魔法戦士リウイ  

一体、どうしてこんなことになってしまったのだろう?  
暗闇の中、赤毛の女戦士―――ジーニはベッドの上で一人頭を抱えた。  
正確にはジーニ一人ではない。その隣には一人の男が寝息を立てている。  
二人用の寝台の半分以上を占領する体格の持ち主であるその男の名前は、リウイ。  
床には乱雑に二人の衣服が脱ぎ散らかされている。当然、今は二人とも裸身である。  
ジーニの体には幾つものキスマークがついている。夕刻までは無かったものだ。  
普段からジーニは露出度の高い服を身にまとっているため、どうしても人目について  
しまうだろう。これは隠しようが無いな、と思うとまた溜息が出てくる。せめてもの救いは  
浅黒い肌をしているため、一見するとそれとはわからないだろうということだ。だが、冒険を  
供にする仲間たちには気づかれてしまうだろう。メリッサにはなんと言おう?ミレルには・・・  
ジーニは尽きることの無い溜息をつきながらもう一度、この夜に自分の身に降りかかった  
災難のことを思い出していた。  

事の始まりはリウイの幼馴染、アイラが持ってきた一つの小瓶だった。  
冒険に出たときに見つけたマジックアイテムを彼女がリウイ達から買い取るのは  
いつもの事なのだが、自分で持ってくるのは珍しい事と言えた。  
「ちょっと頼まれてくれないかしら?もちろん、報酬は出すわよ」  
話を要約するとこうだ。この小瓶は一見するとただの空っぽの小瓶であるが、魔力も感知  
されているからマジックアイテムであることは間違いない。ただ、使い方がわからない。それでも  
調べているうちに、オーファンからそう遠くない場所の遺跡都市の儀式に使われていたことがわかった。  
そこには遺跡と呼べるほどの規模ではないが、当時の建造物もいくつか残っている。そこに行って  
調べてきてほしいと言うことだった。  
「本当なら私も行きたいんだけれど、ギルドの課題がたまってるの。ちょっと手が離せないのよね」  
報酬、という言葉に盗賊のミレルが過剰な反応を見せたが残念、という風に手を振りながら  
「報酬は魅力的だけど、アタシも盗賊ギルドの仕事があるのよ。だから手伝え無いわ」  
「大変申し訳ありませんが、神殿で行事があるのです。準備に2,3日かかりますしその後も  
作業がありますから・・・お手伝いできませんわね」  
神官戦士であるメリッサの返事も似たようなものだった。  

結局、手の空いているジーニとリウイが行く事になった。メリッサは勇者であるリウイについていけない  
事がひどく不本意であるようだったが自分の立場を考えれば仕方の無いことでもあった。  
ミレルも2人での冒険には反対したが、アイラからモンスターの類は出ない事は調査済みであることと、  
オーファンから2日ほどの距離にあることを聞かされ、渋々ながらも承諾した。ジーニは  
「初心者と2人旅とはいささか心もとないが、こいつを鍛える良い機会だと思うことにしよう」  
と相変わらずの口調でリウイのほうを見やり、うなずいた。  
リウイは未だ初心者扱いされることに不満の意を表したが冒険の旅にでることが決まり、すでに  
心が浮き立っているようだった。  
「あんまりうかれるなよ、初心者」  
そう言い残すと旅支度を整えるため、ジーニは自分の寝泊りする小屋に戻っていった。  
そして翌日の朝、二人は出発する。  

ここまで思い出してジーニはまた溜息をついた。あの時、二人で出発せずに仲間がそろうのを  
待っていたら・・・こんなことにはならなかっただろう。  
ジーニはあらためてリウイを見た。シーツに下半身を隠し、上半身は裸のまま眠っている。  
その胸板はとても魔術師のものとは思えない。屈強、という言葉がふさわしい。さっきまで、自分は  
この男に抱かれていた・・・さっき、と思うのは自分の体がまだ疼いているからだ。下腹部に熱が  
残っているのが感じられる。どくん、と心臓がひときわ大きく波打つ音が聞こえたような気がした。  
数瞬の後、ジーニは自分の豊かな胸をそっと両手で触っていた。  
「ん・・・」  
ここにも熱が残っている。顔が熱くなるのがわかる。さっきまでついていた溜息とは明らかに違う  
吐息が口からこぼれる。ジーニはしばらく胸に手を当て、その感触を確かめるようにしていたが  
やがて、片手を体の下の方へとゆっくりと滑らせてゆく。その豊かな乳房から鍛え上げられた腹筋へ。  
その下の、熱を帯びた部分が指先に触れたとき、女戦士の口からか弱いあえぎ声が漏れた。  

