「作戦開始は13時間後 明朝8時!」
戦士長の宣告に、カズキの胸から鼓動が重く響く。
心臓の音ではなく、その代わりを努める核鉄の音。
「それは人の闘争本能に依って作動する」核鉄の、音。
核鉄発動の感覚を知るものにしか聞こえない音。
猫は蛇を見ると、「闘争本能」と「恐怖」を同時に発露させるらしいが
初の”決戦”を目前にしたこの時のカズキの心境はそれに近かった。
斗貴子には、人が蛇に石を叩きつけて殺すような
ホムンクルスへの憎悪と、”決戦”への経験上、余裕があった。
響く鼓動からカズキの心情を理解して、
あくまで自分の中で『既に何度か”決戦”を経験している者』と
結論付けて一言かけてやろうと思える余裕が。
「カズ──」
だが、言いかけた言葉は遮られる。そして余裕も崩れ去る。
「ついてはカズキ、今夜、訓練の仕上げを済ませる。…と言う訳で
戦士・斗貴子。カズキと寝てくれ」
一瞬、斗貴子の中で時間が止まった。
世間になじんでいないとは言え、斗貴子は高校生だ。
「寝る」と聞いて「添い寝?」と思うほど馬鹿ではない。思うヤツは大馬鹿だ。
「なななな何を言い出すんですか戦士長ッ!」
顔を真っ赤にしてまくしたてる。
なんでこの上司はいつもいつも勝手で突拍子もない事をいうのだ。冗談は格好だけで充分だ。
あと、この間TUTAYAにカービィ借りに行ったら、再生中の映画にお前の格好してるのが居て吹いたわボケぇ!
「そ、そうだよブラボー!」
カズキも負けじと声を上げ、斗貴子は安心したようなガッカリしたような感じを覚えた。
「オレ、寝相悪いから斗貴子さんがゆっくり眠れないッ!」
「ボケ倒すのもいい加減にしとけッ!!」
添い寝だと思ってる大馬鹿がいた。ああ、なんてベタな。
「…キ、キミは事の重大さが分かっているのかッ!?」
「ツ、ツムリンは事の重大さが分かってんのか!?」
先ほどまで黙っていた御前が、すっかり度を失っている斗貴子を面白がって茶々を入れる。
「つっても、しゃぶって咥えて舐めさせて…穴に棒を突っ込むだけだけどなッ!」
「えええ!? じゃ、じゃまさか…!」
直接的な単語をポンポンと出されて、流石に大馬鹿なカズキでもようやく気づいて真っ白になった。
そんなカズキも面白くて、御前はケタケタ笑いながら話を続ける。
背後に迫っている津村斗貴子を。その背後に映る絶対の『死』に気付かぬまま。
「その通りだカズキン! だが大丈夫! 眼を閉じて力を抜けばすぐ終わるぜ!
…秋水は放っときゃ二時間でも三時間でも動いてたがな!!
それに不安だったら今から桜花お姉さまが筆…すいません黙りますごめんなさい許して下さい斗貴子さん」
「LXEのアジトを教えた功績だけは認めてやるが、…今度フザけてみろ。
……その時は… 容赦なくブチ撒けるぞ…!!」
バルキリースカートを「え」の部分に少し刺されて、御前様は必死に謝った。しかし面従腹背。
(フン! 何とでも言うがいいぜ! …必ずこのオレのやり方で最後には笑ってやるぜッ…!!!)とか思った。
「ブラボーだ戦士・斗貴子! これで話が進む」
「進めないで下さい。だ、大体、訓練の仕上げって言ったら、他に色々あるでしょう!」
他に色々と聞いてカズキは、血を吐きながら体に負担のかかる大呪文を撃ってくるブラボーとか
針の山の上で『肺』をえぐられ死んでいるブラボーとかを連想した。口から魂など吐きながら。
「こらカズキ! これはキミの問題でもあるんだぞ。正気を取り戻せェ!」
斗貴子が手刀(断罪チョップ@ブラボー命名)を真っ白なカズキにかますと
「ハッ! ブ、ブラボー、死んじゃダメだ! …けど …ブラボーあの世で見ててね特訓の成果を…!」
急に現実に戻って、想像との区別がついてないのだろう。カズキはおかしな事を口走る
「安心しろ、俺は死なない! このシルバースキンがある限り!」
「…そのシルバースキンをカズキが身体能力だけで破るとかそういう仕上げはダメなんですか?」
ギ ク
「仕上げ」にかこつけてカズキと斗貴子の行為が見たいだけのブラボーは冷や汗をかいた。
「ギクってなんですか! ギクって!」
斗貴子がジト目で突っ込む。
「…えと、その… くしゃみだ! ブラボーだろ!
ええいそれにしてもキミたちの火付きが悪いから、前置きが長くて気が引けるッ!
