アストラルの応接間、今ここではひとつの戦争が始まっていた。  
「お兄ちゃん社長はわたしのものだもん!さっさと離れなさいよう!」  
片や、巫女装束に身を包み頬を膨らませる少女、葛城みかん。  
「いつきは、ラピスのもの。・・・離れる必要ない。」  
片や、燃えるような赤い髪でツンとすました少女、ラピス。  
そしてその中心に・・・  
「あ、あの・・・僕は別にどちらのモノでもないんだけど・・・」  
「いつきは」「お兄ちゃん社長は」  
「「黙ってて!!」」  
まだ幼いはずの二人から発せられる妙な迫力に当のいつきは押し黙る。  
 
ことの始まりは、ユーダイクスが眼帯の材料を求めて、日本に帰ってきたことからだった。  
「ラピス、お前が本当に役に立つか否か、今のアストラルで確認してもらう必要がある。」  
と言い残し、白いインバネスの巨漢はどこかに行ってしまった。  
・・・こうしてラピスが一時的にアストラルに入ったのだが、信用しているのが、唯一いつきだけということもあり、なかなか離れようとしない。このことが、みかんの気に触れたのだろう。毎回こうしていがみあっていた。  
はじめは、止めにかかっていたアストラルのメンバーも徐々に慣れ、この三人を放っておいていた。  
そのためか今日は、  
「社長一人でも、子供の世話ぐらいできるやろ。」  
との提案で、ほかには誰もいなくなっていた。  
いつきは助け船もないまま、二人に挟まれ、為す術もない。  
 
「ちょ、ちょっと二人とも・・・止めようよ。って・・・あ、みかんちゃん!ラピスちゃんのほっぺたつねっちゃダメでしょ!あぁ、ラピスちゃんもやり返したら・・・」  
いつきはもうすでにパニック状態である。  
「ラピスのほうが・・・役に立てる・・・」  
「何よう!ろくにお兄ちゃん社長を助けたことないくせに〜!」  
「・・・じゃあ、証明するだけ。ラピスはあなたより優秀だってこと」  
・・・というと、今までみかんをつねっていた両手を放し、みかんの両手を払い除け、・・・その身に纏っていた黒いツーピースを脱ぎ始めたのだ。  
これにははじめ、みかんもいつきも唖然とするだけだった。  
黒い衣服とは裏腹に陶磁のような白い肌が徐々に露わになり、小さいが形の整った双丘が姿をみせた。  
つねられたせいなのか、はたまた上気したせいなのか、その頬と耳は真っ赤に染まり、秘部を守る白い布一枚だけの姿になっていた。  
 
「う・・・わ、何してるの!?早く服を着て・・・」  
我に返ったいつきはラピスに服を着せようとして、体の異変に気が付いた。  
「あ・・・れ?なんで動かな・・・」  
「・・・バジリスクの眼の応用、体の自由を奪うのは造作もない・・・一時間ほどで解ける」  
事実、みかんも動く気配がない。  
そんな二人を、ラピスは裸のまま軽々と持ち上げ、ベッドのある治療室に運んだ。  
「みかん、・・・そこでずっと見てて。」  
ラピスは、勝ち誇ったかのように無表情でみかんに告げた。  
いつきの耳には、微かに「お兄ちゃん社長・・・」と聞こえたが、ラピスはすでに次の作業に取り掛かっていた。  
いつきの上の服を脱がす所まではとてもスムーズにことがはこんだ。しかし、いざ、いつきの下半身に取り掛かろうとした時、急にラピスの手付きは初々しいものになっていった。  
まだ少し怯えているかのように・・  
少女の小さく繊細な指は微かに震え、緊迫した表情であった。  
 
ラピスが、思いきりいつきの最後の一枚を脱がした時、いつきの陰茎はまだ勃ってはいなかった。  
それもそうだろう。いつきには、この後起こるであろうことに関して、まったくの無知であった。  
当のラピスははじめは困惑していたが、興味津々にいつきのソレを撫で始めた。  
「・・・これが・・・いつきのおチンチン・・・」  
ラピスの手と指は様々な動きをし、少年の陰部をいじりはじめる。  
「うはぁッ!くっ・・・、ラピスちゃん・・・!」  
いつきは苦悶の表情で為すがままにされている。  
ラピスの動作は、小さかったソレを徐々に膨らませ、遂には、立派な塔のようにしていた。  
ラピスは、いつきのソレを愛しいかのように一撫でした後、  
「いつき・・・」と言ってから、震えながらも小さな舌で、亀頭を一舐めした。  
 
慣れない手付きと舌遣いながらも、確実にいつきに快楽を与えていく。  
左手はいまだに、睾丸をこねくりまわしたり、包皮を上下させたりと、試行錯誤を繰り返している。  
舌で亀頭を中心に舐めるといつきの表情が変わるのを見て、様々な方法で、敏感な部分を責めていた。  
これ自体はラピスも無意識にやり始めたのだろう。ショーツの下に右手を忍ばせ、幼いワレメに沿って指を動かし始めたのだ。  
いつきの表情も重なって段々、快感が加速していく。  
「いつき、気持ちいい?ラピスにされて…っあ、気持ちいい?」  
言葉にあえぎ声が混じってくる。  
「う・・・、ラピスちゃん・・・な、なんか来ちゃう、もうやめ・・・て・・・・・・っはッ!!」  
いつきの鈴口から、白濁した液がラピスの幼い顔立ちに向かって発せられた。少年の人生初の精液は、脈を打つかのように、止まることなく、少女を覆っていく。  
微かな明かりで輝く精液は、少女の赤い髪やまだ幼い顔にまんべんなく降りかかった。  
 