「あ・・・」  
彼女の指先は、確実に主の敏感な部分を捉えていた。いつもは大剣を振るうその手で自らの秘所を  
まさぐる。先ほどまでのリウイとの交わりを忘れていないと体が訴える。すでに指先は彼女自身の液体に  
よって濡れそぼっている。私は何をしているんだ・・・?隣にリウイが寝ているんだぞ・・・?自慰などと、  
久しく・・・何故、こんな気持ちに・・・ようやくそこまで考えたときに、快感の波に思考がさらわれる。  
「んあ・・・!あッ、あッ・・・!」  
何とかこの行為から抜け出そうとするのを妨げるように指先はせわしなく動いてジーニに快感を与え続ける。  
まるで他人の指先のように、自らの意思に逆らって、秘所を刺激し続ける。  
上半身を起こしていたジーニは耐え切れなくなってベッドに倒れた。その振動でリウイが目を覚まさないかと  
ひやりとしたが、魔術師は相変わらず寝息を立て続けている。  
「はあッ、はあッ、あああ、くうッ・・・ああッ!」  
先ほどまではこらえていた声が我慢できなくなる。抑えようとするほどに、端からこぼれていく。  
左手で胸を形が変るほど揉みしだき、時折硬く突き出した乳首を指で弄ぶ。  
右手でぴちゃぴちゃと音を立てている秘所をかき回すように愛撫する。  

「ああんッ、アアンッ、うんッ、うんッ、あッ、はッ、くッ・・・!」  
声を抑えることが出来なくなったジーニはうつ伏せになってシーツに顔を押し付け、声を殺そうとした。  
もはや、行為を止めることは出来なくなっていた。次から次に押し寄せる快感の波に、ジーニは身を  
任せるしかなかった。そして、より多くの快感を求めようと、ベッドに膝をつき、下半身を突き出す格好になった。  
「んぐッ、んッんッんッんッ、うんッ、はああん・・・ッ」  
あえぐ間隔が短くなり、絶頂が近いことを知らせていた。その快楽の頂点を目指して、赤毛の女戦士は  
ひたすらに指を動かし、快感を求めた。  
「・・・ぷはッ、アッ、アッアアッ、ハッ、イクッ、イクイクイク・・・ッ!」  
体が小刻みに痙攣を始める。息が苦しくなったジーニは顔をシーツから離し、自らの絶頂を誰に知らせるでもなく  
叫んだ。  
「イクッ・・・・!・・・・・はッ、あああんッ・・・!!」  
ひときわ大きな声を出し、2、3度大きく体を痙攣させるとジーニはそのままベッドに倒れ伏した。  
その快感の大きさを物語るように、しばらくの間、幾つもの小さな痙攣がジーニの体を訪れていった。  

ジーニとリウイは予定通りに2日目の夕刻、遺跡都市に到着した。  
道中は冒険、というには程遠く穏やかな行軍で、リウイは、退屈だ、何かおきないかと愚痴をこぼしてはジーニに  
たしなめられていた。  
人気ない廃墟都市が宵闇に徐々にその姿を隠していく光景は、吟遊詩人であれば切ない旋律にのせて歌い上げ  
たくなるようなものだったが、巨躯の魔法使いと山岳部族の女戦士にはいささかの感銘も与えず、二人は手馴れた  
風で夜営の準備に取り掛かっていった。  
「・・・それにしても一体なんなんだろうな、この瓶は?」  
リウイが干し肉を口に運びながら、自分の膝の上にある小瓶を見やり、半ばジーニに問い掛けるようにつぶやいた。  
「さあな。大きさからすると大がかりな事に使うようなものではないと思うが・・・ともかく日が落ちてるんだ、調査は明日  
からだ」  
ジーニはそう答えると話は終わり、とでも言いたげに黙々と食事をとり続けた。  