いいかい! 武装錬金を持つもの同士が交わうと闘争本能がより一段と増して、力も増すのだ!」
ブラボーがまくし立てる。でもそれはその場しのぎの嘘だから
「…じゃあ別に戦士長とカズキでもいいじゃないですか」
「待て! 俺とカズキでは不健全だし、第一俺には変態趣味はない! つなぎは着てるけどやらないぞッ!」
「……ブラボー、今何も考えずに喋ってない?」
斗貴子にはさらっと恐ろしいことを言われ、ボケ役のカズキにまで突っ込まれて、ブラボーは嫌な汗をいっぱいかいた。
「考えてるよ! 一生懸命考えてる! 若い男女が交わった後は、昂揚感と本来の回復力と
核鉄の回復力が合わさって1時間休むだけで体力やら筋力やらが直る勢い余って前より増えてブラボーに強くなる!
これを『超回復』って言う! アイシールド21で読んだから 間 違 い な い !」
「アイシールド21なら納得!」
「するなァ! と言うかアイシールド21に私たちの命運とか色々託すなぁッ!」
二人があまり馬鹿すぎて、斗貴子は泣きたくなった。
「ムム! アイシールド21はいい漫画だぞ。戦士・斗貴子!」
「そうだよ斗貴子さん! アイシールド21には古きよき友情努力勝利があるんだよ!」
「あるからなんだってんだ! アンタらどれだけアイシールド21でひっぱるつもりだ!!」
「お、銀魂ネタとはまたブラボーな」
「じゃあミスフルは好き? 面白いよね」
「なんかゴチャゴチャしてるから好きじゃない… じゃなくて! ああもう知るかぁッ! …命令する。死 ね !」
キレて暴れ出した斗貴子を必死こいて止めるカズキとブラボーを
その後10分ほど、御前はせんべいなど食べつつのんびり見物した。五月の風は爽やかだ。
「…とにかく! 漫画の話でストロべっていないで、寄宿舎に戻って仕上げをする! 以上!」
ボロボロで息を切らしてるブラボーは強引に話を終わらせた。そしてそんな彼らを見る影が一つ。
「へ〜 蝶面白そうな事があるんだね。行ってみようっと」
彼の名はパピヨン。ま、展開との相違は気にしないで蝶戴!
──銀成学園寮管理人室
この部屋は、居間と寝室の二つからなっている。
居間は、応接や事務作業のような管理業務をこなす仕事場としての意味が大きいのだが、
ブラボーはテレビやビデオを持ち込んだりして、私室として使っている。
曰く「鍛えぬいた自身の集中力があれば、娯楽も仕事も同時にこなせるッ!」らしい。
そして、寝室。こちらは生徒の私室と同じ造りになっている。
もっとも、ブラボーは居間しか使わないので、こちらは広く、殺風景である。
その広い寝室の窓際にあるベッドの上に並んで座る者が二人。困惑気味のカズキと斗貴子だ。
傍目からみたら、バス停のベンチに並んで腰掛けながら、言葉少なに
遊園地に行くバスを待っている、初デートのカップルのような初々しさがある。
ちょっと体を傾ければ肩同士が触れ合うが、そういうのが嫌われそうで無意味に背筋を伸ばす微妙な距離。
「ど、どうしよう…斗貴子さん」
Hでキレイなお姉さんを購読しているとはいえ、実際には肩が触れるだけで
赤面してしまうカズキにとっては、この事態は非常に困る。
意味もなく天井を見上げながら、カズキの顔は赤い。
「どうするも何も、戦士長(変態だけど)が「仕上げ」って言う以上やる他ないだろう…」
斗貴子は目を伏せながらぽつりと答える。
斗貴子としては、上司(変態でアホだけど)の言う事である以上従うほかない。
別に何かを期待してるわけではない。そう別に何も。いや本当。本当だから。
「けど… その、こういうのって… 段階を踏まないと…」
しどろもどろで言うカズキは「らしい」がもどかしい。
(仕方ない… 「年上」で「先輩」の私が一肌脱ぐほかないな… ベタだが文字通りに。
そうだ。これは戦士としての訓練なのだ。決してカズキへの好意とかそういうのでは…!)