まだ生暖かくきつい雄の匂いのする白液のなか、ラピスは達成感と、幸福感を味わっていた。  
しかし、一度始めた自慰によって、高ぶった感情はまだ収まりがつかない。  
最後の、もうすでにしっとりと濡れた一枚を脱ぎ、  
「・・・ラピス、いつきとひとつになりたい。いつき、じっとしてて・・・」  
というと、まだ未発達の下の口にいつきの陰茎をあてがい、一気に自らの腰を落とした。  
「い・・・痛ぁい!!あにさま!あにさまぁ!!」と泣き叫びながらも、上下運動を止めようとはしない。  
(もうやめないと・・・)といつきが在らん限りの声で制止しようとするが、一つの影がそれを遮る。  
「お・・・お兄ちゃん社長ぉ・・・オマタが・・・オマタがムズムズするよう、切ないよう・・・」  
といいながら裸になり、秘部からは洪水のように愛液を溢れさせたみかんが、いつきの顔にのしかかってきたのだ。  
「!?み・・・みかんちゃ・・・!」  
「止まらないよう!舐めてぇ・・・お兄ちゃん社長ぉ・・・」  
 
みかんの〈神道〉の霊的加護が高いせいだろう、いつきよりもはやく、ラピスの予想よりもはやく体の硬直が解けたのだ。  
無論、いつきはまだ動くことはできず、まだ少し幼児体型の面影のある少女の、ヒクヒクと物欲しそうに動めくワレメと肛門が迫ってくるのをただ見ているしかなかった。  
快楽と痛みで何も考えられないラピスの耳に、みかんの言葉がはいってくる。  
「ラピスの・・・っひゃう!せいなんだからぁ・・・あん!」  
そういいながら、ラピスの硬くピンと伸びた乳首をつまむ。  
「ラピス・・・っはぁん!悪くな、ッひぅ!」  
またこちらも、みかんの小さな赤いつまみを引っ張る。  
「はぅ〜・・・あッ!ラピス!もっと強くひっはってぇ〜!!」  
「うン・・・ハァ・・・ひもひィ!ッあァん・・・みかんもぉ、もっとラピスのこといじめてぇ!!」  
二人の幼女の宴にいつきは、イチモツを与え、みかんの秘部を舐めて腰を浮かせ、息をすることしかできない。「んぷぁ!出る!・・・アレが来る!」  
「お兄ひゃん・・・ひゃちょゥ・・・」  
「いつき!そのまま・・・ラピスの膣内にだしてぇ!!」  
なんの因果か、三人が果てたのはほぼ同時であった。  
 
二人の幼い身体は、お互いに抱きあって痙攣し、恍惚の目で互いを見ていた。  
ここで、いつきも体が動くことに気付き、いまだに精液を絞ろうとうごめくラピスの小さな肉壷から陰茎を引き抜き、甘酸っぱい芳香を放ち、愛液を垂れ流すみかんの尻を顔からどける。  
(・・・はぁー・・・穂波になんて言われるかなぁ・・・)  
などと考え、少しでも早く行動しようとした矢先、何かが割れる音がしてこそばゆい匂いが鼻をくすぐった。  
「まら・・・足りない。いつきィ、・・・ラピスまだ満足してらい。」  
「お兄ちゃん社長ぉ!つぎは・・・わたひの番〜・・・わたひがお兄ひゃんしゃちょーに挿れてもらうのぉ・・・」  
おそるおそる振り返ると、呂律の回っていない少女がいつきを誘っていた。腰を浮かせて小さなお尻を振るみかんに、いつきの体は引っ張られる。「媚薬のひとつ・・・薬をつくるのは・・・得意。」  
割れた試験管をもつラピスに青ざめるいつき、しかし我に返って状況をみれば、みかんの股に自身のイチモツを擦りつけている。  
「お・・・オマメがッ!潰れひゃうよぅ!!」  
膨らんで懸命に自己主張していた少女の陰核が、いつきの動きにあわせて少女に快楽の波を送る。  
「もうラメェ!!は・・・はやくいれてよう!」  
明らかに小さ過ぎる少女のワレメは、難無くいつきのイチモツを呑み込んでいく。  
(き・・・ついッ!でも、もっとメチャクチャにしたい!!)  
「ひゃあっっ!!痛いのに・・・スゴくっあん、気持ちいいのぉ!!・・・ラピスゥ、オマメ舐めてぇ!」  
「みかんもぉ・・・ラピスのアソコに・・はぁッ・・・お仕置きしてぇ!!」  
涙ながらに訴える少女達をみて、少年の動きはさらに加速する。  
 
「ラピスがぁ・・・っひぅ!悪かっ、きゃん!・・・たからぁ、いつきは・・・私達の・・・ぁん、ものォ!!」  
「お兄ちゃん社長わぁ、ひぐぅ・・・二人だけのもの・・・あぅん!なんだからぁ!!」  
いまや、三人全員が性の虜になっていた。  
みかんは、ラピスの中から溢れるいつきの精液を吸いだし、  
ラピスは、みかんに出入りするいつきを下から覗きつつみかんの陰核をなぶり、  
いつきは、少女を征服せんと最奥へと欲望をぶつける。  
果てるタイミングはそれぞれで違えど、二桁を越えてやがて三人は、気を失った。  
 
再び起きたいつきの眼前には、幸せそうに眠る二人と怒りに震えた三人がいて・・・このあとのアストラル内部の乱闘は語らずとも、想像はつくだろう。  
 
Fin  
 

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