「そうだな・・・今日のところはおとなしく寝るとするか。日が昇ったら調査開始と行きますか!」  
「張り切るのは結構だが、足を引っ張るなよ、初心者」  
食事を終えたジーニが冷たい視線でリウイを見ながら、たしなめる、というよりは釘をさすような語気でリウイの気をそぐ。  
「あのな、初心者初心者言うけどな、今回の調査はマジックアイテムがらみなんだぜ?魔法使いである俺がいなきゃ  
なんにも始まらないの、わかってるだろ?」  
いつものジーニの態度に気を悪くしたリウイが反論する。確かにリウイの言う事ももっともである。魔法の反応や効果を  
調べるのは戦士であるジーニには無理な作業である。建物やアイテムの物理的な調査は可能だが、いざという段にはリウイの出番となるだろう。 

「そんなことは言われなくてもわかっている。私が気にしているのはお前がはしゃぎすぎて余計な仕事を増やさないかということだ。これまでの仕事もそうだ。大体いつもお前が騒ぎを大きくしてきたじゃないか。期日内に調査を終えなければメリッサやミレルもやってくることになっている。二人の手を煩わさないためにも無駄なことはやってられないんだ。わかったらさっさと寝ろ。明日の朝一番で調査にかかるぞ」  
「ぐ・・・」  
ジーニにまくしたてられ、二の句を告げなくなったリウイはヘイヘイ、と気の抜けた返事をすると自分の寝床へと向かった。  
廃墟になっているとはいえ、家屋があり、野獣などを警戒して見張りを立てずにすむのは助かることだった。  
宿に決めた建物にリウイが向かうのを見届けたジーニは刀の手入れを始めた。危険は無いとわかっていても自分の武具  
の手入れは日課となっているため、怠るわけにはいかなかった。刃に映る焚き火を見つめながらジーニは短い溜息をついた。  

今しがたの自慰行為の感覚が支配している意識の中で、ジーニは自らに今日何度目かになる問いかけをしていた。何故  
こんなことになったんだ?・・・自慰行為など久しくしていなかった。性の意味を覚えたての頃に興味本位から行ってみた  
ことはあったが、自らを慰めるむなしい感覚が嫌でそれ以来自慰にふけったことは無い。  
なのに、今の行為がジーニにもたらしたものはむなしさや寂しさではなく、圧倒的な快感だった。すぐ隣にリウイが寝ている  
というのに、途中からはその存在も忘れ、快感を得ることに夢中になっていた。私はどうしてしまったんだ・・・?  
ぼんやりとした感覚から早く抜け出そうとするが、うつ伏せたままの体は余韻を味わおうとして気だるく、言うことを聞こうと  
はしない。心地良い・・・  
この感覚に身を任せようかと薄く目を閉じようとしたとき、ジーニの背中に覆い被さるものがあった。  
「!・・・リウイ!?」  
ジーニの体に重なってきたものは巨躯の魔法戦士だった。ジーニも女性としてはかなりの長身だが、リウイの体はさらに  
大きく、完全にジーニの体を隠してしまえそうだった。  

「興奮したよ、ジーニ」  
「ね、寝てたんじゃなかったのか・・・!?」  
突然のリウイの告白にジーニはうろたえた。興奮した、ということは・・・見られていたのか・・・!?自慰行為を見られていた、  
と思うと、かあっ、と顔が赤くなるのが自分でもわかった。そんな・・・!  
「見させてもらったよ。いやー、自分を抑えるのが大変だったけどな。ジーニのオナニーなんて見られるもんじゃないからな。  
ジーニも自分でしたり、するんだな?」  
何が何だかわからなかった。見られていた・・・リウイに自分で慰めるところを見られていた。恥ずかしさと悔しさでうっすらと  
涙さえ出てきた。出来ることなら夢であって欲しい、そうとさえ思った。しかし現実には自分は一糸まとわぬ姿でベッドに  
うつ伏せになり、リウイにのしかかられている。背中にかかる重さが全てを物語っている。  
「寝てたんだけどな・・・隣であんな声出されたら、な」  
リウイはジーニの背中に乗ったままで意地悪く言った。ジーニの羞恥心を煽ろうとしているようだった。  