「フ、『拾える命は全部拾うのだろう?』 ならば… …この程度の事で止まるな」
そう言うと、【特技:早着がえ】のスキルを応用し、一気に服を脱ぎ捨てた。
こういう時に、見せ付けるようにゆっくりと脱ぐような茶目っ気も余裕も斗貴子にはない。
その次の瞬間には、まだベッドの端にいるカズキに足を向けて、斗貴子はベッドに横たわっていた。
無音無動作で発動させたバルキリースカートを、カズキの喉もとに突きつけながら。
「どうせ甘くて、私のニ択にもまともに答えてくれないキミだ。
こうでもしないと来ないだろうからな… さぁカズキ、こっちを見ろ」
あまり目立たない喉仏に処刑鎌の無機質な冷たさを押し当てられて
斗貴子の逡巡も容赦もない静かな声で言われると、
「そのっ! ゴメン…!」
と、謝りながらカズキは向かざるをえない。
元々細身の斗貴子が服を脱ぎ捨て、広いベッドに横たわっていると、細さは際立つ。
細い首から腕に流れる肩の線はなだらかで、それを支える鎖骨の窪みもどこか幼い。
年齢に不相応な小さな膨らみの頂は小さく、紋と同じ淡い色をしている。
よりくびれた腹部の下、普段スカートに覆われている茂みも薄い。
だがカズキ、そこまで観察できるわけもなく、ただ目に入った「斗貴子さんの裸」に動揺して、頭から湯気を吹く。
「落ち着け! 本でエロスを嗜んでいるくせにみっともないぞ!」
「み、見てしまうのが失礼というかなんていうか!」
耳たぶまで真っ赤にしながら言うカズキに、斗貴子は少し笑みをこぼしたくなった。
だが、目を閉じて、思い直すとそれだけを言う。
「これは特訓の仕上げなんだ。失礼とかそういう問題ではないし、キミ個人の問題でもない。
キミが戦士として戦えるかどうかが明日の私たちの命運をわけるんだ」
自分に言い聞かせるように、斗貴子は続ける。
「だから… 私を抱けばいい。そうして私が死ぬわけでもないし、戦士長の言葉が本当なら、
抱けば、妹や友人を守れて、二度と犠牲者も出さないだけの力が手に入る。甘さも少しは捨てれる。
大体、早坂姉弟の件でキミを傷つけた私を気遣う必要もないから…好きにしていい」
そう言う斗貴子の目はかすかに寂しげだが、カズキは気付けない。
──俺たちがここにいるのは、全ての人を守るため。そのためにはまずオマエがもっと強くならなきゃならねぇ──
戦士長の言葉を思い出し、ただハっとしているだけだった。
「あの時」と同じ様に、選択に余地を作り出せない無力感が胸を暗く満たす。
強くありたい。自分一人が痛いのも辛いのも我慢するだけで
他の人間にそういう思いをさせない為に。だから。
「ゴメン。斗貴子さん。け、けど、優しくするから…少しだけ、我慢してね」
謝りながら、喉もとのバルキリースカートをそぉーっとどけて、
自分に近づいてくるカズキの目がまっすぐで、斗貴子はどきりとした。
あえて足並みを乱すことも無いと思い、「年上」で「先輩」として
カズキをリードしようとしているが… 実は… 初めてなのだ。
(落ち着け… カズキだって初めてのハズだ… 条件は五分だから落ち着け…)
そう思っても心臓はとくとくと鼓動を跳ね上げる。予想外の変調に斗貴子が戸惑っていると
「斗貴子さん… 行くよ…」
意識の外から無遠慮に、カズキが斗貴子の胸に手を当てたから驚いた。
「うひゃあ!? ちょ、ちょっと待って!」
汗で湿ったカズキの手が触れる感触が、妙に艶めかして声が裏返る。
これではリードどころではない。
仕方なく、以前二時間ほど逡巡して購入した
「Hでキレイなお姉さん春の臨時増刊号」から知識を借りる事にした。以下、その内容。
”1.かなり力量が上の相手に勝つには最強の必殺技をしょっぱなにブチかましましょう。
…あとは相手の生命反応めがけてとどめの一撃をくらわしてやるだけですッ!!!”
(違う、これは何か別の本だ! 大体こんなマイナーなネタに走るから話が進まないんだ! た、確か…)
”1.男性のソコは非常にデリケートです。歯は立てないように、ゆっくりと優しく舐めてあげましょう。
また、口にほおばって上下させると、刺激に弱い人はすぐ達しちゃうのでほどほどにネ☆
もし勢い余って食いちぎちゃったら「不味いな… 毒にも薬にもなりそうにねェ」といい感じに笑って吐き捨てるか
救急車を呼んであげて下さいな♪ …ただ忘れてならねーのは、119と199は似ていると言う事なんだよペッシよぉ!”
(最後はよく分からんが、とにかくこれでリードが取れるハズ… さぁ行くぞ! 最初の最初で私は知識に恵まれた!)
何か分からないけど悪い事した…?と急にはたかれて反省してる子犬のような表情のカズキに
「カ、カズキ! まずは服を脱がないと始まらないぞ…!」
ぷんすかぷんすかと、生真面目な顔で指など立てつつ指導する。
「…う、うん。忘れてた…」
何故か背を向けて服を脱ぎだしたカズキを見て、斗貴子はなんとかリードを取れたと一安心した。
その間に、服を脱ぎ終わる気配がしたので、次の指導。
「よし全部脱いだな。じゃあ…横になれ」
「斗貴子さんは靴下脱がなくていいの?」
カズキのどこかズレた疑問に、斗貴子は内心ギクリとした。
(言えやしない… 焦ってニーソックスを脱ぎ損ねたなどと…!)
