「お願い、アディリシアさん、今回もアストラルに協力してほしいんだ」
「私と契約するのならば、それ相応の契約料が必要ですわよ」
「社長、今月出せる予算はもう限界ですが……」
「じゃ、じゃあさ、足りない分は体で払うから……ってのはどうかな?」
「……! イ、イツキがそこまで言うのならば、考えてあげないこともありませんわよ!」
「……なんでこんなことになったんだろう」
「イツキ……私、初めてなのでなるべく優しくしてくださいね」
「あのさ、アディリシアさん、やっぱりこんなことはやめたほうが……」
「そんな!酷いですわ!私をその気にさせておきながら、乙女の純情を踏みにじるなんて!」
「(体で払うってのは労働で払うつもりで言ったんだけどなあ……)」