混乱のあまり、ジーニはリウイを振り払うことも忘れていた。普段は初心者、素人、とこき下ろし、剣を合わせては打ちのめ  
しているリウイに、自分の・・・・・・!そんな思考を中断させるかのような圧力が臀部に感じられた。  
「そういうわけでな、俺、ジーニのそんな姿見せられてもう限界なんだ。このままいかせてもらうぜ」  
言うが早いか、リウイは自らの硬直したモノをジーニの秘部に突き入れていった。  
「!うあっ・・・ああっ!」  
そこは先ほどの自慰行為によって十分すぎるほど潤っており、体格どおりの大きさのリウイのモノも、受け入れられる様に  
なっていた。奥まで一気に貫き、女戦士の感触をゆっくりと味わうようにリウイは腰を使い始めた。  
「うっ・・・はあっ、やめろぉっ・・・うあっ!」  
ジーニは必死に抵抗しようとしたが、リウイの体は重く、まして背中に乗られているので腕で振り払うことも出来ない。さらに、  
既にリウイ自身を受け入れてしまっているため、力も入らなくなっていた。せめてこれ以上の痴態をさらすまいと、あえぎ声を  
かみ殺すのが精一杯だった。  

「うっ、くっ、はあっ、はあっ、うっ、んっ、んっ」  
「なんだよ、声だすの我慢してないか?なら・・・」  
そういうとリウイは重なっていた体を起こしながら、ジーニの腰をつかみ、四つん這いの格好にさせた。  
「あっ、やめろ、こんな格好・・・!離せ、はな、あううっ!」  
強く貫かれ、ジーニはこらえきれず声をあげてしまった。その声を聞いてリウイはさらに深く、打ち込むようにして腰を使い始めた。  
「あうっ、あうっ、ああっ、やめっ、ああっ、あうっ!」  
一突きごとに、ジーニの口から、悦びとも、苦しみともつかない声がもれる。声を出すつもりは無いのだが、こらえきれす体が反応  
してしまう。しかし、次第に快感を含んだ声をあげるようになっていく。  
「だいぶ良くなってきたみたいじゃないか。もっと、声出していいんだぜ?」  
リウイの腰のは既に、強い勢いで打ちつける動きではなく、強弱をつけたものに変っている。ジーニの反応を見ながら、少しずつ  
角度を変え、ジー二の弱い部分を探るように、快感を与えるような動きにシフトしていった。  
「うっ、うんっ、くっ、ああっ、あっ、あああっ、はあッ・・・!」  
その動きの変化にジーニの体も確実な反応を見せ始め、それは喘ぎ声となってリウイに効果が現れていることを知らせている。  
「ああっ、はあっ、あうう、ああん、はああ・・・!」  
もともとジーニは性行為を豊富に経験している方ではない。経験はあるが、その大半は、傭兵として戦場でお互いの命をぶつけ  
合うような、本能的なものだった。性戯にかけてはリウイにかなうはずも無く、女の体を知り尽くしたリウイのテクニックに、声を  
上げまいとする抵抗心も次第に蕩かされていった。  

翌日、調査を始めて見ると、それはかなり困難な作業であることが二人にもわかってきた。  
前日に言い争いにもなったが、実際に魔法の反応を確かめられるのはリウイ一人であり、ジーニは常にリウイの行動待ちに  
なるからだ。小さいとはいえ、街一つ分の広さである。これといった策も無く、手当たり次第に魔法感知の呪文をかけては  
首をひねっている魔法使いに、明らかにジーニはいらだっていた。  
「おい、ずっとこの調子で探す気か?もう少しましな探し方は無いのか」  
しびれを切らしたジーニが問う。  
「そうだな・・・二手に分かれるか?でも結局、最後には俺が調べないといけないからな。このまま続けるのがいいんじゃないのか?」  
「私が言いたいのはもっと効率よく調べられないのかということだ。さっきから見てれば手当たり次第じゃないか。  
調べるにしたってこれだけの広さなんだ、こんなやり方じゃ埒があかないだろう。もっと考えたらどうなんだ」  
ジーニの剣幕に多少たじろいだ様子のリウイだったが、不機嫌そうに言い返す。  