実際は軽い笑い話で済む話なのだが、当の斗貴子はメンツやら体裁やらでそうは思えない。必死だ。
カズキは横になって天井を見ながら、(天井裏にパピヨンいたら似合いそうだなぁ)とか思う。のんきだ。
特訓の効果だろう。
カズキの体は、以前、斗貴子がホテルで見た時以上に引き締まっていて
成長が喜ばしいような寂しいような、そんな気分で斗貴子は胸から下へと徐々に視線を移す。
そして目線が止まる。曰く「大浜以下六舛以上」、標準よりやや大きめのそこに。
(そ、育ちすぎだぞキミは…!)感心と驚きと羞恥で、また鼓動がとくとくと速くなる。
だが止まっても居られなく、おそるおそる身をのりだし、屹立に顔を近づけて
むっとするような匂いの中、目を閉じながら本どおりに「ゆっくりと優しく」舌を這わす。
「ッ! と、斗貴子さん…っ そこ、洗ってない…」
文字通りの猫舌に粘膜をざらざらと舐められて、カズキは目を強くつぶって刺激に耐える。
「ん…… 気にするな。妙な味だが……かまわない」
そんなカズキを薄目で盗み見ながら、しゅる…しゅる…と鮮やかな赤さの舌で舐め続ける。
リードは取れている現状に、斗貴子に考える余裕が少し戻った。
──先ほどの表情といい、どこかカズキの様子は子犬に似ている。
目を閉じていても下から上へと舐め上げるたびに、屹立がビク…!と鼻先で動くのが分かる。
──強引に水に入れて洗うと、子犬はあんな顔をしてこう震える。
屹立が震えるたびに、舌が妙に熱くて、体は火照って、ムズムズした刺激がやるせなくなる。
──つい力を入れてキャンキャンと鳴かせたくなるな…
それはブラボー曰くの、闘争本能が昂ぶっているせいなのだと斗貴子は思うことにした。
鳴 か せ る 方 が 可 愛 い か ら ! とブラボーみたいに思ってなどない。
そうだきっと闘争本能のせいだ、顔が火照るのも、額にうっすらと汗がにじむのも、
息苦しいのも、空が青いのも、痛風終わるのに番長連合続くのも
全て闘争本能のせいだと思いながら、舌をゆっくりと先端に移動させる。
「くッ…! そんなに強く…しないで…」
ナメクジのようにねっとりと、ゆるやかな感触にカズキは何度も息を吐きながら頼む。
「我慢しなさい」
だがやめない。汗で張り付いた前髪を、横にかき寄せながら答える。
ふと、そんな自分の仕草が、カズキ好みの年上っぽいとか気付いて見て欲しくなったのだが
カズキは相変わらず、ぐっと目を閉じてて気付きもしない。
それが癪に障って、水の中で暴れる子犬を沈めるように少し乱暴にしたくなった。
鈴口に舌を差し込む心もちで、素早くチロチロと舐めると
「うわあぁ…」
自慰では触りもしないとこだから、ひどく官能的にくすぐったく
素っ頓狂な声で悶えるカズキだが、斗貴子容赦せんッ!とばかりに屹立を口に含める。
”刺激に弱い人はすぐ達しちゃうのでほどほどにネ☆”とあったのでゆっくりと咥えているそれは。
上下させる度に、口の中の空気をぷすりぷすりとかきだして
粘膜や唾液がじゅるじゅると絡んでいって、それらが混じった音が響く。
そんな音と、生温かい粘膜と空気に間断なく擦り上げられて、カズキはひぃひぃふぅと息をつく。
「お願い、そんなに、強く、にゃ…舐めないで斗貴子さん… もう…」
刺激が強いせいだろう。所々が崩れた調子でカズキは頼む。
「にゃって… キミは猫か…? …キミは猫にゃのか? キミは猫にゃのかにゃあ〜?」
なんだか壊れ気味に猫の真似でからかいながら、カズキの足を割り開き、少し後ずさる。
「と、ところでっ! キミはさっき、ニ…靴下を気にしていたようだが… こういうのはどうだッ!?」
黒いニーソックスに包まれたつま先を屹立に押し付ける。潤んだ視線を微妙に外しつつ。
ほっそりとした白い太ももが、カズキのすねに当たって
斗貴子は一瞬、「ん…!」っと顔を赤らめたが、カズキは相変わらず気付けない。
「そんなことしたら靴下が汚れ… ん…!」
「洗えば済む…」
相変わらずどこかズレた事をいうカズキに、斗貴子は無遠慮につま先を更に押し付ける。
読んだ本には書いてなかった思いつきに、良好な反応があるのに高揚を覚えながら。
滑らかな靴下の布は、時々不規則に、ず…! ず…! と屹立にひっかかる。
