ!?」
「どうかしたのか?カ・ズ・キ・・・フッフフフ」
「ヤ・・・ヤバイ・・・漏れそうだ・・・しかしさっきお茶を飲んだだけなのに・・・」
「・・・フッフッフフフ・・・」
「!?」
さっきのお茶には・・・利尿剤をたっぷり入れておいたんだ」
「り・・・利尿剤!?・・・何でそんな事を!?」
「なに・・・カズキが・・・お漏らしをする所が見たかったんだ」
「ぐっ・・・・漏れそうだ・・・斗貴子さん・・・お願いします・・・トイレに行かせて・・・」
「人にものを頼むときはそういう言葉使いなのか?」
「ぐぅ・・・あっあぁ・・・斗貴子さん・・・ぐっお!!」
カズキの腹に黒いブーツを履いた斗貴子の蹴りが入る。
「斗貴子・サ・マと呼べ・・・」
「あっ・・・あぁ・・・と・・・斗貴子様・・・鎖を解いて下さい・・・漏れそうです」
「・・・フッフフフ・・・(とうとうカズキに『斗貴子様』と呼ばせた(;´Д`)ハァハァ)・・・嫌だ」
「えっ!?・・・そ・・・そんな・・・もう・・・漏れ・・・る」
カズキの我慢も空しく、カズキのズボンの股間の辺りが黒く湿り、足元からは黄色い液体が床を伝う。
「・・・カズキ・・・どうだい?漏らした所を人に見られた感想は」
「・・・くっ・・・・」
「さぁて・・・次の段階に進むとしようか・・・」
斗貴子はカズキに近づき持っていたナイフでカズキの服を切り裂いて真っ裸にした。
「ヒッ!?・・・次は・・・一体・・・」
「そう脅えるな・・・と言っても・・・その表情・・・良いねフッフフフ」
「・・・(もう斗貴子さんは止まらんな)・・・・」
「カ・ズ・キ・・・フフフフ・・・」
斗貴子はニヤリと笑いながらナイフの刃を舐めた。
「ぐっ・・・・・」
「カ・ズ・キ・・・・この若い・・・体・・・」
斗貴子はカズキの首筋をナイフの腹でなぞっていった。
「ヒッ・・・・・」
「おっと!?動くと頚動脈をバッサリと斬っちゃうよ・・・そうすれば・・・また一味違うカズキを見
ることもできるけどね」
「ち、ちょっと!斗貴子さ…様!危ないよ…」
「では動くな」
斗貴子さんは器用に頚動脈の皮膚の薄皮をナイフで斬った。
「ヒッ!!」
「大丈夫、君を殺しはしない。ただ甚振るだけだ…フッフフフフフ」
そのままナイフは滑り、胸を通り軽く割れた腹筋に到達した。
「フフフ…軽く割れた腹筋、良いね」
斗貴子はナイフに力を入れ、腹筋の筋に沿って斬り裂いた。
「ぐっ!!」
血がドロリと出てくる。
「クッククク」
斗貴子は血の付いたナイフをペロリと舐めた。
「この糞が!!何をするんだぁ!!!」
カズキは怒鳴った。
「糞?だと…口を慎め、このガキが!!」
腹にに容赦無い足刀蹴りが入る。
「ぐっはぁ!!!!」
斗貴子はカズキの喉にナイフを突きつける。
「良いか…ガキ?私は今、貴様の腸をぶちまけ、首を飛ばし、頭蓋骨を引っこ抜いて、紅い雨を此処で
降らす事も可能なのだよ」
斗貴子は淡々と語り、腹と顎に素早い突きを繰り出す。
「ぐっえっっつええ…」
カズキに今まで味わったことの無い痛みが走る。
「どうだ?苦しいだろう…人体急所である丹田、電光、水月、三ヶ月、下毘を一度に突いた」
「ぐっっぅぅうう…」
カズキはぐったりとしている。
「フッフフフフフ…先程までの勢いはどうした?え?ガキ」
「ぐぬぬぬ…俺を解放しろ!!」
「…」
斗貴子は目を瞑り何かを考えているようだ。
「…オイ!何とか言え!!」
「…」
「聞いているのか!!貧乳!!洗濯板!!」
「ふぅ〜」
斗貴子は溜息をついた。
「力の差を見せ付ければ大人しく言うことを聞くかと思っていたが…もう飽きた」
「何だよ!飽きたって!理不尽だ!!」
「黙れ!糞餓鬼!!五体解体して荒川の土手に晒すぞ!!!ん……良い案が思い浮かんだ」
「?」
「たしか……まだ此方に滞在していたはずだ」
斗貴子は携帯電話を取り出し、電話をかけはじめた。
「あーもしもし、ああ…所で…生きの良い餓鬼が一匹いるが…ほぉ〜では三人で…では私のホテルに来
い…うむ…分かった」
斗貴子は携帯電話を切った。
「良かったな〜お前はもうこの鎖から解放されるぞ」
「えっ!?本当!?」
「ああ、本当だとも…さて悪いが少しの間、眠って貰おうか」
「(゚д゚)ハァ?」
ドゴッオ!!
斗貴子のボディーブローが入る。
「うっ・・・(グッタリ)」
「さてと…運ぶか」