「しょうがないだろう、手がかりも特に無いんだし・・・何も出来なくてあせるのはわかるけど、そうカリカリすんなって」  
「・・・何も出来なくて、だと?お前のやり方がまずくて私に何もさせていないんだろうが!調子に乗るなといったはずだぞ」  
「別に調子に乗ってるわけじゃねえよ。今は俺しか調べられないんだから、仕方ないって言ってんだよ。そのうち見つけるから  
それまで適当に周りの様子でも見といてくれよ」  
「・・・・・・勝手にしろ!だが、時間にも限りがある事を忘れるなよ。あと2日で期限なんだ。それまでにはどうにかしてもらうぞ、  
魔術師」  
いくらリウイをたしなめようとも、現実に自分では魔力を感知できないこともわかっているジーニは、半ばあきらめたようにして近くに  
あった石に腰をかけ、腕を組み目を閉じて、好きにやれ、とでも言いたげにして黙り込んだ。  
リウイも一つ溜息をつくと、手近にあった民家跡に入っていった。こうして初日は何の収穫も得られないまま、二人は眠りについた。  

「はっ、はあっ、あっ、くあっ、あああっ」  
赤毛の女戦士の体がゆれている。鍛え上げられたその肉体は普段には屈強の戦士であることを周囲に知らしめており、  
強さの象徴として誰もが一目置く存在であるが、リウイの目の前で汗を光らせながら快感に打ち震えるその姿は例えようの無い  
美しさとそして、淫靡さを兼ね備えていた。  
四つん這いにされ、獣のように犯され、その悦びを感じ取ってしまったジーニの体は、意識とは裏腹に、今はただ快感に身を任せ、  
久しく味わっていなかった男の味を楽しもうとしていた。  
「くっ、やっ、やめっ、あっ、うあっ、あはあ・・・ッ!」  
(だめだ・・・なんで、なんでこんなに気持ちがいいんだ・・・後ろから、こんな格好・・・リウイに・・・でも、いい・・・だめだ、もう・・・  
気持ちよくって、何も・・・あああッ!)  
リウイは後ろからジーニの両手をつかむと後ろ手にまわして片手で押さえつけ、尻を突き出させるようにした。本来ならジーニの腕力を  
もってすれば振りほどくことも容易なはずだったが、逆らわずにいるところを見ると、行為を受け入れていると思って良さそうだった。  
歴戦の女戦士が自分に屈している。尻を突き出し、喘ぐその姿にリウイの興奮も高まり、一層腰を振る速度も上がっていった。  

「ジーニ・・・良いか?感じてるんだろ?そう、言ってくれよ。いい、ってさ」  
「ひあっ!ああああ、ああッ!あんッ、あんッ、い、いいッ、気持ち良いんだ、リウイ!私、どうにか、ああああ!」  
片手でジー二の両手を押さえつけながら、もう片方の手はジーニの肉芽に触れていた。自慰行為とリウイとの交わりにより、そこは  
充血して肥大しており、すぐに探り当てることが出来た。もっとも敏感な部分に予告も無く触れられて、ジーニはたまらずに官能の  
喜びをリウイに吐露していた。  
「そこッ、ダメッ、ああッ、やめッ、ああ、はあああん・・・ッ!」  
もはや悦びをこらえきれなくなったジーニは、憚ることなく嬌声をあげ、快感をもたらす(もたらされる)行為に没頭していった。  
その変化を見て取ったリウイは手を離し、ジーニを再び犬の姿にさせるとしばらくそのまま膣内の感触を味わい、やがて剛直を抜きさり、  
ベッドに仰向けに寝転んだ。  
ずっと与えられ続けていた快感がなくなり、ジーニは寂しさとも、安堵ともつかぬ気持ちでベッドに倒れ伏したが、その後ろから、  
「さあ、来いよジーニ」  
と呼びかけられ、振り向けばそこには天を仰ぐリウイの剛直が、自らの愛液にまみれててらてらと光っており、霞がかかったような感覚の  
まま、リウイの上にまたがり、その逞しい剣を自らの蜜壷で受け入れようとしていた。  
「そう、自分で入れてくれよ。そのまま・・・」  
言われるがままに、ジーニはリウイ自身に手を添えて秘所にあてがい、体重を利用して自分の中に受け入れていった。  
「あ・・・ああ・・・ああああん・・・ッ・・・!」  
再び受け入れたその快感に声をあげた次の瞬間には、赤毛の女戦士は屈強な魔法使いの上で、激しく腰を使っていた。  