その不規則な感触で、潰されるのと溶かされるのを両方されているような
甘ったるい刺激が走って、カズキは
「ふあ…… や、やめて… うにゃッ! うにゃァ…」
などと、それでいいのかお前は?と心配したくなる声を上げてしまう。
「みょ、妙な叫び声あげるんじゃあない……! 私だったら叫び声はあげないぞ…」
カズキの軟弱な声に、秘所からぬるりと蜜がこぼれてしまう。
それを誤魔化すように怒って、そして攻める。そーだキミは犬だキャンキャン鳴けとばかりに。
「男のコだろ? ン? 私を見習うといい…」
目に暗い光をたたえてニヤリと笑いながら、斗貴子は足の指で
カズキの先端をグリグリと擦っていく。何回も何回も… 何度も何度も…
そうする事で、布の上からびちびちと素肌を濡らす先走りと
その海産物のような匂いとカズキの声が、ホムンクルスをブチ撒ける時より斗貴子を昂ぶらせる。
「私を見習え… 見習うんだよォ─ッ! ああ──ッ!!」
などとは流石に言わないが、しかしそんな感じのいいテンションで
両の足の裏に力を込め、カズキ自身をぎゅうぎゅうと締めて擦って、そしてしごく。
カズキの屹立は、痛いというより、痺れた。甘いか苦いか分からないほど。
「んぐ…! ぐぐ…」
一瞬、居間の方から妙な音が聞こえた気がしたが、カズキはそれどころではない。
斗貴子の足の裏にぐいぐいと締め付けられて、生娘のように頬を赤らめるしかなかった。
「……これでもまだ終わらないとはな。仕方ない。ならば…!」
太ももで屹立を挟む決意をして、カズキに覆い被さる。
本当はHでキレイなお姉さんに載ってたように、胸で挟みたかったりしたのだが、
斗貴子は……自分の胸に手を添えて、願望アバヨと泣いたのさ。ララバイララバイおやすみよ。
「そんなことしたら靴下が汚れ… ん…!」
「洗えば済む…」
相変わらずどこかズレた事をいうカズキに、斗貴子は無遠慮につま先を更に押し付ける。
読んだ本には書いてなかった思いつきに、良好な反応があるのに高揚を覚えながら。
滑らかな靴下の布は、時々不規則に、ず…! ず…! と屹立にひっかかる。
その不規則な感触で、潰されるのと溶かされるのを両方されているような
甘ったるい刺激が走って、カズキは
「ふあ…… や、やめて… うにゃッ! うにゃァ…」
などと、それでいいのかお前は?と心配したくなる声を上げてしまう。
「みょ、妙な叫び声あげるんじゃあない……! 私だったら叫び声はあげないぞ…」
カズキの軟弱な声に、秘所からぬるりと蜜がこぼれてしまう。
それを誤魔化すように怒って、そして攻める。そーだキミは犬だキャンキャン鳴けとばかりに。
「男のコだろ? ン? 私を見習うといい…」
目に暗い光をたたえてニヤリと笑いながら、斗貴子は足の指で
カズキの先端をグリグリと擦っていく。何回も何回も… 何度も何度も…
そうする事で、布の上からびちびちと素肌を濡らす先走りと
その海産物のような匂いとカズキの声が、ホムンクルスをブチ撒ける時より斗貴子を昂ぶらせる。
「私を見習え… 見習うんだよォ─ッ! ああ──ッ!!」
などとは流石に言わないが、しかしそんな感じのいいテンションで
両の足の裏に力を込め、カズキ自身をぎゅうぎゅうと締めて擦って、そしてしごく。
カズキの屹立は、痛いというより、痺れた。甘いか苦いか分からないほど。
「んぐ…! ぐぐ…」
一瞬、居間の方から妙な音が聞こえた気がしたが、カズキはそれどころではない。
斗貴子の足の裏にぐいぐいと締め付けられて、生娘のように頬を赤らめるしかなかった。
「……これでもまだ終わらないとはな。仕方ない。ならば…!」
太ももで屹立を挟む決意をして、カズキに覆い被さる。
本当はHでキレイなお姉さんに載ってたように、胸で挟みたかったりしたのだが、
斗貴子は……自分の胸に手を添えて、願望アバヨと泣いたのさ。ララバイララバイおやすみよ。
さてその体勢と身長差の都合上、斗貴子の顔はカズキのそれのすぐ前にある。
「とととと斗貴子さんッ!?」
当然カズキは焦る。斗貴子のもらす細い息が少し顔にかかってくすぐったい。
その息を吸うのが背徳じみているようで、カズキは息をためらった。その時。
「ん…」
と斗貴子が悩ましげに声をあげながら、太ももで屹立を挟んできたからたまらない。
そういや、いつの間にバルキリースカート解除したんだろうと思う間もなく、
すべすべした感触が屹立に走って、ぶるぶると思わず息を吐いてそして吸って
(しまった斗貴子さんの息を吸ってしまった! 斗貴子さんゴメン!)とか思った。
そして、ツと別の事に気付いてより焦る。
「斗貴子さん…! その…」
「い、いま話し掛け…ないで…! ん… 忙しいんだから…」
どうやって太ももで擦ればいいか分からないのだろう。
斗貴子は、陸で跳ねる魚のごとく不恰好に動きながら、答える。
「そのっ! これ、大事な話! と、斗貴子さんの…胸の…… さ、先が オレの胸に当たってるんだけど…」
ぷっくりと膨らんだ斗貴子の小さな乳首が当たってることを、一応親切のつもりで教えるカズキだが
斗貴子は、かっ!と目を見開いて、真っ赤な顔でぷるぷると無言で震えた。
その表情を「怒り」としてしか取れないカズキはまだ青い。青いカズキに
「よ 、 余 計 な 事 を 言 う な ぁ ! !」
と斗貴子は大声で怒鳴りつけた。
この時、居間に居たブラボーの心臓が凍りついたというから、余程の大声だったのだろう。
斗貴子にしてみれば、リードにただ必死で、そんな事に気付けるわけがないし
気付いたら気付いたで恥かしい。恥かし斗貴子だ。そしてカズキは無粋なのだ。
「もうキミなど知らない! このままめたらやったらに動かせてもらう!」
恥かしがるように太ももを内に向かわせて、すり潰れろとばかりにぐにぐに屹立をはさむ。
その強さたるやローラーだッ! もう遅い脱出不可能よ無駄無駄ァ!と、締まった肉で擦り上げる。
更に、ぎこちなく腰を動かして太ももを上下させる。
実に拙い動きだが、すべすべとした美脚は確実に屹立をひくつかせ、そして
「斗貴子さん…! で、出ちゃうっ…!」
と耐えに耐えてた白濁をびゅるびゅるとブチ撒けさせた。
「はあ… はあ… はあ…」
と苦しげに息つくカズキをぼーっと見ながら
斗貴子は、彼が鷲尾を倒した後の事を思い出していた。
(あの時、私は動けなくて、揺すられたり……随分と恥かしい思いをさせられたが…)
今は逆に屈服させている。面目躍如だ。やはり年上はこうでなくてはと満足しているうちにも
「……しかし、……いつまで出してる気だ…? 次に進みたいのだが…」
白濁が留まることなくどろどろと太ももにかかっていく。
その生温かさはむしろ心地良いのだが、いつまでもと言うワケにはいかない。
「ゴメン。特訓のせいでしばらくご無沙汰だったから…」
随分たまっていたらしい。しかし、それをいちいち律儀にいうのはいかがなものか。
私は必死だったのに、なんとものん気な事だ…と、斗貴子はため息をついた。
「まぁいい。そろそろ次へ─」
と言った瞬間、カズキと斗貴子の上下は逆転した。位置的にも、精神的にも。
「次は、オレがしていい?」
押し倒す…というよりひっくり返す要領で、斗貴子を下にしながらカズキが言う。
「え? ええ…?」
一瞬何が何だか分からなく、斗貴子はバタバタと周りを見渡した。
そして気付く。下に居る。組み伏せられている。年上なのに。お姉さんなのに。
「…ちょ、ちょっと待てェ! 事後承諾は卑怯だぞ!」
怒りよりも羞恥と焦りが濃い赤い顔で、冷や汗をかきながら抗議する。
もっとも組み伏せられているとはいえ、特にカズキには拘束されてはいない。
自動車の下にもぐ込んでいる整備工を想像すると分かりやすい。
四つんばいになっているカズキの下に、斗貴子がすーっと仰向けで滑り込んだような格好だ。
だが、そんな格好でいる自分が檻に閉じ込められたみたいで、斗貴子は少し怖くなってきた。
「だ、だって、オレがこうしなきゃ特訓の仕上げにはならないし…」
いちおう優位に立っている事にも気付かず、カズキはまだ少しおどおどしながら答える。
「そうだが…! その…」
ああこれではあの夜と同じだ。なんでいつもいつも、このコには辟易させられるんだ…
と斗貴子はげんなりとした。
(落ち着け… 危機が迫った時こそ原則に沿うべきなんだ…
私の原則は「攻め」のはずなんだ… 靴下や太ももは概ね好評なんだ…
このしなやかな女豹のような私の本性は「受け」ではないし、そうあってはならないのだ…!)