翌日も調査は昨日と同様―――何の成果も得られぬままに時間だけが過ぎていった。あいかわらずリウイとジーニの息は合わず、  
互いを罵る言葉を心中に秘めて二人とも終日無言を貫いた。夜になり、一日が無駄に終わったことがはっきりとするとさすがに疲れた  
様子であったが、それでも夕食をとり終えるとリウイなどは、明日こそは、と息巻いてジーニの神経をさらに逆なでしていた。  
ジーニの方はといえば、もはや付き合う気も失せたといった感じで、振るう機会もない大剣の手入れに余念がない様子だった。  
調査最終日になった。調査に成功した場合には、既にこちらに向かって出発しているメリッサとミレルと近くの村の宿で合流する  
手はずになっており、当日中に戦果が上がらなかった場合には、二人と合流した後、再調査となる。ジーニはこの事が気にかかっていた。  
簡単な調査、ということで引き受けた仕事だが難航している。それも全てあの役立たずの魔法使いのせいなのだが、それを監督  
できなかったのは自分である。この調子ではおそらく今日一日かかっても何も分らないだろう。もはや日は沈みかけてきている。  
メリッサたちの手を煩わせたくはなかったが・・・いや、反目していても仕方があるまい。癪だが、何か手伝って・・・  
と、ここまで考えたところで近くの民家跡からジーニを呼ぶ声が聞こえた。  
何か見つかったか、と背中の大剣を揺らしながらジーニは駆け出した。  
民家跡についてみるとリウイは喜色満面、といった風で興奮してジーニに話しかけた。  

「こっちだ、こっち」  
とリウイが案内したのは民家の奥まった部屋だった。どうやら寝室らしく、窓はない。特に変わったところはない・・・ただ一点、大きめの  
ベッドに真新しいシーツと布団が敷かれていることを除いては。  
何故、こんな廃墟で新しい寝具が・・・?なにか魔法の道具なのか、と考える暇もなくリウイが説明を始めた。  
「いやー、弱い反応だったから見つけるのに苦労したぜ。しかもこんな法則で・・・わかんねえはずだよ。第一、何のために使うのかも  
わかんねえし・・・ま、とりあえずは一段落って所かな。やれやれだ」  
「なにがやれやれだ。今の話じゃ何のことだかさっぱりだ。分るように説明しろ」  
そうジーニが注文をつけると、待ってましたと言わんがばかりにリウイは得意げに説明を始めた。  

要約するとこういうことだ。この小瓶は何かの魔法装置の鍵になっていて、ある一定の法則で動作を行った後にしかるべき場所に  
置いてやれば効果が発動するようになっている。今回難しかったのは、実はこの民家跡の一つの部屋そのものが魔法装置の役目を  
果たしていたということだ。実は他にも魔法反応の出ている建物や部屋はあったのだが、この小瓶と合う波長の部屋が見つからず、  
ようやく探し当てた。法則というのはどうやら床の所定の位置を踏まなければならない、ということらしい。  
「・・・ってとこだ。どうだ?たいしたもんだろ。ま、このリウイ様にかかればざっとこんなもんよ」  
勝ち誇ったようにリウイが胸をそらす。  
「状況は飲み込めたが・・・で、その法則にしたがったとしてだ、結局どういう効果が得られるんだ?」  
不機嫌そうにジーニが言う。  
「それが今いちよく分らないんだ。まあ、試してみればわかるって」  
というが早いか、リウイは複雑なステップをその場で踏み始めた。  

「試してみれば・・・大丈夫なのか?危険は・・・」  
そこまでジーニが言いかけたところでリウイのステップが完成した。瞬間、床、いや、部屋全体が白く輝いて二人を包んだ。  
ジーニの意識がはっきりしているのはそこまでで、気がついたときには、全裸でベッドの上に横たわり、隣には魔術師がいびきを立てて  
眠っていた。状況が理解できないジーニは体を起こし、部屋を見渡した。薄く、部屋全体が光っているようでまったくの暗闇ではない。  
ただ、肌寒さからして外は夜になっているだろう。着衣は剣とともに床に散乱している。髪は乱れ、体中にキスマークがついている。  
一体、どうしてこんなことになってしまったのだろう?  
ジーニはベッドの上で一人頭を抱えた。