座っているのなら俯きたくなるくらい真っ赤な顔で、斗貴子は懸命に打開策を考える。
「じゃ、じゃあ、そろそろレス数や行数的にアレだから… 行くよ…斗貴子さん」
と、カズキが断って、手を胸にそーっと近づけている事も気付かずに、殺伐と真剣に考える。
『追い詰められた時』こそ… 冷静に物事に対処し 『チャンス』をものにするのだ…
この津村斗貴子いつだってそうしてきた…… 今まで乗り越えられなかった物事(トラブル)など…
……な、何度だってあるけど… 私は年上なんだここからやり直すことだってってうひゃあ!)
殺人鬼と好青年が4:1で錯綜している思考が、妙な刺激で崩される。
突然(と思うのは斗貴子だけだが)カズキが胸に触れたせいだ。
「こっ、こらぁ…!」
びくっ…!としながら怒る斗貴子だが、カズキは手の動きを止めない。
何故なら、これは訓練の仕上げだからだ。
決して、二人のやりとりを書いてるといつまでも進まないから
ここからやりとりを少し削ってテンポ良く書きたいなぁ、とか思ったわけではない。
一見すると起伏がほとんどないそこは、触ってみると以外すぎるほどふくよかだ。
猫の赤ちゃんを洗うように、優しく手の中でふにふにと揉むたび、カズキの顔は真っ赤になる。
「く…っ」
手の動きは拙いが、それが妙にカズキらしくて斗貴子はくぐもった声を上げてしまう。
「ごめん… 痛かった?」
ばっと手を離してあやまるカズキは、そんな斗貴子の機微がわからない。
「その、キミが続けたいなら、…別にいい」
斗貴子は、首も目線も反らしつつ、ぽつぽつと答える。
そんな赤い顔はどこか、幼い。
もし、まひろだったら
”違うの… ちょっと強すぎただけで、本当は気持ち良かったんだよ… お兄ちゃん…”
とストレートに言うだろう。しかしそれは斗貴子の性格上できない。
「…大丈夫? 本当に痛くない? …ホムンクルスに寄生された時みたいに」
「がっ、我慢なんてしてないし、痛いわけも……ないから…っ 続けなさい…!!」
心配するカズキの声を遮って、睨みながら一生懸命に言う。
睨むといっても、お菓子買ってもらえなくて駄々をこねる子供のような感じだ。
そんな目は見る人によっては可愛らしいのだが、カズキは困った。
困りながらも、やっぱり手を動かすことにした。一番怒られそうにないし、訓練だから。
伸ばした手に、悲しいほどあっさり収まる乳房は
まひろが言ってたようにすべすべしていて、良質のゴムより柔らかい。
その柔らかさをとりあえず、ぐにぐにとつかんだまま回してみる。
ただそれだけの事なのに、カズキは何ともいえない昂揚感に汗をかく。
「ん… んん… ふぁ…」
さざなみのように緩やかに体を走る快感に
斗貴子は、押し殺した声を上げて、眉根をぴくっ…と何度か震わせる。
とくっ…とくっ…とまた速くなった鼓動が気恥ずかしい。
そんなお互いの微妙な感情がなんとなくわかってしまったからか
二人はしばしそのままでいた。無言で、お互いの顔を見ないように。
「…斗貴子さんの胸って… その、すごく柔らかいね…」
熱ぼったい空気に耐えられなったのか、カズキは思ったままを口にする。
「そ、そう…?」
そう言われると、褒められたようで嬉しい。
「ウ、ウン。それに… 小さい頃のまひろの胸みたいで可愛い」
「……やっぱり失礼だぞキミは」
褒めてるつもりなのだろうが、素直に喜べないと斗貴子が困惑していると
カズキ、今度は硬く尖っている乳首に口をつけた。
もし、桜花だったら
”あらあら、赤ちゃんみたいね武藤クン。けどっ…秋水クンより上手よ……!(これはウソ)”
と余裕を持ってあしらって、楽しむだろう。それが年上というものだ。…あるべきなのだッ!
だが、しかし、やはり斗貴子の性格ではできない。言える訳がない。
「……っ!」
と、細い肩を一瞬震わせて、大きな声を上げないようにするのが精一杯だった。
”私だったら叫び声はあげないぞ…”と言った手前、嬌声は上げられない。
そうやって耐えている間にも、カズキは尖りきってしまった薄い桜色の突起に
ちゅっ…ちゅっ…とさえずる雀のような静けさで唇を合わせていくからたまらない。
カズキは、衝動的に及んでいるこの行為が少し後ろめたくて
斗貴子が嫌がったらすぐやめようと思っていたりもしたが、
「その…っ! あ、あまり音は立てないで…!」
と彼女は苦しそうに息を吐きながら言うだけで、判断に困った。
唇を合わすのをやめたら、また睨まれそうだし、本音を言えば名残おしい。
かといって、このまま続けると苦しそうな斗貴子を見るわけで、それは嫌。
「じゃあ…静かにするね」
と答えながら、ふとカズキは色々な問題が解決する方法を思いついた。
斗貴子の左の突起を口に含みながら、ゆっくりと、ちろちろと舌を這わす。
そして、斗貴子の体に覆い被さると、左手を右の膨らみにそえる。
(前、通信空手の資料と間違って送られてきた気功の資料に…)
「気功は、人の手から出る気で痛みやら苦しさやら番長連合のグダグダさやらを治します」
と書かれていたのを頼りに、(オレは気功の達人だ… オレは気功の達人だ…)と
自分に暗示をかけながら左手を動かす。
これならば、多分どの問題も解決だろうと思いながら。
もっとも、斗貴子にとっては逆に問題が増えただけだった。
「ひゃぁあ…っ! …んっ! んうぅぅ…」
一瞬大きめな声を上げてしまって、慌てて口をつぐんだ。
血液も感覚も集中しきっている小さな突起をねぶられて
そのうえ全く無防備だった右の乳房を優しくゆっくりと揉まれては
ぴりぴりと脳髄を焦らしていく甘い刺激に、口をつぐむぐらいしか出来ない。
追い込まれた。
カズキの稲妻のような頭を、ぎゅっ…とすがるように抱きながら、そう思う。
「そ、その… …優しくしなくても……いい」
そう言ったのは、カズキの配慮と、そのせいで追い込まれた皮肉に気付いたからではない。
ただ、(もっと乱暴にして欲しい…)と思ったからだ。
それは、嵐の様に乱雑に扱われ、優しくされない方が気楽だと思ったからか
快楽の渦に飲まれたいと思ったからなのかは、斗貴子にもわからない。
ただ、傷口まで桜色に染めて、ぶるぶると耐えているその顔は、ひどく幼く、そして艶かしい。
「じ、自分をもっと大事にしないと駄目だよ! 斗貴子さん…!」
頭を抱く斗貴子の腕をあっさり解くと、声も上体も跳ね上げながらカズキが言う。
(キ、キミは1970年代の学園ドラマの爽やか教師か! 古いぞ!! 気付いてよ!)
などと思いながらも、古いことを言う真面目な顔が直視できない。
「ちっ 違う…! 訓練だから! 行くんだカズキ、私の屍を踏み越えて…!
それに、その、……下っ………!」
急に刺激が途切れたせいで、逆に疼きだした秘所を鎮めて欲しくなったのだが
口がもにょもにょとなってしまって上手く言えない。
「ゴメン。オレが出しちゃったままだった… すぐ拭くからね」
太ももに出してしまった白濁を、斗貴子が気持ち悪がっていると勘違いして
カズキは枕もとにあるティッシュを取りに行く。
「そ、そうじゃなくて…」
自分からあっさりと離れて、ごそごそとティッシュを取っている大きな背中が恨めしくなった。
自分の言った事も言いたい事も、どうして彼は分かってくれないのだろうか。
そういう所で自分を惹きつけさせて振り回して、そのくせ優しいから、恨めしい。
そんな事を考えている間に、太ももにぬるっ…とした感触が走る。
「ひぃぁ!?」
たまっていたせいで、ひどく粘度のある白濁が拭き取られている。
ただそれだけなのに、ティッシュ越しに触れてくるカズキの手に感じてしまう。
「こらぁっ…! そんなの… そんなのいい…!」
鎌首を慌てて起こし、太もものあたりでせっせと動いているカズキの頭へ訴える。だが
「まだ残ってるから」
と、拭くのはやめて貰えない。
拭かれる度に、白濁でねちゃねちゃと湿ったティッシュが
カズキの熱を帯びた指の感触と一緒に太ももを撫でていく。
せっかく持ち上げた首を、仰け反らしたくなるのを堪えて呼びかける。
「やめっ …なさいっ!」
「もうちょっとだから」
しかしティッシュは止めて貰えない。それはよーく滑る。
よく滑って、撫で回すより感触を残していく。
そんな動きに先ほどと同じように、斗貴子は焦らされて
ぽぅ…っと首筋から細い肩まで桜色に染まる。
染まると、キレイに短く切り揃えられた黒髪と相まって、初々しい色気がある。
その初々しい色気の全てをか細く震わせながら、懇願する。
「や、やめてぇ…」
「これで最後だから」
カズキには焦らしたりするつもりはない。あくまで好意でやっている。
だからこそ始末が悪い。自覚のない悪というのは最悪なのだ。
ほんの少し。
ほんの少し、カズキが顔をずらして舌の一つでも這わしてくれれば
秘所の疼きも収まって、この事態も早く終わるのに。と斗貴子は溜息をついた。
「よし、拭き終わったよ斗貴子さん…」
と、カズキは投げられたフリスビーをキャッチして戻ってきた犬の様にいちいち報告する。
斗貴子はそんなカズキに対して、一つの決意をした。